『ポッピンQ』特別インタビュー連載 「GO TO POP IN Q」vol.6 キャラクター原案黒星紅白氏 「何を描いていてもモチベーションは続く」

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 ©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016

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東映アニメーション60周年記念作品と銘打たれた、オリジナル劇場アニメーション『ポッピンQ』。中学三年生の卒業式、ダンス、異世界などワードは散りばめられていたこの作品、上映から一月が過ぎもうご覧になった人も多いかと思うが、僕はこれは恐ろしく繊細な作品だと思った。一見すると東映アニメらしい娯楽アニメ。だがそこに内包されているのは出会いと別れと、思春期のどうにもならない葛藤と衝動だった。この作品を作った人たちに会ってみたい。そして「何故この仕事についたのか」から作品を紐解いてみたい。そう思い、動かしだした対談インタビュー連載。第六弾は、本作のキャラクター原案の黒星紅白氏。金丸プロデューサーのPCからSkypeを繋いでのインタビューとなった。金丸Pも途中で参戦して頂いたスペシャル版となっている。

この連載から少しでも『ポッピンQ』という作品が見えれば……。 さあ、「POP IN Q」を始めよう。

SPICEアニメ/ゲーム編集長 加東岳史

 

――今回のインタビューはキャラクター原案の黒星紅白さんです。よろしくお願いします。

よろしくお願いいたします。

――まずはなぜ絵を描きだしたかっていうところからお聞きしたいんですが、今イラストレーターとして活躍されていますが、絵を描き始めた原体験はなんだったんでしょうか?

うーん、物心ついた頃から絵は描いてましたね。

――やっぱりアニメやマンガの模写をしたりとか、そういうところから始めたんですか?

いや、最初の頃は父親が絵を描く人だったんですよ。

――そうなんですね!

趣味で描いてて、でっかい油絵とか描くような人で。それを見てて、「じゃあ僕も描こう」って言う感じで描き始めたのがきっかけですね。

――お父様からなんですね。商業的イラストを描かれるきっかけみたいなところってあるんですか?

きっかけは、大学時代に。それまでは本当に趣味で描いてきたんですけれど、大学時代に同人誌に誘われたんですよね。それをやり始めて、何ていうんですか、絵を描いてお金がもらえるみたいな感覚がすごいぞと思ったんです。それで同人をやってるうちにwebサイトで、昔なのでホームページですけれども、それを開いて活動していたら、ピュアガールっていう雑誌があって、最初の方のページにイラストレーターの描くグラビアみたいなのがあるんですよ。それを描かないかってメールで連絡いただいて、そこで初めて仕事を貰ったって感じですね。

――じゃあ、アニメとかマンガのイラストをずーっと描いて同人にって言うよりは、「同人描いてみない?」みたいな誘いがあってというところなんですね。

そうですね、はい。

©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016

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――ちなみにモチーフの作品は何だったとかお聞きしていいですか?

そのころは対戦格闘ゲーム全盛期で、カプコンさんだったりSNKさんだったり、最初は『サムライスピリッツ』系の同人誌を描いていましたね。

――同人誌って自分で販売するじゃないですか。でもそこから商業的に依頼を受けて絵を描くっていう風になって、心持ちが変わったところとかあるんですか? 

最初の頃は「自由に描いてください」っていうのが多かったんで、「やったー!」って言って自由に描いていましたけど、描くものに対するオーダーが来てからは確かに苦労しましたね。「そんな絵描けないよ」っていうのが物凄く多かったんで(笑)。

――黒星さんでいうと『キノの旅』だったり、『サモンナイトシリーズ』とかが有名です。僕の周りも『キノの旅』で黒星さんを知ったっていう人が凄い多いんですけれど。その辺のお話もお伺いできればと思うんですが、これもオーダーが来てって言う感じなんですかね?

そうですね、『キノの旅』でオーダーがボンって来るんですけど、「そんなのは描けません」って言うふうになってたんですよね。だから実は最初の頃ってベタを多用してるんですよ。描けない部分は黒で塗っちゃえって。バーンって塗って、それで『キノの旅』のモノクロイラストが出来上がってます(笑)。

――それであのテイストになってたんですね! 

