石原さとみ4年ぶりの舞台出演作品『密やかな結晶』、森本千絵アートディレクションによるビジュアルが完成
撮影:宮原 夢画 (MMF)
石原さとみ、村上虹郎、鈴木浩介が複雑に絡み合う、不可思議さ美しさ恐ろしさを表現したビジュアル
石原さとみが2018年2月2日(金)~25日(日)、東京芸術劇場プレイハウス『密やかな結晶』に4年ぶり舞台出演する。本作は芥川賞作家、 小川洋子の小説『密やかな結晶』を舞台化し、石原は主演の小説家を演じる。
有機物であることの人間の哀しみを見つめ、 現代の消滅、 空無への願望を、 美しく危険な情況の中で描く長編小説『密やかな結晶』。 人生と人間への愛を、 笑いも苦しさも悲しみも喜びも一つの作品で芸術的に表現をする鄭義信が舞台化に挑む。共演には村上虹郎、 鈴木浩介との不思議な三角関係も見所の一つ。 さらに山内圭哉、 ベンガル、 藤原季節、 山田ジェームス武、 福山康平、 風間由次郎ほかが名を連ねる。
このほど森本千絵アートディレクションによる本作品のビジュアルが完成した。Mr.Children や松任谷由実など名だたるアーティストの CD ビジュアルやMV などを手がけるだけでなく、幅広い分野で活躍するクリエイター、森本千絵によるアートディレクション。また、カメラマンの宮原夢画、スタイリストの伊賀大介、ヘアメイクの冨沢ノボルと、第一線のアーティストが集結し創り上げたものだ。
<森本千絵さんによるコメント>
消えていく存在、忘れたくない存在。
原作から浮かぶ想像は、簡単には形にはできない世界。だからこそ面白く望めたアートワークでした。
石原さとみさん、村上虹郎さん、鈴木浩介さんが集まり、塗ったり絡まり合いながらの大変な撮影。お互いに支え合いながら、消しあってるかのようにもみえる塊を作りました。
まさに結晶のように。
写真家の宮原夢画さんが美しい気配を描き、スタイリストの伊賀大介さんが背景と溶け合う衣装を描き、メイクの冨沢ノボルさんがボディペイントをほどこしさらに不思議な世界に仕上げてくださいました。
なによりも石原さとみさん、村上虹郎さん、鈴木浩介さんは一瞬でも辛い姿勢を撮影中ずっと作り続けてくれ、アイデアをだしてくださったり、それぞれの視線や佇まいが物語のはじまりを現してくれています。
わたしは最初に一枚の絵を描きましたが
その絵の存在はまさに消え、想像を超える世界がはじまったのです。
お仕事のはずが、作っているうちにわたし自身がいちばんの観客になってしまいました。これからはじまる舞台が心から楽しみです。
目に見えないものをどう描いていくのか。
それをこの目でしっかり観に行きたいと思います。
goen° アートディレクター 森本千絵
<プロフィール>
◆森本千絵
株式会社 goen゜主宰。コミュニケーションディレクター・アートディレクター。1999 年博報堂入社。オンワード樫山、Canon などの企業広告をはじめ、NHK連続テレビ小説「てっぱん」のオープニングタイトルや、松任谷由実、Mr.Children などのミュージシャンのアートワーク、本の装丁、映画・舞台の美術や、動物園や保育園の空間ディレクションを手がけるなど活動は多岐に渡る。最近では、安室奈美恵出演「Hulu」の新キャンペーンCMのアートワークを担当。2011年ADCグランプリ、伊丹十三賞、日本建築学会賞、日経ウーマンオブザイヤー2012など多数受賞。
◆石原さとみ
2002 年ホリプロタレントスカウトキャラバンにてグランプリを受賞。最新作に来年1月より主演を務める連続ドラマ『アンナチュラル』(TBS)が控えている。
◆村上虹郎
カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品『2つ目の窓』(主演)を務め、俳優デビュー。現在放送中のアニメ『いぬやしき』では声優に初挑戦している。
◆鈴木浩介
青年座研究所を卒業し、その後同劇団に入団。退団後は主にテレビドラマを中心に活動。12月9日より出演作『ビジランテ』の公開が控えている。
【東京公演】
日程:2018年2月2日(金)~25日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス (東京・池袋)
日程:2018年3月3日(土)、4日(日)
日程:2018年3月8日(木)~11日(日)
日程:2018年3月17日(土) 、18日(日)
主催:ホリプロ
原作:小川洋子「密やかな結晶」(講談社文庫)
脚本・演出:鄭義信
出演:石原さとみ 村上虹郎 鈴木浩介
藤原季節 山田ジェームス武 福山康平 風間由次郎
江戸川萬時 益山寛司 キキ花香 山村涼子/山内圭哉 ベンガル
公式サイト:http://hpot.jp/stage/hisoyaka