篠崎靖男、静岡交響楽団の常任指揮者に就任

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篠崎靖男

篠崎靖男

成長著しいオーケストラと実力派指揮者のコンビネーション誕生

静岡交響楽団は、1988年に設立された「静岡室内管弦楽団“カペレ・シズオカ”」を前身に、1994年から現在の名称で静岡県内を中心に活動しているプロのオーケストラだ。社団法人「日本オーケストラ連盟」に準加盟している同団は、昨年来「静響は変わる」を旗印に経営、演奏の両面でより本格的なオーケストラへと改革を進めてきた。

その演奏面の改革の一環として、初代音楽監督を務めた堤俊作の没後空席となっていた同団音楽監督に、9月1日付で1968年生まれの実力派指揮者、篠崎靖男が就任した。篠崎は昨年来ミュージックアドヴァイザーとして静響と共演を重ねており、オーケストラとの相互理解を深めてきたところで「昇格」する格好だ。篠崎はフィンランド・キュミ・シンフォニエッタ芸術監督を昨年まで務め、またエサ=ペッカ・サロネン時代のロサンゼルス・フィルハーモニックでアシスタントとして同団の数多くの演奏会を指揮したことでも知られている。長く海外で活躍してきた彼の、日本での演奏活動の拠点となる静岡交響楽団は内外の注目を集めることだろう。

ヤマハ、カワイの両メーカーの本社があり、世界有数の楽器の産地として知られる静岡県には「国内有数のオーケストラを県下に誕生させよう」という機運もあり、静岡交響楽団への期待は高まっている。今月6日にはピアニストの上原彩子を迎えた「常任指揮者就任披露コンサート」を大喝采の元終えたばかりの篠崎&静響。新たなコンビネーションの、県内にとどまらない飛躍をぜひ期待したい。

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