「S!Nというものが一番ちゃんと存在している場所」“ライブ”をキーワードにS!Nを紐解く

インタビュー
音楽
2017.4.3
S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

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シンガー・S!Nの全国ツアー『S!N LIVE TOUR 2017 『人心供犠』』が4月2日に名古屋にて開幕した。自身最大規模のツアーへ挑むにあたり、あらためて“ライブ”をキーワードに質問をぶつけてみた。“不安” “生贄” “独占欲” ……興味深いワードが並ぶ中、そこから見えてきたS!Nの本質とは? 赤裸々に語ってくれた。

──今日はS!Nさんのライブ観など、いろいろとお聞きしていこうと思っているのですが、まずは現在行なっているワンマンツアーのタイトル『人心供犠』についてから。これは人身供儀を文字ったものですけども、なぜこのタイトルにされたんですか?

去年、自主企画をしたツアーが『信仰心』というもので、その想いを僕に届けて欲しい、そういう対象になりたいという気持ちで行なったものだったんです。その一年後、その延長線上に何があるかなと思ったら、もっと捧げてくれとか、あとはこちらも返せるものは返したいという話なのかなと。それで、どうしようかなって探していたときに、この言葉を見つけたんです。

──なるほど。

“人身供儀”は、直訳すると“生贄”という意味なんですけど、僕の代表曲でもある「神教⇒Exclamation!」でも<「あなたこそ唯一の神様」と 言え 言え 言え>という歌詞がありますし、そういった宗教的なものが、図らずも強いアーティストなのかなと思っている部分があって。あと、自分の名前を文字ったりしたくなるというのもあり(笑)、ちょうどピッタリだなと。

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より(リハーサル)

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より(リハーサル)

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より(リハーサル)

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より(リハーサル)

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より(リハーサル)

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より(リハーサル)

──たしかに。かなりハマっていますね。

お客さんが自分の時間であったり、お金であったり、想いであったりを生贄として捧げてくださった結果、僕が存在できるというか……ステージに立てると思うし。まぁ、身体を捧げられても死んでしまうので(笑)、死なないでくれと。でも、心は捧げてほしいなという感じですね。みなさん、たくさんのアーティストさんを推していると思うんですけど、その一番を僕に捧げてほしいという独占欲もみせながら、このタイトルにしました。あとは、僕自身もただ突っ立って優しく歌うのではなく、次の日動けなくなるぐらいやっているという意味では、僕もライブという空間に自分自身を生贄にしているところもあるので(笑)、お互いにとって何かを捧げあっているというイメージですね。

──ご自身を生贄にというお話ありましたけど、昨年のTSUTAYA O-EASTワンマンを拝見させていただいたときに、本当にタフだなと思ったんですよ。S!Nさんの楽曲はラウドロックがベースになっているものが多いのもあって、スクリームをガンガンするわ、曲によってはファルセットもするわで、かなりハードだなって。しかも、後半になりにつれて調子がよくなっていくっていう。

ランナーズハイですかね(笑)。でも、僕としてはライブ映像を見ると、「あぁ、疲れてるな」とは思いますよ。テンション的にはもちろん下がってはいないんですけど、1曲目と15曲目ぐらいでは、やっぱり動きが小さくなっているなって。体力はもっとつけないといけないなとは思っていますね。

──あと、MCで休むわけでもなく、めちゃくちゃ喋り倒しますよね。

歌っているときとMCとで、酸素量的な意味でもオンとオフはあるんですけども、僕は、歌で届けられるものって、実はそんなにないんじゃないのかなと思っていて。そこは僕がやっている音楽性もありますけど、ライブのときって、僕がどれだけ歌詞に気持ちを込めても、お客さんたちはその歌詞を納得しながら聴くというよりは、僕の声を音として聴いていると思うんですよね。そういった歌にできない部分は、MCでしっかり伝えたいです。たとえば、人に対するディスとかも。

