ニューヨーク在住の舞台芸術評論家トシ・カプチーノが自伝ソロ・ミュージカルを上演
ニューヨーク在住の舞台芸術評論家トシ・カプチーノが自伝ソロ・ミュージカル『“SUPER” Late Bloomer ~トシ・カプチーノ自伝ソロ・ミュージカル「大器“超”晩成」~』を2018年1月にTOKYO FM HALL(東京)で上演する。2016年にアメリカ・NY DUPLEX、東京・新宿ゴールデン街劇場、福岡・甘棠館Show劇場にて上演し、好評を博した作品を、今回は新たに演出家の岡本寛子を迎えて再演することとなった。
トシ・カプチーノは、ニューヨーク在住の舞台芸術評論家として、新聞、雑誌、プログラム等への寄稿を行いながら、NYにおける演劇やコンサート等の興行企画、制作、委託プロデュースを行っている。NYの演劇評論家、 ジャーナリスト130名で構成されるドラマデスク賞の日本人審査員でもある。また、2005年よりパフォーマーとしても活動を開始。定期的にキャバレーショーをNYや日本各地で開催。ショーの演出や構成などは自身で手がけるなど、マルチに活躍してきた。
今作品はそんなトシ・カプチーノが、自身の波瀾(or涙と笑い)に満ちた半生を、本場ブロードウェイで培ったセンスとパワーを結集してミュージカルに仕立てた〝異色〟の作品。「LGBTミュージカルの決定版」を標榜する。
気になる内容は……博多に生まれ、思春期にゲイであることを自覚したトシ・カプチーノが、高校2年でオーディション番組「スター誕生」決戦大会に出場。卒業後、上京してプロの道を志すも成功への道のりは遠く、自身の性癖に葛藤しながら紆余曲折を経てニューヨークへ。 自分がゲイであることも母親にカミングアウトするが……。今だから笑える中学時代の初恋、 西麻布のゴージャスなヒモ生活からの転落、ニューヨークでのパートナーとの出会い等々が、包み隠さず描かれる。