<AnimeJapan 2017>一年ぶりの『ポッピンQ』ステージで感じた「卒業とこれからの世界」

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左から田上真里奈・小澤亜李・瀬戸麻沙美・種﨑敦美・本渡楓

左から田上真里奈・小澤亜李・瀬戸麻沙美・種﨑敦美・本渡楓

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『AnimeJapan』にポッピンQが帰ってきた。昨年2016年開催時に本格始動を発表した、東映アニメーション60周年記念作品『ポッピンQ』。1年ぶりの『AnimeJapan』となる今回は26日のオープンステージでトークイベントを開催した。

MCに大道あさひ役の小澤亜李、本作のプロデューサー金丸裕を迎え、恒例の「ポッピーン!」という掛け声とともに、会場には小湊伊純役の瀬戸麻沙美、友立小夏役の種﨑敦美、ポコン役の田上真里奈、ダレン役の本渡楓が登場。自己紹介時には種﨑、本渡が「we are always Telepathy!」と二人声を揃え、同位体として息の合っている一面を披露した。

スクリーンには今までの『ポッピンQ』の軌跡を振り返る思い出写真を投影。1年前のAnimeJapanのグリーンステージでのヒロインのキャスト5人の発表から、徳島で昨年5月に行われた“マチ★アソビ”。の写真。金丸Pとゲームライターのマフィア梶田とのYouTube動画番組や、RAB(リアルアキバボーイズ)との“勇気のダンス”コラボ、サンリオピューロランドなどの思い出を語っていった。

"卒業”がテーマとなっている本作、イベントステージでこれまでの写真を見ながら思い出を語るという趣向はなかなか珍しいものながら、まさに"卒業式後にみんなで行くファミレス”のような雰囲気を感じた。演者たちもそれぞれに他の仕事を抱えているのに、まるで昨日のことのように『ポッピンQ』の事を語っていく。

6月2日に発売されるBD/DVD発売にあたっての特別映像公開され、キャスト陣も「泣きそう……もう一度見たい!」とコメント。会場からも温かい拍手が送られる。

昨年12月23日より公開され、既に一般公開は終了しているのだが、今でも企画上映なども行われるなど根強い人気をもつ『ポッピンQ』。きっと見た人が通過して忘れかかっている「青春の悩み、別れと出会い」を、監督である宮原直樹が持つポップネスな描き方で表現した事により「刺さる」作品になっているのだろう。

アプリゲーム『ポッピンQ Dance for Quintet!』では同位体対決ということで、ペアで総合スコアを争う対決形式。応援上映を思い出し、会場の観客からは手拍子や掛け声もかかる。アプリを実際ダウンロードしたという瀬戸と、3日前から練習していたという田上はかなりの高得点を叩き出し、機械が苦手だという種﨑と本渡に勝利。負けて二人はリズム感を身に着けよう!ということで即興ダンスを披露。想像以上に息の合ったダンスに観客からは歓声が巻き起こった。

最後に金丸Pからは、新たな施策として映画の前日譚を描いたコミカライズ『ポッピンQ reverse』を手がけた山珠彩貴が、映画を手がけた宮原直樹監督の構想を取り入れたショートマンガの制作を予定しているとの発表もあった。映画は映画で完結した一つの作品、と宮原が語った『ポッピンQ』の世界は未だひろがりを見せている。

劇中でも語られた「卒業は新しいスタート」を体現する『ポッピンQ』は、まだ終わらない。

レポート・文:加東岳史

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