川崎フロンターレ・中村憲剛選手が舞台『キャプテン翼』に期待「スカイラブハリケーンとかどうするんだろう」
川崎フロンターレ・中村憲剛選手
超体感ステージ『キャプテン翼』のオフィシャルサポーターに、川崎フロンターレ・中村憲剛選手の就任が決定した。高橋陽一による漫画『キャプテン翼』を原作とした舞台化作品、超体感ステージ『キャプテン翼』は、2017年8月18日(金)~9月3日(日)までZepp ブルーシアター六本木にて上演される。この度、Jリーグ髄一の『キャプテン翼』ファンと称される中村憲剛選手に原作に対する思いと、舞台への期待を聞いた。
――「キャプテン翼」ファンといえば中村憲剛選手、ということで今回舞台版のオフィシャルサポーターに就任されたわけですが、まず原作に対する思いを聞かせてください。
コミックはまだ持ってますよ。二世代に渡って、いまは息子も読んでます。まだ読めない漢字とかもあるんですけど本人から読みたいって。ちょっとずつハマってきてますね。この前、100巻を達成したんですよね。ほんとすごいなぁって思います。最初は翼くんのほうが年上だったんですけどね。いつのまにか越しちゃいました(笑)。
――子供のころ真似したプレーはありましたか?
必殺技はだいたい一通り、真似しようとしてましたね。昔、一番真似をしたのは三角蹴りだったんですけど、全然できなかったです(笑)。オーバーヘッドもよく真似しました。ドライブシュートは打てそうな感じでしたね。
試合でもそれに近いのは打ったことありますけど、浮いたボールにドライブ回転はかけられますけど、何もないところからドライブを掛けるのは難しいですね。あと雷獣シュート! あれはスパイクに穴が開いちゃうからやらなかったです(笑)。
川崎フロンターレ・中村憲剛選手
――原作の高橋先生にお会いになったことは?
何度か仕事でご一緒させていただきましたが、感動しました。震えましたね! 実際に漫画にも登場させていただいて、(憲剛選手が日向くんにスルーパスを出すシーン)すごく嬉しかったです。
――『キャプテン翼』で好きな選手を教えてください
うーん、みんな好きですね。特にディアス選手は好きでした。一番インパクトがありましたよね。当時、「翼くんが初めて負けるのはディアスなんじゃないかな?」って思ってたり(笑)。
この間の連載(グランドジャンプ『キャプテン翼ライジングサン』)でも久しぶりにディアス選手が出てきて嬉しかったです。組み合わせ表を見てテンション上がりました! ジュニアユース編くらいからシュナイダー選手やヘルナンデス選手、ピエール選手というキャラクターが出揃ってきて面白かったですね。ブラジルとかオランダが出てきて、なかなかアルゼンチンと当たらなくなっちゃって、少しさびしかったです(笑)。
――ジュニアユース編といえば、フランス戦の審判(ホーム贔屓?)のエピソードがありましたよね。自身がプロになっても実際にそういうシーンはありますか?
あるある!(笑) 当時は読んでてムカついたりしてましたけど、意外とそういう記憶が自分の引き出しにあってよかったなっていう。まぁ審判も人間ですから! わざとじゃないし。
――そういう意味では、憲剛選手が審判に対する異議でイエローカードをもらったことは殆どないですよね。
ほとんど無いんじゃないんですかね。まぁキャプテンでもありましたしね、その辺のフェアプレー精神は、間違いなく翼くんから学んだと思ってます!もう翼くんと岬くんはフェアプレーのかたまりですからね! 彼らは完全無欠なんですよ!
――今回の舞台、実写版という意味では以前、大久保嘉人選手と“反動蹴速迅砲”にチャレンジした動画が世界中で反響がありましたね。
あれは本気でやりましたよ。20回以上やりましたね! 最初全然当たらなかったんですけど、できた時には嘉人と二人で興奮しましたね(笑)。
川崎フロンターレ・中村憲剛選手
――翼くんと同じ中盤のゲームメーカーとして活躍する憲剛選手として、翼くんと重なる部分や共感できる部分はありますか?
