後世に残したい名作ゲーム第8回 時代を築いた横スクロールアクションの革命児「ロックマン」

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 ©CAPCOM CO., LTD. 1987, 2013

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ゲームファンに広く愛されるロックマンシリーズ

 ロックマンシリーズとはカプコンの人気アクションゲームで、今日までにナンバリングタイトルが10まで、番外編まで合わさると数えきれないほどのシリーズが登場しているシリーズです。腕からショットを放つロボットであるロックマンは数多くの人に愛されました。20~30代の男性なら、子供の頃に自分、もしくは友人が筒状のものを腕につけてのロックマンごっこの経験があるのではないでしょうか? 私は子供の頃某お菓子の容器を手に突っ込んでよく行儀が悪いと叱られたものです。

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 本家シリーズが人気を博す中で、ロックマンはその他の派生作品を生み出しました。例えば、本家の100年後を舞台に近未来とシリアス色を強めた「エックス」シリーズや、エックスよりさらに100年後を舞台にした「ゼロ」、3Dアクションゲームの「DASH」、ネット空間上での闘いを描いた「エグゼ」シリーズなどさまざまです。それらの多くが大人気となった、まさにカプコンの看板シリーズと言えるでしょう。どの作品も独自の魅力を持った名作シリーズですので、今後このコラムでも取り上げていくことになると思います。

 その他にも、ロックマンシリーズをリスペクトした数多くのインディーズゲームが配信されているなど、大きな広がりを見せています。このように、ロックマンシリーズは多くのゲームファンから愛されています。今回紹介するのはそんなロックマンシリーズの原点のFCソフト、1987年に発売された「ロックマン」です。

手探りで少しづつ攻略していく面白さ

 本作は横スクロールアクションで、ジャンプとロックバスターの2つのアクションを駆使して先に進み、一番奥に待ち構えるボスを倒すとステージクリアとなります。ボスを倒した後は倒した相手に沿った特殊武器を使えるようになるのが特徴で、ステージを進めることで少しずつ自機が強化されていくアクションRPGのような楽しさがあります。

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 本作は最初に6つのステージから一つのステージを選ぶ、当時のアクションゲームとしては珍しい、ステージ選択システムを採用しています。各ボスにはそれぞれ弱点武器が設定されているため、その弱点武器を持ち込んでボスに挑めば楽にボスを倒せます。なので、初プレイ時は特殊武器を一つも持たない最初の1ステージを突破するまでが大変ですが、その後は弱点がつける敵を探せば突破しやすいので、各ステージをめぐって自分で一番突破しやすいと感じたステージをやりこんでいくとクリアしやすいです。

 また、各ステージには特定の特殊武器がないと取れないアイテムなどもあります。なので、ゲームに慣れてきたらそれらを効率的に回収できるルートを模索してみるのも面白いです。例えば、バスター一つで倒せる敵としてオススメなのはカットマンなのですが、そこから進めてしまうと弱点属性の順番でガッツマンが最後になってしまい、ガッツマンの特殊武器が無いと手に入らないマグネットビームと呼ばれる特殊武器を改めて取りに行かなければならなくなるので、多少無理してもガッツマンから行くといった具合です。ちなみにすでにクリアしたステージも改めてステージを攻略することはできるので、それを踏まえて改めてアイテムを回収するルートを構築することも可能です。このように、手探りで色々なステージを回って、自分なりの最適なボス戦の順番などを模索出来るのが本作の魅力です。

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厳しさの中に一筋の救済を

 本作のアクションはジャンプとショット(特殊武器はショットを切り替えて同じボタンで撃てる)の単純な仕様ですので、複雑な操作などは要求されません。ですが、足場ギリギリでジャンプするいわゆるギリジャンが要求する場面が多く、またジャンプ中に急に敵が現れてそのまま落下させられたり、降りた先のエリアに即死トラップがあったりと初見殺し的な場面が多く理不尽に感じる場面も多々発生します。また、自分を追尾してくる敵がかなり多く、特に空中からVの字でひたすら自分を追いかけてくる敵は、慣れるまではかなり苦労させられることでしょう。

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 その他、各ステージには消える床や移動する足場を移り渡るなど各ステージごとにギミックがあります。それらのおかげでステージパターンが豊富で楽しさにつながっているのですが、それ自体の難易度が高いものが多いです。特に、消える床は、後のシリーズでは単純な構造になっているものが多いですが、本作はエリア内にバラバラに配置されていることが多く、完璧にパターンを把握していなければ突破できません。総じて、シリーズの中でもアクションゲームとしての難易度は高めで、特に初見のライトユーザーには厳しいものとなっています。

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 ただし、上記で紹介したボスの弱点の存在や、足場を自分で作り出せるマグネットビームなど救済処置も多いです。特に自分前方に道を作り出すマグネットビームは消費するエネルギーこそ多いものの非常に便利で、これをうまく使えば大抵の仕掛けは無視して先に進むことが出来ます。そのあまりの便利さに必須の場面以外でのマグネットビーム禁止プレイが縛りとして成立するほどです。

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このように、工夫次第で難易度を大きく下げられるのが嬉しいポイントです。なので、高難易度アクションゲームの入門作として本作はオススメです。

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