──直球なやつとかありましたよね(笑)。

ええ。だから緩急ですよね。ずっと突っ立っていてもしんどいと思うので、ああいう場面で抜きつつ、笑いも生まれるといいなって。

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より


S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より

──でも、あの曲調をぶっ続けでやるわけで、昼夜2公演とかもされるわけじゃないですか。死んじゃうんじゃないのかなと思って。

あははははは(笑)。そこはしんどいんですけど、しんどいほうが楽しいんですよ。なんか、そこだけドMなんですけど。

──捧げてくれと言うわりには(笑)。

セットリストも、本当は3曲ぐらいで刻んでいくほうが安定は絶対するんですけど、「8曲いきましょう……!」みたいな。ライブのサポートメンバーはほぼ固定しているんですけど、やっぱりみんなもしんどいと思うので、「どの曲がしんどい?」とは一応聞くんです。それで「この曲とこの曲がしんどいね」って言われたら、「そこを繋げましょう!」って。

──急にドSじゃないですか(笑)。

僕としては、サポートではあるけど、バンドメンバーも主役になってほしいし、前に出てきてもらいたいんですけど、なんか余裕そうに弾いてほしくないんですよね。みんなも一緒にしんどい思いをしてほしいなって。

──「しんどい」のその先に何があるのか、みたいな。

そうですね。僕が指揮者みたいな立ち位置でお客さんを操るのであれば、冷静な自分がいてもいいのかもしれないけど、僕は一緒にもみくちゃになりたいんですよ。だから、もう声が出なくなってもいいやっていうぐらいの気持ちでやってます。本当に出なくなったらダメだけど。

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より


S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より

──ちなみに、S!Nとして初めてステージに立ったときのことは覚えていますか?

ライブハウスは吉祥寺CLUB SEATAさんだったと思うんですけど……どんなんだったかな。たしか、ロックな曲を選んだんですけど、ニコニコでめちゃくちゃ流行っていたものを歌う、という感じではなかったですね。そこから「客席全部を巻き込むぞ!」ってなったのが、初めて『ETA』に出たときでした。当時はサイリウムがめちゃくちゃ多かったんですけど、それが徐々に消えていって、ヘッドバンギングに変わっていったときに、こういう景色ってすごく気持ちいいなと思って。

──すごい光景ですね。少しずつ明かりが消えて行って、人が頭を振り始めるって。

僕、3~4年ぐらい前までは「サイリウムが嫌い」って言っていたので、お客さんたちのなかで「あの人怒るからマジで消して!」みたいな感じになったんですよね(笑)。それがちょっとずつ浸透していって、今でこそつける人はいなくなりましたけど。でも、本当は別にサイリウムが嫌いだったわけじゃなかったんですよ。

──そうだったんですか?

当時って、出演者側が「俺の色はこの色だから応援よろしくね」って言ってたんですけど、言ってもサイリウムってタダじゃないじゃないですか。キンブレだったら1,000円以上するのに、なんでそれをお客さんに強いているのか僕には理解できなかったから、僕はいらないよっていう意味で「嫌い」って言ってたんです。でも、そこはなかなか伝わらないじゃないですか。そういう齟齬もあったりして。

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.10 名古屋・名古屋ダイアモンドホール公演より

──本心としては、そういう気持ちで言っていたんですね。

それを(ニコニコ)生放送で説明したこともあるんですけど、それを観にくる人は一部だし、曲解もどんどんされていって。そういう積み重ねで「S!Nは怖い」とか「性格悪い」とか「口が悪い」とか……まぁ、口が悪いは本当ですけど。

──(笑)。でも、そういう齟齬に対してストレスを感じるのか、それともそういうものなのかと割り切れているのか。

ストレスを感じても吐き出すので、溜まって行くことはないですね。

──そうでしたね(笑)。ただ、そこで相手にはっきりと伝えることって、世の中的にはなかなか難しい行動じゃないですか。どうしても言うときに勇気がいるわけであって。でも、S!Nさんはそこをちゃんと伝えるわけですけど、それはそうするように心がけているのか、そもそもそういう人間性なのか、どちらですか?

