『ミュージカル「スタミュ」』開幕前に語られた杉江大志、山中翔太らの気持ち
ミュージカル「スタミュ」
『ミュージカル「スタミュ」』のゲネプロが3月31日にZepp六本木ブルーシアターでおこなわれた。ゲネプロ前に行われた囲み取材には主人公・星谷悠太を演じる杉江大志、那雪透役の山中翔太、月皇海斗役のランズベリー・アーサー、天花寺翔役の鈴木勝吾、空閑愁役の高橋健介、鳳樹役の丘山晴己が出席し、作品の魅力や稽古中の思い出などを語ってくれた。
――作品の見どころについて。
高橋:4月という新しい出会いの時期です。わくわくするところがいっぱいある作品になっていますので観てくれたお客さんが新しい生活を楽しんでもらえるキッカケになったらなと思います。
山中:チーム鳳のメンバーが各々抱えている問題だったり、コンプレックスがあるのですが星谷くんを中心に、メンバーがひとつにまとまっていく姿に青春を感じてほしいです。
丘山:「夢を諦めない」ということが楽しく、煌びやかに描かれています。ご覧戴いた方が楽しい、幸せな気持ちで帰っていただける、そういう作品になっています。
鈴木:経験や年齢を重ねてきた今、高校生という役を通して自分たち自身も青春を楽しんで演じています。その気持ちがお客さんにも届いたらいいなと思います。アニメーションで使用していた楽曲だけで構成されているので、原作が好きな方にはより楽しんでいただけると思いますし、そのなかで舞台として新しい表現をしている部分も楽しんでいただけたらと思います。
ランズベリー:ミュージカルということでダンスシーンが沢山あるのは勿論なのですが、僕たち役者が劇中劇を演じているシーンがあります。是非注目して観て頂けたらと思います。
杉江:高校生が自分の好きなことに全力で打ち込んで、その中で経験する壁にも全力でぶつかっていく青臭さは年齢を重ねていくごとに忘れてしまう事だと思います。その青臭さ、青春を僕たちは舞台のうえで全力で楽しんで、ぶつかって演じていますので全力さ、ひたむきさ、若さを感じ取っていただけたらと思います。
――稽古中の思い出や役作りに心掛けたことなど。
山中:僕はまだ役者としての経験値が浅いので演技の面でとても苦労しました。稽古場では本当にみなさんに助けてもらいました。そのおかげで、今、こうして初日を迎えることができています。このカンパニーで教えていただいたことを、しっかり舞台でみせたいと思います。
鈴木:お話やキャラクターががしっかり出来上がっている作品なので、team鳳、team柊それぞれのカラー団結力、綾薙学園という場所であったり、舞台版としてストーリーをまとめている部分をお客さんにどう提示していくのか、色々計算をしながら作り上げることが一番難しかいところでした。でも僕たちが作り上げたことがお客さんに伝われば、それは作品にとって一番の魅力になると思います。
杉江:稽古中はteam鳳のメンバーはそれぞれが役柄に似ているなと思う瞬間があって、実際に原作のteam鳳も稽古をしていると思うのですが、稽古に対する打ち込み方や過ごし方はきっとこんな感じなんだろうなって思っていました。
team柊はいつもまとまっていて……自然とそれぞれのteamの色が出ていたと思います。そういう面で、とても安心していましたし、素晴らしい作品をつくることができると感じながら稽古に取り組んでいました。
――お客様へメッセージを。
高橋:明るい作品に仕上がっています。観てくれたお客さんが明るい気持ちになってくれたら嬉しいです。
山中:公演が4月ということで、春にぴったりの作品になっていると思います。青春を皆さんで一緒に楽しみましょう!
丘山:スタミュを大好きな方も、はじめてご覧になる方も、僕たちもキャラクターになりきって思いっきり楽しんでいますので僕たちのエネルギーを受け取って帰ってください。
鈴木:僕たちチームでやってきたことが全てなので、舞台の上でどう映るかはお客さんに委ねたいと思います。僕たちは千秋楽まで突っ走りたいと思いますので、是非劇場で観てください。
ランズベリー:原作のアニメーションと同じ、月皇として舞台に立たせていただくことになり越えなくちゃいけないハードルがすごく沢山あったのですが持てる力を全て注いできたのでどうなっているのか、楽しみにしていてください。
杉江:原作がとても素敵な作品です。僕はいつも舞台にする意味ということを、考えながら取り組むのですが舞台だからこそ見せられる、スタミュの新たな魅力をつくることができたんじゃないかと思っています。劇場に観に来ていただけたら嬉しいです。