水曜日のカンパネラ、香港最大級『Clockenflap Festival 2017』に登場 イマジネーションを越えた演出にオーディエンスが大興奮
Photo by Mariko Kurose
11月18日(土)、水曜日のカンパネラがCentral Harbourfront Hong Kongで開催された香港最大級の音楽&アートフェスティバル『Clockenflap Festival 2017』に出演した。
Clockenflapは2008年より香港の九龍半島海浜のベイサイドにある文化・芸術エリアで行われている音楽と芸術の祭典で、国内外から様々なアーティストが出演している。
Photo by Mariko Kurose
水曜日のカンパネラは同日の夕方帯、ベイサイドが夕焼けに染まる絶好のシチュエーションでパフォーマンスを行った。ステージ前を埋める多くのオーディエンスたちは、今か今かと水曜日のカンパネラを待ち受ける。
本番開始時刻と同時にステージ上に用意していた巨大な布が膨らみ始める。1曲目は「ゴッホ(REMIX)」、膨らみきった大きな布の塊の中からコムアイの声だけが聴こえるミステリアスな雰囲気、コムアイが幕から登場すると歓声が起こり会場の熱はどんどんヒートアップ。続けて「嬴政」のビートで一気にオーディエンスの心を掴むと、間髪入れずに「メロス」を歌唱、サビでは「走り出せメロス」を会場全体で合唱した。
「メロス」で一体感を生んだ後、「ウランちゃん」でドープな世界を演出。トリッピーなトラックでコムアイと共に皆、体を揺らす。ウランちゃんの終盤からコムアイがステージの前に詰め寄ると、観客の最前線に用意されたトロッコに飛び乗る。予想外の展開にオーディエンスは大興奮。スマホを取り出し、目の前に移動して来るコムアイを思い思いに撮影していた。
Photo by Mariko Kurose
コムアイはそのままトロッコでオーディエンスの中央まで移動。その間に「ユタ」を歌唱すると、聴きなじみの無いサウンドにみな、目を光らせで興味深々。中央には脚立が用意されており、コムアイは「ピカソ」を脚立の上で歌唱した。イマジネーションを越えた演出が次々行われ観客が驚くなか、そのまま「シャクシャイン」でテンポよくパフォーマンスを進め、コムアイは再びステージに戻った。そして、流暢な英語でMCを行い、香港でライブができたことに感謝すると、「一休さん」を歌唱。スモッグも放出されステージはついにクライマックスに突入する。
Photo by Mariko Kurose
ステージ上には水曜日のカンパネラの演出ではお馴染みのウォーターボールが登場。コムアイがウォーターボールに入り、水曜日のカンパネラの代表曲である「桃太郎」を歌いながら、観客上へダイブ。会場全体が「桃太郎」を大合唱しながら「おにたーいじ」コールが起こりこの日一番の盛り上がり。ステージに戻ると大歓声の中パフォーマン全編が終了。「Have a good night」と言い残しコムアイはライブを締めくくった。
Photo by Mariko Kurose
会場で「Wednesday! Wednesday!」と幾度もファンに呼び止められ、笑顔で会話するコムアイ。2017年はシンガポール、フランス、台湾、アメリカと世界各地でライブを行ってきた水曜日のカンパネラは、2018年はどんな国でパフォーマンスを見せてくれるのか。
日程:2017年11月17日、18日、19日(水曜日のカンパネラは18日に出演)