人間性的に言わずにはいられないのはあるかもしれないですけど、言おうと思って言ってます。みんなあんまり言いたがらないけど、こっちが言わないと相手がわからないこともあるじゃないですか。
もちろん言って損することもめちゃくちゃあるけど、それがわかってもらえて浸透していくと、最終的に自分がラクになると思うんですよね。もちろん、言ってしまうことで離れていった人もたくさんいるとは思うんですけど、それでも言葉の裏とか真意に気づいてくれる人が「S!Nさんが言っていることは筋が通っていて気持ちがいい」とか「裏表がないからスッキリする」とか、そういう評価にもなっていたりするので、僕は隠す必要はないかなって。歌詞はかっこつけてますけど、たとえばTwitterとかでは、かっこつけずに言いたいことを言うようにしてますね。が売れ行き悪くて不安だなと思ったら「不安です!」とか、「今トイレです!」とか。

──そのツイートをたまたまトイレ入ってたときに見たらおもしろいですね。

遠距離トイレですよ。

──あははははは(笑)。

でも、Twitterに関しては、昔はすごいくだらないことをみんながつぶやいていたんですけど、いつのまにか告知とか宣伝とか、友人同士の絡み合いを見せるツールみたいなものになってしまっていて……それがつまらないというか。僕は、チラシの裏に書き捨てたような、トイレの壁に書いてあるような、あのしょうもなくて何の意味もなかった昔のTwitterが好きなので、僕のタイムラインだけでもそうしたいところもあるんですよね。もちろん、僕も告知はしますけど、かっこつけて何かを告知したところで、どうせ流れていくじゃないですか。今、フォロワーが13万人いるんですけど、僕がツイートしたその瞬間に見ている人って、ほんの数千人で、残りの10万人以上がタイムラインを遡って見ているかと言ったら、たぶんしてないんですよね。どうせ流れていくのなら、かっこつけなかったものも流れていくんだから、別に「おしっこ漏らしました!」って言っても水に流してくれるかなって。

──またうまいことを(笑)。

言っても、気になる人は遡ってでも見てくれていると思いますし、そういう理由でもあんまりかっこつける必要はないのかなって。だから、発し方をかっこつけないっていう感じですかね。もしかしたら数年のうちに変わるかもしれないけど、今はそんな感じです。

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

──では、S!Nさんにとって、ライブってどんな場所ですか? 今回のツアータイトルだったり、「宗教的なものが図らずも強い」というお話もありましたけど。

僕が僕たり得る場所というか。S!Nというものが一番ちゃんと存在している場所ですかね。Twitterの次ぐらいに。

──そっちのほうが上?

わかんないですけど(笑)。でも、一番の表現の場だし、一番素直に発散している場所です。正直そこまで深く考えてはいないんですけど、宗教にかこつけて言うのであれば、「集う場所」というか。神社もお寺も教会も、すがりたいときとか、お願いしたいときに行くじゃないですか。そういう意味で、日常生活がしんどいとか、頑張った結果のご褒美だとか、あとは単純に会いたいとか。そのときに僕と会うのであれば、今はライブハウスという場所になると思うので、そこにいるのでよろしくお願いします!みたいな感じですかね。

──ここからツアーが本格的にスタートしますが、どんなものにしたいですか?

が売れている会場、売れていない会場の差が顕著にあるんですけど、結局は僕が行きたくて行っているんですよ。ライブって、普通は興行として成り立つときに拡大していくものだと思うんですけど、一昨年ぐらいから「なんかもっとやりたいな」と思って、やっちゃってるんですよね(笑)。どの公演も完売するのがアーティストとしてはかっこいいんだろうけど、僕はわりとひねくれているので、お客さんが少なくてもおもしろいなと思っちゃってるんですよ。「来てください!」って言われたから来たけど、みんな全然こないじゃん!とか(笑)。でも、俺やっちゃうからね!っていう。沖縄とか、キャパの10分の1ぐらいしかまだ売れていないんですけど、そんなの絶対にやっちゃダメなんですよ(笑)。

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より


S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

──本来ならば中止だと。

だけど、逆にレアといえばレアですし、その人数だけでどんなおもしろいことができるかなって。なんかもう、客席に全部置いちゃおうかなとか。

──ステージ機材を?(笑)

そうそう。逆にお客さんをステージにあげちゃうとか、なんかいろいろ楽しそうなことができそうだなって。ツアー期間が長いので、楽しかったと思った方がまた来てくださったり、ライブの映像を公開していくことで、気になって見にきてくださる方がちょっとずつ増えていったらいいなと思いますけど、一番嫌なのは、終わった後に「え、やってたんだ?」って言われることで。

──たしかに。

そう言われないように、流れていってしまうタイムラインですけど、うまく告知したり、あとは、みんなにも手伝ってもらえたらいいなと思っていて。200人来るとしたら、みんなが1人連れて来てくれたら400人になるので、倍になるのはあっという間といえばあっという間なんですよね。だからみんな手伝って!

