MARVELの大型展『マーベル展 時代が創造したヒーローの世界』の詳細が解禁　「HISTORY」「HERO」など５つの視点からMARVELを紐解く

『マーベル展 時代が創造したヒーローの世界』の展示構成が明らかになった。また、本展覧会のメインビジュアルも公開された。

『マーベル展 時代が創造したヒーローの世界』は、2017年４月7日（金）～6月25日（日）まで六本木ヒルズ森タワー52階展望台 東京シティビューにて開催される展覧会。数多くのヒーローや作品を生み出してきたMARVELの魅力を、日本初公開となる貴重な資料、衣裳や小道具など約200 点を通して紹介する。

会場は『HISTORY』、『HERO』、『CULTURE』、『CINEMATIC UNIVERSE』、『ART』の5つの視点からMARVEL作品を紐解く構成となる。

①MARVEL × HISTORY（ヒストリー）

「マーベル・コミックス」 #1(1939年)　 © 2017 MARVEL

マーベルの創成期はコミックブック出版のブームが興隆した1930年代に遡る。マーベルの前身であった出版社、タイムリー・コミックスが1939年にアンソロジー・コミック誌『マーベル・コミックス』の第一号を創刊したのが、事実上のマーベルの始まりだ。その後すぐに『キャプテン・アメリカ・コミックス』が誕生し、第二次世界大戦を背景に大変な人気を集める。戦後はスーパーヒーロー・ブームが一時的に低下したものの、コミックの出版は継続。そして、1961年の『ファンタスティック・フォー』を皮切りに、現在活躍するスーパーヒーローたちが続々と生み出された。『HISTORY』の章では、こうしたマーベルの歴史が紹介される。

②MARVEL × HERO（ヒーロー）

キャプテン・アメリカ コンセプトアート © 2017 MARVEL

「アメイジング・スパイダーマン」#65(1968年) 原画 © 2017 MARVEL

アイアンマン　アーマー © 2017 MARVEL

『HERO』の章では、スーパーヒーローたちの戦う姿と日常の姿を、彼らがおもに活躍する三つのフィールドから紹介する。まずは「コズミック＆ミスティック」。コミックならではのSFやファンタジーの要素を含んだ壮大な世界観の中で活躍するヒーローたちが登場する。そして「グローバル」では、地球を守るために国際的に活躍するヒーローたちがラインナップされる。最後に「ローカル」で、街の住民たちを守るヒーローたちを展覧する。特技を活かしながら活躍するヒーローたちの姿を堪能することができる。

③MARVEL × CULTURE（カルチャー）

マーベルのキャラクターたちとストーリーは、コミックにとどまらず、あらゆるジャンルに浸透している。ここでは、バリエーション豊かなジャンルへの展開の中でマーベルがつくりだしてきた世界、そして、マーベルが他のカルチャーに与えた影響を紹介する。また、日本とマーベルとの関係の中で生まれた作品なども展示される。

④MARVEL x CINEMATIC UNIVERSE（シネマティック・ユニバース）

マーベル・スタジオ ロゴ © 2017 MARVEL

75年以上の歴史のなかでマーベルが心がけてきたのは、常に時代を反映し、身近な光景の中で繰り広げられる現実味のあるドラマを描くことだったという。現代においても、その原則は変わらない。テクノロジー、世界情勢、人々の考え方……目まぐるしく変わっていく現代という時代を反映して、ヒーローたちはどのように変わっていったのか？　そして同時に、変わらぬ信条をどのように保ったのか？　ここでは、そんなマーベルのヒーローたちの現代における姿を、近年多くの映画作品を制作しているマーベル・スタジオによるマーベル・シネマティック・ユニバースという世界観を通じて紹介する。

⑤MARVEL × ART（アート）

「アメイジング・スパイダーマン： リニュー・ユア・バウズ」 #4（2015年） マンガ・バリアント・カバー・アート © 2017 MARVEL

「キャプテン・アメリカ」 #22（2014年） 75周年カバー・アート © 2017 MARVEL

マーベルでは大勢の優れた才能を持つアーティストたちが作品を手がけている。いつの時代も、日本で“アメコミ風”と呼ばれるようなデザインだけではなく、革新的な表現スタイルが編み出されてきた。このセクションでは、有名アーティストたちによる作品を始め、日本の漫画家・イラストレーターたちの手によるマーベルのアートを紹介する。

※掲載画像と実際の展示品は異なる場合があります。