舞台『PERSONA3 the Weird Masquerade』第4弾「藍の誓約」 最終章「碧空の彼方へ」の制作発表会をレポート
2017年2月18日、東京・関交協ハーモニックホールで、舞台『PERSONA3 the Weird Masquerade』の第4弾「藍の誓約」最終章「碧空の彼方へ」の上演を記念したイベント、舞台『PERSONA3 the Weird Masquerade~青のホームルーム~』が行われた。
舞台『PERSONA3 the Weird Masquerade』シリーズは、2014年に第1弾「青の覚醒」が上演されてから、同じキャストで第2弾「群青の迷宮」第3弾「蒼鉛の結晶」と続き、多くのファンを獲得してきた。今回のイベントでは、主要キャストである汐見琴音役の阿澄佳奈、岳羽ゆかり役の富田麻帆、伊織順平役の大河元気、山岸風花役の田上真里奈、ジン役の松本祐一、チドリ役のはねゆり、アイギス役のZAQが登場。今まで上演されてきた想い出を振り返りつつ、小粋なトークで会場に集ったファンを楽しませた。本稿では、イベントの内容と、イベント後に行われた制作発表会の様子をレポートする。
イベントの冒頭、汐見朔也役の蒼井翔太からのビデオメッセージが公開された。蒼井は、「久しぶりにみんなと一緒に稽古をするのが楽しみ」と嬉しそうに語りつつ、琴音役の阿澄が「天然」だと、長年一緒に演じてきた共演者らしいトークも炸裂。最後に、「ペルソナ3がどんな結末を迎えるのか。ぜひ見逃さずに、会場に何度でも見に来ていただけると嬉しいです」と、イベントの来場者に向けてメッセージを送った。
蒼井翔太のビデオメッセージの後、これまで上演された舞台『ペルソナ3』で、阿澄たちキャストの皆さんが特に心に残っているシーンを振り返るコーナーへ。ここでは第1弾「青の覚醒」第2弾「群青の迷宮」第3弾「蒼鉛の結晶」の名(迷)シーンを写真で振り返りつつ、そのときの心境などをエピソードを交えつつ語った。
その中で、ZAQが人に抱き着くシーンが初めてだったため、最初はへっぴり腰だったといった裏話も披露。第1弾「青の覚醒」のラストバトルでは、当初1人1人ペルソナを召喚する予定だったが、大河たち出演者の要望で全員が一斉に召喚するシーンに変更になるなど、舞台『ペルソナ3』への強い想いと愛情を感じられるエピソードも飛び出し、会場も大いに盛り上がった。
その後、話題は第4弾「藍の誓約」最終章「碧空の彼方へ」の内容にシフト。第4弾「藍の誓約」はいよいよ順平とチドリの話になるそうだ。原作のゲームをプレイしている人なら、どのようなストーリーになるかある程度は予想できるだろうが、舞台ではどのような結末を迎えるのか、気になるところだ。
また、最終章の女性主人公の一部の回では、荒垣真次郎役の藤田玲が特別出演することが明らかになった。藤田が出演するのは、4月20日(19:00)、21日、23日の3回だけなので、ファンの方は見逃さないようにしよう。
イベントの最後には、出演者同士でインディアンポーカーが行われた。そのルールは、出演者全員にそれぞれNGワードを当人にはわからないように設定し、それを喋った人が負けというもの。相手のNGワードはわかるので、それをどうにかして言わせようと四苦八苦する出演者の姿に、会場は笑いの渦に。そしてイベントは盛況のまま幕を閉じた。
イベント後の制作発表会には、イベントに登壇した阿澄佳奈、富田麻帆、大河元気、田上真里奈、松本祐一、はねゆり、ZAQ以外に、真田明彦役の藤原祐規、天田 乾役(Wキャスト)の坂口湧久と鈴木知憲、タカヤ役の西山丈也が参加。第4弾「藍の誓約」、そして最終章「碧空の彼方へ」へと向けて、以下のように意気込みを語ってくれた。
鈴木知憲コメント
「全力でやらせていただきます。よろしくお願いします」
坂口湧久コメント
「第4弾、最終章と精一杯頑張ります。よろしくお願いします」
ZAQコメント
「第4弾、最終章と、アイギスもいっぱい出番があると思いますので、アイギスと共に一生懸命頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」
はねゆりコメント
「やっとストレガに戻ってこれて、しかもチドリにとってはとても思い入れのある回になるので、ぜひたくさんの人に劇場に足を運んでいただきたいと思います。よろしくお願いします」
西山丈也コメント
「ストレガの最後を3人でやれるということで、散り際にご期待ください。劇場でお待ちしています」
松本祐一コメント
「最後までストレガとして、ジンとして、ペルソナの世界で生きていきたいと思います。最後までよろしくお願いします」
田上真里奈コメント
「同じメンバーで突っ走ってきて、しかも演じる役が同じだということも珍しいですし、その演じる役自体が成長していく過程を演じることも、そうそうない機会ですので、舞台『ペルソナ3』はとても大事に思っている作品です。劇場にお越しいただければ、きっと私たち出演者の熱量がすごいことを感じられると思いますので、ぜひ体感しに来てください。よろしくお願いします」
富田麻帆コメント
「本当にここまで来たんだなという想いと、最後なんだなという寂しい気持ちとどっちもあるんですけど、最後はハンカチでは足りないので、ぜひバスタオルを持って会場まで見に来てくだされば嬉しいなと思います。よろしくお願いします」
藤原祐規コメント
「本日はご来場、誠にありがとうございます。役者は、シリーズものを最後までやる機会はなかなかないと思うのですが、今回そういう機会をいただけたということで、やっぱり第1弾からやっている分、最終章にかける気持ちがドンドン盛り上がってきてますので、原作をプレイした方の感動を超えられるように、みんなで頑張っていこうと思います。ぜひ劇場でご覧ください。ありがとうございます」
大河元気コメント
「2.5次元という舞台に、いろいろ出させていただいているのですが、1作目から最後まで出るのが今回初めてでして、これが初めてかーと思いながら、この作品でよかったとも思いました。誰1人キャストが変わらなかったというのは、とてもすごいことですが、変わらなかったことでできた絆というものを、舞台上できっと見ていただけると思います。最後まで、全力でやりますので、どうぞすごいハードルで期待していただければと思います。よろしくお願いします」
阿澄佳奈コメント
「初舞台で飛び込ませていただいた、この思い入れの強い作品を、このメンバーでラストを迎えることができるのは、本当に幸せだなと思っています。私の全身全霊をかけて臨みたいと思っておりますし、おそらくWキャストの蒼井翔太さんも同じ思いだと思います。ぜひ劇場でご覧いただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします」
(C)ATLUS (C)SEGA / P3 the WM Project 2016
■場所:シアターGロッソ
■演出:キムラ真(ナイスコンプレックス)
■脚本:神楽澤小虎(MAG.net)
■音楽:目黒将司(アトラス)
■出演:汐見朔也:蒼井翔太/汐見琴音:阿澄佳奈
桐条美鶴:田野アサミ、真田明彦:藤原祐規、山岸風花:田上真里奈、
天田 乾(Wキャスト):坂口湧久/鈴木知憲、
■公式サイト:http://www.clie.asia/p3wm/