藤原竜也、仲村トオル、成海璃子ら実力派キャストが前川知大×長塚圭史の初タッグ作品『プレイヤー』に挑む
シアターコクーン・オンレパートリー2017 『プレイヤー』
8月4日(金)より27日(日)まで、Bunkamuraシアターコクーンにて上演されることが発表された舞台『プレイヤー』。ともに劇作家・演出家として活躍し、演劇界の次代を担う前川知大と長塚圭史の初タッグが実現する本作のビジュアルが公開となった。
前川知大が全作品の作・演出を手掛ける劇団イキウメで、2006年に上演した戯曲『プレイヤー』は、謎の死をとげた女性が死後の世界から語りかけ、死者の声が選ばれし生者の身体を利用し再生されるというサイコホラー作品だ。
死が生の世界を侵食していく作品世界を劇中劇として取り込み、稽古するカンパニーの姿を描く新しい作品『プレイヤー』を、これまでシアターコクーンの空間に挑戦的で壮大な世界を生み出してきた長塚圭史が演出する。長塚が今、演出家として興味を持っている表現方法と、前川が好んで書き、得意とする入れ子構造の仕掛けと、初タッグとなる2人が起こす化学反応で、この夏最大の話題作をつくりあげる。
シアターコクーン・オンレパートリー2017 『プレイヤー』
<生きる者が死者の再生装置となっていく戯曲『PLAYER』>と、<俳優たちが劇作家の言葉を再生する“Play”>、そして<観客の目の前にいる俳優たちが“俳優役を演じる”>という、幾重にも“演じること”が重なる本作。戯曲『PLAYER』が持つ不穏な世界が、演じる俳優たちを侵食していき、生と死、現実と虚構の境界線は次第に曖昧にしていく。
出演は、蜷川幸雄に見出されて以降、舞台、映画、TVドラマ、CMなど幅広く活躍する藤原竜也。共演には、前川とは5度目のタッグとなる仲村トオル。前川をして『演じる役の論理や感情を照れなく伝えられる』と言わしめるまっすぐさが本作にどういかされるのか。そして、12歳で初主演したドラマ『瑠璃の島』では高い演技力で注目を浴び、以降映像作品を中心に活躍する成海璃子、変幻自在の演技力と際立つ存在感の木場勝己。さらに、作品のキーパーソンとなる女性演出家役に元宝塚男役トップスターの真飛聖ほか、魅力的な豪華実力派キャストが結集した。
<ストーリー>
――記憶という死者を、再生する。
ある劇場のリハーサル室。演劇の稽古が行われている。演目は『PLAYER』。幽霊の物語だ。死者の言葉が生きた人間の体で再生されるという、死が生を侵食してくる物語。物語は、劇中劇『PLAYER』と稽古場という二つの人間関係を行き来しつつ進行し、次第にその境界が曖昧になってゆく。彼らはなにを「再生」しているのか。
2017年8月4日(金)~27日(日)
2017年8月31日(木)〜9月5日(火)
森ノ宮ピロティホール
2017年9月9日(土)〜9月10日(日)
静岡市民文化会館・中ホール
作:前川知大
<出演>
藤原竜也 仲村トオル 成海璃子 シルビア・グラブ 峯村リエ 高橋努 安井順平