中村倫也・青木崇高らの出演が明らかに 石原さとみ主演の映画『ミッシング』11名の追加キャストを発売
左上から時計回りに、青木崇高、中村倫也、森優作、細川岳、小野花梨 映画『ミッシング』追加キャスト (C)2024「missing」Film Partners
2024年公開の映画『ミッシング』から、中村倫也ら追加キャストが発表された。
『ミッシング』は、『ヒメアノ〜ル』『空白』などで知られる吉田恵輔監督が、石原さとみを主演に迎え、自らのオリジナル脚本でメガホンをとった最新作だ。
とある街で起きた幼女の失踪事件が発生。あらゆる手を尽くすも、見つからないまま3ヶ月が過ぎていた。娘・美羽の帰りを待ち続けるも少しずつ世間の関心が薄れていくことに焦る母・沙織里は、夫・豊との温度差から、夫婦喧嘩が絶えない。唯一取材を続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田を頼る日々だった。そんな中、娘の失踪時、沙織里が推しのアイドルのライブに足を運んでいたことが知られると、ネット上で“育児放棄の母”と誹謗中傷の標的となってしまう。世の中に溢れる欺瞞や好奇の目に晒され続けたことで沙織里の言動は次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまうほど、心を失くしていく。一方、砂田には局上層部の意向で視聴率獲得の為に、沙織里や、沙織里の弟・圭吾に対する世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。
あらたに本作への出演が発表されたのは、11名。娘が失踪した家族の取材を続ける地元テレビ局の記者・砂田役で中村倫也、妻・沙織里との温度差から夫婦喧嘩が絶えなくなる夫・豊役で青木崇高、心が見えなく何を考えているのか分からない怪しげな沙織里の弟・圭吾役で森優作、砂田の後輩で新人記者の三谷役で小野花梨、カメラマン・不破役で細川岳が出演する。
また、失踪してしまう沙織里の娘・美羽役で有田麗未、砂田の上司でテレビ局の番組デスク役で小松和重、沙織里の弟・圭吾の職場の先輩役でカトウシンスケ、砂田の後輩記者・駒井役で山本直寛、失踪事件の担当刑事・村岡役で柳憂怜、沙織里と圭吾の母親役で美保純がキャストに名を連ねている。
中村倫也らキャスト5名のコメントは以下の通り。
中村倫也
理想と現実を同じ地平に存在させることは難しい。そんな一筋縄では行かないもどかしさを乗せて、砂田という役を演じました。この作品でそっと置かれている、人間の美しさが私は好きです。お楽しみに。
青木崇高
「この夫婦に、これからも希望の光がさし続けますように」 撮影が終わり、役柄から離れても、そう願っている自分がいます。
この映画が人の心に優しく寄り添えるものになって欲しいです。
森 優作
いろんな情報が錯綜している社会で、日々、個人の価値観が揺らぎ、知らず知らずの内に、物事に対する白黒を簡単につけすぎているのではないか、と感じます。その色と色の狭間には何が在るのか、この作品は懸命に見つめています。自分が演じた土居圭吾は、今もずっと心にいます。より多くの方に何かが少しでも届くことを願っています。よろしくお願いします。
小野花梨
目を背けたくなるけど目が離せない。そんな石原さとみさんの佇まいと作品のエネルギーに圧倒されました。作品の一部になれて幸せでした。
細川 岳
どこまで続くか分からない苦しみに胸を締め付けられながらも、そっとさしこむ光や風景、そこで生きる人の姿にはっとさせられた。『美しい』と思う瞬間が何度もあった。そういう瞬間にこそ自分勝手な日常から立ち止まることができるし、人を想うことができるのではないかと感じさせられた。実際そうだと思った。強さとはなんだろうか、強くないといけないのだろうか。喪失の先にある未来に光があると信じたい。
『ミッシング』は2024年全国公開。
※吉田恵輔監督の「吉」は“つちよし”が正式表記。