描けないもん!って(笑)。

――あれってやっぱり細かい指定が来るんですか? こういう絵で、みたいな。

そうですね、本当に始めた頃なんで、バイクも描けないし、エルメスも描けない、銃もよく分かんないって。一応資料も集めるんですけれど、今みたいにネットでポンポン資料が集まる時代じゃなかったんで、自分で本買いに行って。ちょっとしか載ってない資料の本をいっぱい買ってきて、見ながら描くみたいな感じだったので。それだと分かんない部分が多すぎるんですよね。だからもうベタで潰しちゃえ、それであんな感じになりました。後はマイク・ミニョーラっていうアメコミの、『ヘルボーイ』とかを描いている作家さんが居るんですけど、あれがあの頃僕らの周りで流行っていて、僕絵が下手だったもんで、「これなら描けるだろ」って思ってたんですね。全然技術力足りてないんですけど(笑)、そのころは「よし、ベタで塗ればなんとかなるんだ」ってちょっと思っちゃってたんですよね。

――当時、トッド・マクファーレン(カナダの漫画家・『スポーン』の作者)とかマイク・ミニョーラとか流行ってた時期ありますよね。

無茶苦茶流行ってましたね。

――そんな思いがあって描いてたんだと思うと、変な話僕ちょっと嬉しいですね。

下手くそだから、自分の技量がわかってなかった(笑)。

――でもいまは色んな作品をやられていて、絵を描くことに対するモチベーションだったり、意識って変わってきた部分ってありますか?

モチベーションや意識……昔とあまり変わってないんですよ。昔から、本当に下手くそな頃から、自分が下手くそって分かってるんですけど、なんか自分の絵がすごい好きだったんですよね。それだから、あまりモチベーションに左右されないんですよね。

――どうしても、好きなものが描けなくなってくる人もいらっしゃるじゃないですか。

僕はもうなんか、描いてるとだんだん好きになってきちゃうんで、モチベーション続きますね、何を描いていても。

©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016

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――改めて『ポッピンQ』の話になってくるんですが、元々のきっかけというか、キャラクターデザインを担当することになった話を聞かせていただければ。

最初は金丸プロデューサーと宮原監督が、僕がプリキュアの二次創作をよく描いてたんですけれど、それを見て声をかけてくださったみたいな感じですね。

――そうなんですね。

金丸:宮原監督が「この人の絵良いんだよ!」って「俺知ってますよ、黒星さんでしょ」って言ったら、「知ってるの? 会わせて!」って。「ごめんなさい、そういう知ってるじゃなくて、知らないです」って。

――見てはいますって言う。

金丸:「大好きなんですよ!」「それだけ?」って言われて(笑)。そこから直接会いにいける場をちょっと探して、で、宮原監督と二人で会いに行ったんですよ。

そうですね。

――今回、各プロデューサー、監督にお話を伺っているんですが、松井プロデューサーも「宮原直樹が監督で、黒星紅白のイラストがあったから、もうそれでやるしか無いと思って動かした」という、強烈な惚れ込みっぷりを感じまして。

恐ろしいですね(笑)。

©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016

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――最初のオーダーってどういう感じだったんですか? 中学生の女の子みたいな?

そうですね、監督からラフなキャラの表を頂いて、「イメージ的にはこんな感じですけど、このラフは一度忘れて、黒星さんの自由に描いてください」みたいなオーダーでしたね。で実際描いてみて、どうなんだろう? ちょっと分からなかったので、最初にすごいラフを描いて渡して、でここから方向性を決めてもらおうかなって言うふうに出したのが、「これでOKです」って言われちゃって。どうしようって(笑)。

――あんまりリテイクは無かったんですね。

細かいパーツをちょっと変更みたいなのはあったんですけど、全体的なデザインの変更は無かったです。

――今回メインの女の子として5キャラいるんですけれど、それぞれにこだわった点だったりを伺えればと思うんですが。

そうですね、伊純ちゃんはまあ、早く走らないといけないので、スカートはちょっと無理だろうと言うことで、こんな感じの短パンっていうか、かぼちゃパンツみたいになってるんですけれど。走るんだったらなびくものあればいい感じに見えるのかなあと思ってマフラーを。全体的にちょっとスポーティな感じかな。

