「RENT」平間壮一・ソニンも出席!写真展「OUT IN JAPAN」開催
OUT IN JAPAN
ソニン「LGBTとの懸け橋になりたい」
現在日比谷シアタークリエにて上演中のミュージカル「RENT」。本作のポスターとプログラムを撮影した世界的写真家レスリー・キーが、本作に出演するソニン、平間壮一とともに同劇場ロビーで開催中の写真展「OUT IN JAPAN」のオープニングイベントに出席した。
「OUT IN JAPAN」とは、日本のLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)をはじめとするセクシュアル・マイノリティに スポットライトを当て、多彩なポートレートを様々なフォトグラファーが撮影し、5年間で10000人のギャラリーを目指すプロジェクト。「RENT」という作品が、貧困、ドラッグ、エイズ、同性愛という生々しい現実の中、愛や希望、夢に向かって輝き続けようとする若者たちを描いたものであることから、同じ志をもつもの同士のコラボレーションが実現した。
OUT IN JAPAN
同作で、両性愛者のモーリーン役を演じているソニンは、プライベートでもLGBTの友人がいると語り、「RENTという役を通しても、また普段の生活でも(LGBTを)理解してもらえる架け橋になれたら、という気持ちをいつも持っています。このOUT IN JAPANの活動に関わることを誇りに思います」と語った。
ソニン
この撮影の被写体について問われると、レスリーは「それぞれに物語がある。(撮影は)1分で終わる場合も3分で終わる場合も、10分かかる場合もあるが、長さに関わらず、彼らの存在を自分の目で、自分の心で写し取った」とコメントした。
レスリー・キー
平間は「僕の中の(RENTの)エンジェル役が始まったのは、このレスリーさんの撮影からです。ドラァグクイーンの仕草、ポーズや衣装を着ることも初めてで、ゼロの状態だったんですが、レスリーさんが「こういう風に腰を出して」など、ポーズを指導されているうちにこういう風に女性のラインを出していくんだと学び、自分の勉強不足を感じて…もっともっと勉強していかなければと思いました。レスリーさんに撮っていただけるだけでも誇りに思うのに、さらにお芝居の面でも勉強させていただきました」と口にすると、横にいるレスリーから「どういたしまして」と返されていた。
撮影中のポーズを実演する平間壮一
なお、このイベントの中で、来年平間が出演する、グラフィックアーティスト、キース・ヘリングの生涯を描いたミュージカル「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」(2016年6月上演 主演:柿澤勇人)についても「OUT IN JAPAN」そしてレスリー・キーとのコラボが発表された。この作品で平間は写真家の役を演じる。「カメラマンさんは、“その一瞬を残したい”普段歩いているときでも見えているものが違うんだろう、また写真に(被写体に)浮かび上がるものを形にするんだろう、と思っています。そういうことを考えながら役作りをしていこうと思います」と意気込みを見せる平間だった。
平間壮一