渋谷が騒然『モンストナイト』で垣間見た“新しいゲームの楽しみかた”

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撮影：前川俊幸

2017年3月19日（日）、渋谷にあるライブ&サウンド・スペース『SOUND MUSEUM VISION』は昼から入場を待つ長蛇の列が出来ていた。この日人気スマホゲーム『モンスターストライク』のリアルイベント『モンストナイト』が開催されたのだが、それは今までと少し違う新しいゲームの楽しみ方を垣間見れる、新機軸のイベントだった。

撮影：前川俊幸

『モンストナイト』は、お酒片手にモンストや音楽を楽しもうという趣旨で開催された、大人のためのリアルイベント。第1回目の今回は、来場者が600人を超え、『SOUND MUSEUM VISION』は立錐の余地もない混雑ぶりとなった。

撮影：前川俊幸

イベント会場のメインエリアでは、スペシャルゲストを含む出演者がDJとしてフロアを盛り上げ、他のエリアではパーティー仕様のガチャリドラやグッズ販売ブースが設置。バーエリアではオリジナルドリンクを楽しみながらマルチプレイを楽しめるという、どこを切り取ってもモンスターストライク一色の空間。

撮影：前川俊幸

さなぱっちょ＆りえっくす撮影：前川俊幸

メインエリアで最初に登場したのは、”XFLAGの中の人”「さなぱっちょ&りえっくす」。映画『君の名は。』主題歌の大ヒット曲「前前前世」からドロップされた曲たちはそれまで会場の雰囲気に飲まれ気味だった観客のスイッチを一斉に入れる。fear and loathing in las vegasの「Chase the Light」、Dragon Ash「Fantasista」を次々に繰り出す。「チョコレイト・ディスコ」を流しながら回したガチャではレアキャラのベルゼブブを引き「獣神化はよ！」と叫んで会場を沸かせる。

撮影：前川俊幸

ＤＪやついいちろう（エレキコミック）撮影：前川俊幸

ROCKETMAN（ふかわりょう）撮影：前川俊幸

続いて登場したお笑い芸人の「ＤＪやついいちろう（エレキコミック）」はブラックビスケッツの「タイミング」やPUFFYの「渚にまつわるエトセトラ」などのJPOPでフロアは大興奮とシンガロングの渦。続いて登場した「ROCKETMAN（ふかわりょう）」は転じてThe Chainsmokers「#Selfie」からニッキー・ミナージュの大ヒット曲「Starships」と繋ぐなど、本格的なDJプレイを披露。キャッチーなJPOPからメジャーなクラブサウンドへの流れは全方向に音楽を楽しめる素晴らしいチョイスだったと思う。

撮影：前川俊幸

間で行われた「モンストミートアップ」のコーナーでは、入場者に配られた番号を使い、その場でチームを結成、マルチクエスト「黄金のファンタズマ」にタイムアタックで挑戦するなど行われた。やはりモンストリアルイベントに参加するユーザー達。素晴らしい手際でクエストをクリアしていく。

撮影：前川俊幸

「ベイビーかわけのあれやって！」ではXFLAGチームと一緒に覇王の塔29階に挑戦。河童を使って1億5000万ダメージを狙う企画は二回の失敗を超えて無事成功。成功の瞬間は本日一の盛り上がりを見せた。この興奮を見ながら、『モンストナイト』の特異性を感じていた。

EDMなどの音楽で盛り上がり、手を上げて踊る姿は渋谷や六本木のクラブイベントを彷彿とさせるものだ、しかしその手に握られたスマホはすべからくモンストが起動されている。バーで飲んでいる時もみんなが楽しげにモンストをプレイし、そこかしこでTwitterをフォローし合い、モンスト上でフレンドになっていた。

撮影：前川俊幸

ゲームが繋ぐ新しい交流の形がそこにある気がした。インナーに一人で楽しむだけのゲームではなく、コミュニケーションツールとしてのゲームを推進するようなこのイベント。きっとDJプレイを見たことない人も今日は楽しく音楽を楽しみ、踊り、お酒を味わいながら新たな出会いを得る。それを全て繋いでいるのがゲーム。なんだかとても痛快ではないか。有名youtuberやXFLAGの人たちも笑顔。ハッピーな空間がそこにはあった。

撮影：前川俊幸

DJのトリとして登場したのはモンストのキャラクター「ジョン万次郎」と「セクシーローラー」をモチーフとした「DJ MANJIRO with CYBERJAPAN DANCERS」。モンスト楽曲のREMIXを混ぜ込みながらゴリゴリのクラブサウンドを展開するMANJIROと、官能的にダンスを披露するCYBERJAPAN DANCERS。