――立ち絵もスカートめっちゃ短いですもんね、伊純ちゃん。

小夏ちゃんは楽器というか音楽をやる子なんで、ちょっとイメージは変わっちゃうんですけれどマーチングバンドみたいなイメージの服にしてます。あと髪の毛を結んでいる形が、ト音記号みたいになっていて、若干無理はあるんですけど、ト音記号のイメージなんです。

――なるほど、そして僕の一推しのあさひちゃんです。

あさひちゃんは武道を、柔道と合気道なんで、ちょっと和風のイメージで、巫女さんみたいなアレがありつつ、可愛いもの好きな彼女なので、ちょっとスカートを短くして可愛くっていう。大和撫子を清く正しく可愛く、みたいなイメージで描いてます。

©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016

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――蒼ちゃんは?

蒼ちゃんは学者のイメージですね。最初は学者の帽子かぶってたんですけど、なんかダメっていわれて、変えましょうって言われて。なんで変えましょうって言われたか忘れちゃいました。

金丸:最初生き物だったんですよね、帽子が。

生き物にも一回なりましたね。

金丸:生き物もやめて、その後フォルム的なところでもう少しちっちゃくしたいっていう話があって。でちょっと修正していただいたかな。

――そういう意味では一番リテイクのかかったキャラなのかもしれないですね。

いやでも、それも頭だけ、帽子だけなので、殆ど変わってないです。

――最後に今回のキーパーソンでもある沙紀ちゃん。

沙紀ちゃんはダンス、舞うというイメージで、バレエダンサーのイメージを。

――チュチュみたいな。

そんな感じで。まあ、空も飛ぶので、羽のイメージも背中にありつつって言う感じですね。

――沙紀ちゃんも伊純もピョン毛が可愛いですよね。特に沙紀ちゃんはミョンってしてる毛がすごい可愛いなと。

沙紀ちゃんに関してはある意図があってこのぴょん毛をいれてます、説明するとネタバレになっちゃうから言いませんが(笑)。

©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016

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――今回デザイン含めて色々描かれてると思いますが、端的にやってみていかがでした?

めちゃくちゃ楽しかったです。元々僕は東映アニメーションの作品が大好きで、二次創作もしていた人なので、ものすごい楽しかったですね。プレッシャーでもありましたけど。

――どうしても今回、東映アニメーション60周年記念作品、5人の女の子だし宮原監督だしっていうところで、プリキュアを避けては通れないのではないかというのがあるんですが、プリキュアお好きなんですよね?

まあ大好きですね!

――そことは全く違うラインですが、同じ東映アニメのヒロインたちっていうところで、意識した部分っていうのはあるんですか?

プリキュアにはならないように、っていうのは言われてましたんで、そうならないように。後は変身してもダンス衣装っていうくくりでデザインするって言うことで、それでプリキュアにならないんじゃないかと思って描いてはいたんですけれど、だいぶプリキュアになってる子もいるなあって言う気もします。

――今回の作品、「THE東映アニメーション」って言う感じの作りになってるじゃないですか、作風としては。で、これは金丸さんに延々言い続けてるんですが、「ポッピンQは純文学だ」と僕の中の理論がありまして。初号の試写を見させていただいて、見終わった後に、面白かったと思うのと同じくらいの速さで、「俺あのころ何やってたっだろう」みたいな棘がチクチクと刺さったんですね。

刺さりますね、青春そのものですからね、あの世界観って。

――それってプリキュアよりもちょっと大人の空気感だったりするじゃないですか。黒星さんがお描きになられたメインビジュアル、ちょっと物憂げな女の子の雰囲気が本当に僕は素晴らしいと思っていて。

