『そこまでやるか』展にクリストら 壮大なアートプロジェクトが集合
クリスト クリストとジャンヌ=クロード『フローティング・ピアーズ』にて イタリア・イセオ湖 2014~2016年 Photo:Wolfgang Volz
『「そこまでやるか」壮大なプロジェクト展』が、6月23日から東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催される。
「壮大なプロジェクト」をテーマに、大規模な計画や発想によるアートプロジェクトを紹介する同展。参加作家には、クリスト、ジャンヌ=クロード、石上純也、淺井裕介、ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ、Numen / For Use、ダニ・カラヴァン、ジョルジュ・ルース、西野達が名を連ねている。
会場では、クリストとジャンヌ=クロードの50年以上にわたる創作の歩みを、インタビュー映像、ドローイング、コラージュなどの作品や資料などで紹介。昨年にイタリアで実施された、川面に数キロメートルにわたって布で覆われた桟橋を架けるプロジェクト『フローティング・ピアーズ』の様子も映像で公開される。
またアニッシュ・カプーア、磯崎新らが参加した風船型の移動式コンサートホール「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ」の制作過程を追う資料や映像、建築家・石上純也が現在取り組んでいる幅1.35メートル、高さ45メートルの教会建築プロジェクトの紹介や、淺井裕介による過去作品の再構成、ダニ・カラヴァンが1980年から制作を継続している長さ約3キロメートルに及ぶ彫刻作品『大都市軸』の制作プロセス、ジョルジュ・ルース、西野達、Numen / For Useによる新作インスタレーションなども展示される。
なお西野の新作はカプセルホテルをモチーフとしたインスタレーションとなり、会期中、作品内に夜間滞在できるイベントを実施。予約方法などの詳細は21_21 DESIGN SIGHTオフィシャルサイトで発表される。