「温かな居心地のよい雰囲気」を体感する 『デンマーク・デザイン』展が開催
スィスィーリェ・マンズ ペンダント・ランプ〈カラヴァッジョ〉 2005年 ライトイヤーズ デンマーク・デザイン博物館 Photo:Lightyears A/S
日本・デンマーク国交樹立150周年記念『デンマーク・デザイン』展が、2017年11月23日(木・祝)~12月27日(水)にかけて東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて開催される。
デンマークは、近年人気を集める北欧デザインの中でも、数々の巨匠を輩出し続けるデザイン大国だ。特に第二次大戦後の「ミッド・センチュリー(20世紀中頃)」と呼ばれるデザイン史上の黄金期には、アーネ・ヤコプスン[アルネ・ヤコブセン]、ハンス・ヴィーイナ[ウェグナー]、フィン・ユール等のデザイナーたちが、多くの優品を創り出した。
コンポート、皿、バターパット〈ブルーフルーテッド〉 ロイヤル コペンハーゲン 塩川コレクション
アーノル・クローウ 鉢〈マーガレットサーヴィス〉 ロイヤル コペンハーゲン 塩川コレクション
コーオ・クリント ペンダント・ランプ〈レ・クリント 101C〉 1944年 レ・クリント Photo:LE KLINT
コーオ・クリント 椅子 KK37580〈レッドチェア〉 1927年 ルド・ラスムッセン工房 デンマーク・デザイン博物館 Photo:Designmuseum Danmark/Pernille Klemp
ポウル・ヘニングスン ペンダント・ランプ〈PH アーティチョーク〉 1957年 ルイスポールセン Photo:Michael Whiteway
本展では、デンマークのデザイン博物館の学術協力のもと、19世紀後半からミッド・センチュリーを経て現在に至る、家具、食器、照明器具、日用品等を一堂に展示。デンマーク・デザインの魅力に迫る。また展示室にはハンス・ヴィーイナ[ウェグナー]がデザインした数種類の椅子に座ることのできるコーナーも設けられているとのこと。まさに、「ヒュゲ(※)」を愛する、デンマークの暮らしのかたちを体感できる展示となるだろう。
※デンマーク語で「温かな居心地のよい雰囲気」という意味の言葉
ハンス・ウェグナー 椅子 JH550〈ピーコックチェア〉 1947年 ヨハネス・ハンスン Photo:Michael Whiteway
カーアン・ケルゴー=ラースン 皿〈ブルーフルーテッド メガ〉 2000年 ロイヤル コペンハーゲン デンマーク・デザイン博物館 Photo:Royal Copenhagen
キビースィ 自転車〈PEK〉 2015年 ビオミーガ デンマーク・デザイン博物館 Photo:Biomega
ナナ・ディツェル 椅子〈トリニダードチェア〉 1993年 フレデリシア・ファニチャー デンマーク・デザイン博物館 Photo:Seoul Arts Center
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デンマーク・デザイン
会期:2017年11月23日(木・祝)~12月27日(水)
休 館 日:月曜日(ただし12月25日は開館)
会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
〒160-8338 新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
開館時間:午前10時~午後6時、金曜日は午後7時まで(入館は閉館30分前まで)
http://www.sjnk-museum.org/program/expect/5062.html