ありがとうございます。

――こんなにこの作品を体現する絵ある?と思ったんです。

あれはでも、金丸さんに何度かリテイクを頂いて、やっと出来上がったんですよ。

金丸:そうなんですよ、すみません。

――これ素晴らしいなと思っていて、日暮れなのか夕暮れなのか、決して明るい感じではなくて。向こうは明るいんですけど、手前は暗いみたいな。

朝焼けか夕焼けか、どちらとも言えない感じで描いているですよね。見た人が判断して、みたいな。いっつも僕がやるパターンですね(笑)。

――そういうこと言っちゃうんですね(笑)。

もう言っちゃって大丈夫です。

――新しいビジュアルと、二枚セットで見ると作品が伝わってくるなというか。

それはなんか、金丸さんが対で描いてもらえますかみたいな。

金丸:そうですね。表と裏じゃないですけれど、一対にしたいなと思って。

という事で並べてみました。 ©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016

という事で並べてみました。 ©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016

――色々題目がついてきちゃっているじゃないですか。東映アニメーション60周年ですとか、オリジナルアニメーションをやりますとか、そういうののキャラクターデザインて僕は物凄くプレッシャーなんじゃないかなと思ってたんですが、楽しいが先に立っていた感じですかね。

楽しかったです。その頃は60周年じゃなかったので。

――後から付いてきたんですね。

金丸:そうです、まだまだ先でした、キャラのとき。

後から上映館数が物凄く増えたとか情報が入って来たんで。5年前くらいからやってたんですよね。

――僕が金丸さんに最初にこの企画を聞いたのも、1年半くらい前ですね。『プロジェクトPQ』のころだったので。

だいぶ昔からやってたんで、3年くらい経ってから、「この企画は本当に大丈夫なのかな?」ってちょっと思いながら描いてたんで(笑)。そんなにプレッシャーが無かったんですよ。

――後から付いてきた感じがすごいですね。

金丸:長かったですよね。

長すぎて不安が……。

――逆に考えると伊純ちゃんたちをもう5年くらい描いてるってことなんですよね。

そうです。だから昔の一番最初に描いた設定画の伊純が僕もう描けないんですよね。絵柄がちょっとずつ変わっちゃうので。

――5年経つと絵柄変わりますよね……。そうか、そういうことか。

今は一生懸命昔の絵を見ながら描いてますね。

――変な話、5年間の中で黒星さんはもちろん別の仕事もたくさんやられていると思うんですけれど、『ポッピンQ』に触れた最初から、いよいよ人の前に出てくるぞって言うこの瞬間までの5年間って、プライベートも含めていかがでしたか? 変化とかありましたか?

変化は何かあったかな?いつもどおり、あんまり変わってはいないですね。それなりにいつもコンスタントに仕事がある感じで。

©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016

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――そして、これも皆さんに聞いているんですけれど、今回のテーマは青春、卒業、出会いと別れ、思春期とかあると思うんですけど、多感な時期って僕らもあるじゃないですか、15歳、中学を卒業するくらいのころの自分に何かメッセージ今送ろうとするなら何かありますかっていうのを皆さんにお聞きしているんですよ。

メッセージ……。僕、中学時代って暗黒中学だったんです。これ話すとものすごい長くなっちゃうんですけど。うちの中学ってなんか不良グループが牛耳っちゃってるスクールウォーズみたいな中学校だったんですよ。先生も不良には手出しできず、不良が好き勝手やってるところで、僕らはとにかく卒業したくてしょうがなかったんですよね。不良と同じ高校行きたくないからものすごい勉強して、ちょっと上の高校行くみたいな。僕バカだったんですけど、中学校の頃だけはものすごい勉強したんですよね。

――環境が辛かったんですね、それは。

ひどかったんですよ。不良たちに殴られたりして、先生が2~3人辞めちゃうみたいな。暗黒。先生も病んでる人がものすごく多くて、授業中にピンポン玉取り出して、壁に投げつけて、30分それをやって授業が終わっちゃうみたいな。

――ヤバイですねそれは……。

だから僕の中学校の記憶ってそんなのばっかりなんで、青春がなかったんですよ。だからあの頃の僕に何か言うとすると「もうちょっとで」……卒業してからは何にもなかったですけど、卒業してからあまりに生活が平和すぎて、僕何もしなくなっちゃったんですよ。「平和って素晴らしい」と。だからその時に、もうちょっとなんかしとけば良かったんじゃないかなと思うんで、「高校をもうちょっと楽しんでもいいんじゃないかな」ってメッセージを。

――怠惰のような平和は人をダメにするってことですね。

そうですね。むしろ中学校の頃のほうが頑張ってた。

――ちょうどその端境めのお話なんで、『ポッピンQ』は。それこそ沙紀ちゃんは暗黒に突入しているタイミングで始まっている映画。なんか5人の思惑はそれぞれ違うけど、なんとなくタイムリミットは来るんだよみたいなところが僕は作品としてグッと来たんですよね。

タイムリミット、そうですね。

――今のお話を伺うと、この中でいうと蒼ちゃんに近いのかな、早く卒業したいというか、次に行きたいと思ってるところ。

まあそうですね……どうだろう。誰とも近くないのかな?