うーん、共感というか、やっぱり翼くんて完全無欠じゃないですか。自分と照らし合わせてみて、心が広いなっていうのはありますね。ほんとにサッカー小僧がそのままサッカー楽しくて巧くて、勝ち上がっていくという。若干の嫉妬もあり、いいなって思いますね。声のかけ方ひとつでも、「俺だったらそう言わないだろうな」っていうところを翼くんはポジティブに言っていたりとか。
――憲剛選手も日本人の選手の中ではそういうイメージが強い選手だと思います。
翼くんと比べたらだいぶ毒素はあるなっておもいます(笑)。ここまで王道を走れる選手っていないから惹きつけられる部分がありますね。逆に眩しすぎる部分もあって、日向くんみたいなハングリー精神に共感する選手もいるんだろうし。マイナスを力に変えるみたいな。翼くんを目指すんだけど眩しすぎて目指せなくなるっていうのはあるんでしょうね。それくらい翼くんは凄いんだとおもいますね。
――だからこそ他のキャラクターが際立ってくるんでしょうね。
そうなんです。映えるんですよ! 翼くんはいつも“ゴーイングマイウェイ”じゃないですか。そこをうまくサポートする石崎くんや若林くんがいて、翼くんはとにかく自分のやるべきことに真っ直ぐ進んでいく、みたいな。でもそれが結果的にチームを引っ張って勝たせていくという。こういうサッカー選手になりたかったなぁって思います。
――“夢を与える”という部分では、憲剛選手もなっていると思いますよ?
翼くんみたいに、楽天的になりたいなっていうのは常に思ってますね。サッカー小僧というか、サッカーが好きという部分では翼くんにも負けてないかなとは思います。それも含めて『キャプテン翼』に影響を受けた部分が大きいですね。
――今回『キャプテン翼』が初めての実写舞台化になりますが率直な感想を聞かせて下さい。
「ついに!?」ですね。実写化はできないと思ってましたから(笑)。初めて見るものになりそうですね! いろんな技術も含めて必殺技がどう表現されるのか、もう単純に楽しみです。スカイラブハリケーンとかどうするんだろうって(笑)。『キャプテン翼』を知っていれば知っているほど面白いんじゃないかな!
――出演者に一言お願いします。
みなさん身体能力がハンパないですね! 翼くん役(元木聖也)とか凄いじゃないですか。俄然楽しみになってきました! 期待しています!
日程 :2017年8月18日(金)~9月3日(日) 23 回公演(8月21日・8月28日は休演)
会場: Zepp ブルーシアター六本木
総合演出 : EBIKEN (蛯名 健一)
脚本 : 加世田 剛
振付 : 松永 一哉
<出演者>
大空翼役:元木聖也
若林源三役:中村龍介
日向小次郎役:松井勇歩
岬太郎役:鐘ヶ江洸
三杉淳役:鷲尾修斗
松山光役:反橋宗一郎
早田誠役:土井一海
新田瞬役:加藤真央
次藤洋役:皇希
石崎了 役:輝山立
立花政夫 役:大曽根敬大
立花和夫 役:廣野凌大
ロベルト本郷 役:田中稔彦
見上辰夫 役:瀬川亮
エイブ・レオン役(舞台オリジナルキャラクター):松永一哉
ノエル・ポポロ(舞台オリジナルキャラクター)役:斎藤准一郎
カール・ハインツ・シュナイダー役:北村悠
デューター・ミューラー役:伊阪達也
エル・シド・ピエール役:西馬るい
カルロス・サンターナ役:AKI
山守ジェネラルマネージャー(舞台オリジナルキャラクター)役:阿部丈二
企画・主催 : Zepp ブルーシアター六本木運営委員会(Zeppライブ/パルコ/トリックスターエンターテインメント/クリエイティブマンプロダクション/トムス・エンタテインメント/イープラス/ローソンHMVエンタテイメント/ぴあ)/
集英社/テレビ東京
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■券種/料金(全席指定・税込)
プレミアム体感シート:12800円
プレミアム席:10800円
一般席:7800円
公式HP : http://captain-tsubasa-stage.com/