昨年の失敗をバネに臨む「四尺復活」。世界最大の打ち上げ花火としてギネス記録認定された花火を見逃すな

インタビュー
イベント/レジャー
2017.7.19

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地域の商工業の発展と子ども達に夢や希望を与えたいと願い、鴻巣市商工会青年部が主催する花火大会。荒川河川敷の会場をいかし、大玉と呼ばれる尺玉が随所に見られるほか、音楽と花火を融合させた幻想的なスターマインも打ち上がる。こうのす花火大会実行委員長の島村さんに話を聞いた。

――花火大会が始まったきっかけはなんですか。

鴻巣商工会青年部は商業・工業の経営者や後継者の集まりであり、鴻巣市の活性化を図ることが使命です。自分たちの街を自慢できるものにしようという思いを持って活動しているのですが、あるとき、青年部の新たな企画を立ち上げることになりまして……。その際に花火大会を行おうという声があがり、それをきっかけにスタートしました。今年で16回目となります。

――今年のテーマ、およびその理由をお聞かせください。

今年のテーマは「四尺復活」です。「四尺」はこうのす花火大会の代名詞であり、世界に誇る世界一の打ち上げ花火です。実は昨年はその打ち上げに失敗してしまったため、筒も全て新しいものを作り直しました。そのため、鴻巣の夜空にまた大輪の花を咲かせてみせるぞ! という意味を込めて「復活」という言葉を選びました。新たな気持ちで今年に臨みますので、四尺はぜひご覧いただきたいですね。また、今年はプログラムの構成を大幅に変更していますが、目玉である「鳳凰乱舞(おおとりらんぶ)」の尺玉300連発、三尺玉・四尺玉のスターマインは継続して行い、見どころはそのまま残していますので、お楽しみに。

――当日に向けて準備でお忙しいことと思います。

青年部のスタッフは本職もありますので、仕事と並行して準備を行わなければならず、忙しい日々が続きます。ただ、学生たちや地域の方々、団体の皆さんにお手伝いいただきながら、楽しくやっています。

――県外から行くお客様のために、その土地の魅力や観光スポットを案内いただけますでしょうか。

鴻巣は花と人形の街と言われていますが、それだけではなく、実は8つの日本一があります。まずは、こうのす花火大会です。1分あたりの尺玉以上の打ち上げ数が日本一を誇り、四尺玉(重量464.826kg)は「最大の打ち上げ花火」としてギネス世界記録にも認定されています。2つ目は、川幅日本一。荒川の川幅が2,537mにもなる場所が鴻巣エリアにあり、そこには「川幅日本一の標」も建てられています。3つ目は、その川に架けられている、長さ日本一(1,100.95m)の荒川水管橋。その付近には秋になると約1,000万本以上の色彩豊かなコスモスが咲き誇り、その景観が絶妙です。4〜6つ目は、プリムラ・サルビア・マリーゴールドの出荷量。市内にある200軒以上の生産農家に支えられ発展し、花のまちとして日本一を誇ります。7つ目は、東京ドーム2.5個分にもおよぶ、ポピー栽培面積。5月には花まつりが開催され、3,000万本以上のポピーがお目見えします。そして8つ目は、日本一高いピラミッドひな壇(31段・7m)です。鴻巣びっくりひな祭りは、2月中旬から3月上旬に開催されています。また、それにちなんだ産物も徐々に知名度が上がっており、地域資源としてより一層全国に知れ渡ることを願っています。

――日本一の多さには驚きました。鴻巣に訪れた際は見て回るのも醍醐味かもしれませんね。

ぜひいろんな場所をご覧いただいたあとは、おすすめグルメもご堪能ください。鴻巣グルメはこうのす川幅うどん・川幅せんべいなど、「川幅」と名の付いたものが多いのが特徴です。他にもいがまんじゅう・こうのとり伝説米・鴻巣の新名物であるぶどう大福などもありますので、いろいろと召し上がってみてください。ちなみに私の大好物は川幅どらやきです(笑)。

――たくさんご紹介いただきありがとうございます。

なんといっても一番のおすすめは花火大会です。ありがたいことに、毎年たくさんの方々にご来場いただくため、どうしても交通規制や渋滞が発生してしまいます。当日は時間に余裕を持ってお早めにお越しください。会場でお待ちしております。

こうのす花火大会実行委員長の島村さん

こうのす花火大会実行委員長の島村さん


インタビュー・文=ふくだゆみ

イベント情報
燃えよ!商工会青年部!!第16回こうのす花火大会

 日時:2017年10月7日(土)18:00〜
 会場:埼玉県鴻巣市糠田1073-1 糠田運動場

 

 

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