山田孝之×長澤まさみ×福田雄一監督で『50回目のファースト・キス』日本版公開へ　原案はアダム・サンドラー×ドリュー・バリモアの傑作

映画『50回目のファースト・キス』が山田孝之、長澤まさみ出演、福田雄一監督で日本版としてリメイクされ、2018年6月１日（金）に公開されることが決定した。日本版のタイトルは、『50回目のファーストキス』となる。

『50回目のファースト・キス』は、ピーター・シーガル監督、アダム・サンドラー、ドリュー・バリモア出演で2004年に製作されたロマンチック・コメディ。ハワイの水族館で獣医師として働くプレイボーイと、一晩で記憶がリセットされてしまうという“短期記憶喪失障害”の女性の恋を描いた物語だ。

その日本リメイク版となる『50回目のファーストキス』は、原案と同じくハワイを舞台とし、山田孝之演じるプレイボーイの大輔と、長澤まさみ演じる地元の女性・瑠依の恋を描く。ハワイのオアフ島でツアーガイドのバイトをしている大輔は、カフェで明るく魅力的な瑠依と出会い、意気投合。二人は次の日も会うことになるが、瑠依は大輔のことをまるで覚えていない。それは、瑠依が過去の事故が原因で、新しい記憶が一晩でリセットされてしまうという後遺症を抱えていたためだ。瑠依に心から惹かれるようになった大輔は、毎日“初対面”となる彼女をあの手この手で口説き落とし、毎日恋に落ち、毎日ファーストキスをくりかえす。

大輔と瑠依を演じる山田孝之と長澤まさみは、2007年の『そのときは彼によろしく』以来10年ぶりの共演。となる。監督・脚本を担当するのは、映画『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』で知られる福田雄一氏。コメディの名手として知られる福田監督が、街道をひた走ってきた“コメディの王者”福田監督が、知る人ぞ知る傑作ロマンティック・コメディをどうリメイクするのか、注目だ。

山田、長澤、福田監督のコメントは以下のとおり。

山田孝之

脚本を読む度に、こんなに笑って、こんなに泣いたのは初めてではないだろうか。ラブストーリーとして素晴らしく感動的で、コメディとして素晴らしく面白い。その素晴らしい脚本をキャスト、スタッフが心の底から愛していて、きっとその全てを映像に収めることができた。完成作を見たときも涙が止まらないことが想像できる。そして劇場を後にする際、我々は思うだろう。「福田雄一に泣かされたことが少し納得いかない」と。

長澤まさみ

瑠依は、家族を大切にし、人に対しても優しく接する事ができる絵に描いたような大和撫子のような人ですが、一方でたくましさも持ち合わせるユーモアのある人です。福田監督には『銀魂』でお世話になりましたが、真面目にコメディがやれたら楽しそうだなと思っていたので、願ったり叶ったりでした。山田さんとは10年前に映画でご一緒させていただいてから共演する機会がほぼなかったので、再共演できる事がとても嬉しい気持ちでいっぱいでした。なんだか毎日良い作品ができるのではないかという気配を感じて、キャスト・スタッフ一丸となって撮影できたような気がしています。絶対に面白くなるであろう作品に出会えた事が嬉しく、撮影が終わって早くたくさんの人に見て欲しいという思いが募る一方です。

福田雄一監督

この映画のお話を頂いてから原作の映画を観ました。ハワイで長期で滞在する機会があり、ハワイにもリゾート地とは違う、とてものんびりとした住民の人たちの生活があることを知りました。リゾートとしてのハワイしか知らなかったらこの映画を撮ることに勝算は持てなかったと思います。ちゃんと違う側面を知ったからこそ、このお話をお受け出来たと思っています。気心知れた山田くんと長澤まさみちゃんはまさにイメージ通りのキャストでした。ハワイでの撮影は丸々1カ月でしたが、あっという間でした。初めてのラブストーリーに挑戦ですが、あのザッカー兄弟のジェリーが「ゴースト」をやっているように、ギャグコメディばかりやってきたこのチームでラブストーリーやってるだけで新鮮で楽しくて仕方ないんです。笑えますし、しっかりとラブストーリーとして仕上げました。幅広い世代のお客様に楽しんで頂けると思います。ちなみに僕、初めて撮影中、モニター観ながら泣きましたし、編集してまた泣きました。

映画『50回目のファーストキス』は2018年6月1日（金）全国ロードショー。