――でもこの質問を皆さんにしていて、一番胸にジンとしたのは眼の前にいる金丸さんので、「そんなに悪くないよ」って言いたいですっていうのが一番ジンとしたんですね。

金丸:あはは、僕は本当に未来に希望がなかったですからね。当時の中学校の時、「このまま大人になって、嫌なことしか無かったらどうしよう」みたいな。

――そういう人が作っている作品が、なんとなく未来を感じられるっていうのに僕は感動したんですけれど。

金丸:やっぱ宮原監督はすごいですね。

そうですね。

©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016

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――今イラストを描いていらしゃって、アニメーションだったり、日本のマンガ、コミック、アニメ、ゲームっていうサブカルチャーが世界的にも結構評判になっているじゃないですか。この状況の中で、『ポッピンQ』からいままで5年間お仕事されてて、これからの5年間というところで、自分を取り巻くアニメーションだったりコミックだったり、サブカルチャー創作の環境ってどういうふうに変わっていくのかなっていうイメージはありますか?

僕そんなこと一切考えたことないですね!どうなっていくんでしょうね……?今でも充分に多様化してますよね。色んなジャンルの作品もあるし。

――こういう風なものをやっていきたいとかいう夢とかあるんですか?

そうだなぁ……なんかVR的のはちょっとやりたいと思いますが、『ポッピンQ』ですでにやっちゃってるんですよね。やっちゃいましたね。

金丸:もっと進化しますよ?

じゃあ脳に直接刺すやつで。『ソードアート・オンライン』的な。

――ダイレクトに体験できるようになってくるというのはあるかもしれないですね、今後。

そういう体験もしてみたいし、何か関わって行けたらいいなとは思いますね!

インタビュー後記
『ポッピンQ』がまだ「Project PQ」と言われていた企画段階の時、見せてもらったのは黒星さんのキャライメージでした。そこに描かれたキャラクターたちの息遣いと、それを動かす宮原監督の絵コンテに心を奪われたのを今も覚えています。黒星さんは凄くニュートラルで、創作活動に対するモチベーションがナチュラルに高い人なんだなぁ、とお話して思いました。それは今回の金丸Pのような「この人と組みたい!」と言わせる絵が持つ“チカラが”あるからだと思います。マイペースに続けていたこの連載も次回が最終回。最後は改めて金丸裕プロデューサーと、宮原直樹監督に「ポッピンQをやってみて、どうでしたか?」というのを直撃でお聞きしたいと思います。お楽しみに。

 

 

作品情報
ポッピンQ
©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016

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2016年12月23日(金・祝)より全国公開中
監督:宮原 直樹 
キャラクター原案:黒星 紅白
企画・プロデュース:松井俊之/プロデューサー:金丸裕/原作:東堂 いづみ 
脚本:荒井 修子/キャラクターデザイン・総作画監督:浦上 貴之 
CGディレクター:中沢大樹/色彩設計:永井留美子/美術設定:坂本 信人/美術監督:大西 穣/撮影監督:中村俊介/編集:瀧田隆一
音楽:水谷 広実( Team-MAX )、片山 修志( Team-MAX )
主題歌:「FANTASY」 Questy(avex trax)
アニメーション制作:東映アニメーション 
配給:東映 
製作: 「ポッピンQ」Partners 

 【キャスト】
瀬戸麻沙美、井澤詩織、種﨑敦美、小澤亜李、黒沢ともよ 
田上真里奈、石原夏織、本渡 楓、M・A・O、新井里美 
石塚運昇、山崎エリイ、田所あずさ、戸田めぐみ 
内山昴輝、羽佐間道夫、小野大輔、島崎和歌子
 
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