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

──みんなで遊ぼうぜ!っていう。

そうですね。よく「最近S!Nさんのことを知ったばかりのにわかだから、私なんかが行っていいのかな」っていうのを見るんですけど、にわかのうちに来ないでいつ来るの?って思うんですよ。それは実際に来てこそ深まるものだと思うから。それに、ライブに来てもらって、あんまり楽しくなかったとか、クソみたいに歌が下手だったとか、あんまり顔がかっこよくなかったとか。マイナスなところがあって、「だからもう二度と行かない」と思えたら、その人のなかでストレスがひとつなくなると思うんです。

──あぁ、なるほど。問題がひとつクリアされるというか。

「来たいな」「どうしようかな」って悩んでいる時間ってもったいないですからね。僕も悩むの好きじゃないし、とりあえず来てみて決めればいいんじゃないかなって。あと、去年メジャーデビューしたことで、離れて行った人もいると思うんですよ。なんか、メジャーデビューって喜ばしいことのように見えて、昔から応援してくれていた人は離れて行ってしまったって思う部分が少なからずあるみたいで。いや、変わってないんだけどなぁって。

──それこそタイムラインは変わってないわけですし。

そうですね。もちろんパフォーマンス力とか、歌唱力とか、あげていかなければいけないところはたくさんあるんだけど、あくまでも根本は僕ですからね。これがもし、「PPAP」みたいに爆発的に流行ってたら、変わってたかもしれないですけど(笑)。衣装がフリフリになってる!とか、上から吊られて降りてきた!とか。なにも変わっていないから、一度離れてしまった人も様子を見にきてほしいです。「なんだ、変わってないじゃん。私が支えないとダメだなこいつ」みたいな、上から目線のお客さん、結構好きなんで。

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より


S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

──そこはM気味なんですね(笑)。でも、基本的にはいろんな人に来て欲しいと。

そうですね。自分の住んでいる県には来ないから諦めていたけど、調べてみたら隣の県が意外と近いこともあるでしょうし、お母さん世代の方から「私が行ってもいいのかしら……」っていう話もあるんですけど、いやいや、あなたもバリバリの女だったじゃないですか!って。あの頃の熱量を思い出して、大人の魅力で僕を落としてほしいですよ。もちろん女性だけではなく、男性にも来てほしいですし。女性が9割ぐらいを占めているので、居心地が悪いかもしれないですけど。

──でも、男性のお客さん結構いらっしゃいますよね? 去年末のワンマンを拝見していて感じたんですけど。

ちょっとずつ増えてきましたね。僕も好きな男性アーティストがいますし、「S!Nさんみたいになりたい」って思ってくれる男の子がどんどん来てくれたら、それはそれで嬉しいので。

──あと、5月13日に青山RiZMで男性優待イベント『嬲る』と、14日に女性優待イベント『嫐る』も開催されることになっているので、まずはそこからという方法もありますし。

そうですね。東京のみになってしまうんですけど、楽しかったらまたツアーにも来てもらえると嬉しいです。あとは、期間が長いので、僕の体力が切れるか、お客さんの集中力とか気持ちが切れるのか、どっちが先なのか?っていう勝負みたいなところもあるなと思うんです。だから、終わったときに「やっと終わったぁ……」じゃなくて、「終わったああああ」「やりきったぞおおおお!」って言えるツアーにしたいと思っています。


取材・文=山口哲生 撮影=rillie (@rillie0484)

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

S!N LIVE TOUR 2016 『Salvation』 2016.12.29 TSUTAYA O-EAST公演より

ライブ情報
S!N LIVE TOUR 2017 『人心供犠』
ライブスケジュールはコチラ
http://sin-official.net/live.html

『“嬲”る』
2017年5月13日 (土) 青山RiZM
『“嫐”る』
2017年5月14日 (日) 青山RiZM
一般販売 4/9(日)22:00~

 

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