コミカルなお芝居からかっこいいダンスまで――2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ 第4幕『Lunatic Party』観劇レポート
2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ 第4幕『Lunatic Party』 (C)TSUKISTA.LP
10月11日(水)から15日(日)までZeepブルーシアター六本木で上演される2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ 第4幕『Lunatic Party』のゲネプロが行われた。
ハロウィンの時期にぴったりなストーリーと、『ツキステ。』ならではのダンスライブは笑いも感動も盛りだくさん。本作では人間の姿になったアニマルズも登場し、公演をより一層盛り上げている。
アニマルズ
お芝居パートはアニマルズも存在感抜群
ゲネプロが始まると、舞台の上には今回のオリジナルキャラクターである一人の魔法使いが舞台上に現れた。怪しい雰囲気を醸し出し、禁忌の秘術を成し遂げるべく、使い魔である黒猫に秘術に必要な『月の石』を探させていた……。
ある日、とあるショッピングモールへと取材で訪れていた睦月始(校條拳太朗)、弥生春(仲田博喜)、水無月涙(佐藤友咲)、神無月郁(笹翼)の4人。ハロウィン目前で浮き足立つモールの中を“冒険”していると、不思議な輝きを持つ石のペンダントに巡り合う。始と涙はそれぞれのペットである黒田とヤマトへのお土産に、その石のペンダントを手に入れた。
ツキノ寮ではSix Gravity(グラビ)とProcellarum(プロセラ)のメンバーとアニマルズたちがいつも通りの日常を送っていた。ハロウィンイベントで着る懐かしの衣装を一度着ておこうということになり、デュエット衣装で登場するメンバーたち。メンバー勢揃いのツキノ寮で、突然始とヤマトにつけたペンダントの石が光だし、あたりは白い光が囲まれた。目を覚ましたメンバーの前には何故か人間の姿になったアニマルズたちが現れる。どうやら“いつものすってんころりん”で魔界に迷い込んでしまったらしい。
“すってんころりん”で魔界に
(左)ヤマト
持っていた不思議な石、『月の石』を狙う怨霊に襲われる始、春、涙、郁の4人。同じく『月の石』を持っていたヤマトは怨霊に呪いをかけられてしまう。ヤマトの呪いを解くためにメンバーたちは『月の石』探しを手伝うことに。
グラビとプロセラに分かれて『月の石』探索を始めるが、そこに立ちはだかる魔界の生き物たち。メンバーはデュエットごとに歌やダンスで立ち向かい、残りの石を集めていく。
物語はクライマックスに近づき、探し出した2つの『月の石』を怨霊に渡すが、結局禁忌の秘術は失敗してしまう。ヤマトの呪いは解けるのか。そして、禁忌の秘術とはなんのことなのか――。
(中央)ディアブロ
(中央)コロッケ
(右)中井さん
(中央)ホケキョくん
(左)マゼラン
(左)笹熊1号
ハロウィンの時期にもぴったりなストーリーには、涙とヤマトをはじめとするメンバーとアニマルズの絆の物語も組み込まれている。ハロウィンパーティーと銘打っての「ツキステ。」オリジナル楽曲でのライブパートも盛り込まれている。
お芝居だけではなく、歌にダンスにコントと、バラエティーに富んだ第一部。お芝居パートは、本公演メインテーマの「Lunatic Party」で締めくくられた。
目の前で踊る姿はキャラクターそのもの! 圧巻のダンスライブ
お待ちかねのダンスライブは、Six Gravityの「GRAVITIC-LOVE」でスタート。Procellarumが「LOLV-Lots of Love-」を披露すると、休む暇なく年少組からグラビとプロセラのデュエットが交互にライブを盛り上げていく。年長組の曲が終わると再びグラビのメンバーが登場し「GRAVITY!」を披露。始と隼のハイタッチで入れ替わると、プロセラが「ONE CHANCE?」をカッコよく決める。
ラストはグラビとプロセラ全員で、客席を巻き込んで「ツキノウタ。」を披露。ペンライトやうちわを持って応援するファンとハイタッチをするなど、ライブを最高の盛り上がりで締めくくった。
(C)TSUKISTA.LP