『CINEMA FIGHTERS』舞台挨拶に岩田剛典、桜庭ななみらが登壇 岩田が”本気で照れた”サプライズとは
『CINEMA FIGHTERS』
EXILE TRIBEとショートショート フィルムフェスティバル&アジアによるコラボ企画『CINEMA FIGHTERS』の公開を記念して、1月27日(土)に、落合賢監督、岩田剛典、桜庭ななみが登壇し舞台挨拶が行われた。
登壇した3名は、6つのショートフィルムから成る本作の1編『SWAN SONG』に携わっている。トークセッションでは、今回の企画への参加したことについて岩田は「ショートフィルムの短い尺だからこそある、集中して観れる感覚など色々な魅力が詰まったプロジェクトで、このプロジェクトに参加させて頂いたことはとても嬉しかったです」と語ると、共演の桜庭は「6編とも、とても魅力的な作品ばかりで観終わった後の感想が止まらない作品でした。なので今日、こんなに多くの皆さんに観て頂けてとても嬉しいです」とコメント。また撮影時のエピソードとして桜庭が「監督から台本にないサプライズを入れて欲しいと言われ緊張しました」と語ると岩田は「あの台本になかった手袋を外すシーン!本気で照れちゃいました」とはにかみながら語り、場内から笑い声が沸き起こる場面も。
岩田は本作のプロジェクトについて「今回の企画は自分たちLDHとしても初めての試みで、僕自身もショートフィルムに出演するのは初めてでした。いよいよ公開を迎えましたが、ひとりでも多くの人に届けばいいなと思っています。『CINEMA FIGHTERS』の第二弾も作られますので、そちらも是非注目してください!」と本作をPRし大歓声のなか舞台挨拶は幕を閉じた。
――公開を迎えた今の気持ちは?
落合賢監督:小説には短編のアンソロジーというものがありますが、ショートフィルムを6作品合わせるというのは、なかなかない企画です。まるでワインのテイスティングのように楽しめる作品になりました。実は映画は長く作る方が簡単だったりして、ひとつひとつのエッセンスを選ぶのは大変でした。
岩田剛典:今回の企画は自分たちLDHとしても初めての試みで、僕自身もショートフィルムに出演するのは初めてでした。ショートフィルムの短い尺だからこそある、集中して観れる感覚など色々な魅力が詰まったプロジェクトで、このプロジェクトに参加させて頂いたことはとても嬉しかったです。こういう機会があったらまた参加したいと思います。
桜庭ななみ:この『CINEMA FIGHTERS』は6編とも、とても魅力的な作品ばかりで観終わった後の感想が止まらない作品でした。私も初めて観させて頂いた後、事務所の方とずっと感想を言い合っていました。なので今日、こんなに多くの皆さんに観て頂けてとても嬉しいです。
――撮影にあたってインスパイアを受けたものは?
落合賢監督:「Heavenly White」という曲の、小竹正人さんの歌詞が素晴らしく、サビの「もう会えない もう会わないから 永遠に僕を許さなくていい でもあなたが今この空の下で 誰より幸せなこと 願っているよ」という部分がこの作品の根幹でした。「記憶の隙間に今でもあなたは降り積もってる」というところも好きで、世界の終わりのなかアサヒが片思いの彼女を探すさまを描きたいと思いました。あとは冒頭の「かするよなKissを 交わすたびにあなたは」というところが、かするよなKissってどんなKissだ?と気になっていました(笑)。
――撮影にあたって相談されたことは?
岩田剛典:監督からは「世紀末を舞台にしているけれど、世紀末のデートなんだ」と言われました。アサヒがある女性と出会って、ソリで滑り降りるのシーンやデパートのシーンなどは、普通のシチュエーションなら普通のデートなんだと。すごくベタな恋愛を、この世紀末というシチュエーションでやればどうなのかということを相談させて頂きました。
タイトルである『SWAN SONG』は、白鳥の死ぬ前の鳴き声という意味があって、世紀末の終焉に盛り上がるというロマンチックな物語になっています。監督は普段はLA在住なのでそこで感性を磨いているのかなと思いました。
桜庭ななみ:クランクインする前日に「サプライズを入れて欲しい」と言われました。台本にないセリフを本番だけ入れて欲しいと。そこで手袋を外すシーンがあるのですが、すごく緊張していたので、そこは本番前に何回もひとりで練習しました。監督からは岩田さんにもサプライズを頼んでいると聞いていたので、岩田さんからはどんなサプライズが来るのか、ドキドキしながら待ち構えていました。
――自身の役を演じるにあたって意識したことは?
岩田剛典:脚本も監督が書かれているということもあって、この映画の設計図は監督の頭の中にあるので監督についていこうと決めていました。短い尺なのでストーリーに起伏を作るのは大変ですが、監督が組み立ててくださったので、それを信じようと思いました。
桜庭ななみ:ウミには最後、自分しか知らない事実があったのですが、その前のシーンでも頭の中では、そのことを意識しながら演じていました。数日間、家を開けるというシーンなどは、自分に余計な情報を入れないように現場を見ないようにと注意していました。
――撮影時の面白エピソードを教えてください。
岩田剛典:机をソリにして滑り降りるシーンはとてもスリリングで、めちゃくちゃ怖かったです。ただシーンとしては楽しいシーンなので、予想以上に怖くて素の自分が出そうになって危なかったです(笑)。
桜庭ななみ:ソリのシーンはあまり乗り心地が良くなかったです(笑)。ソリに乗って叫んでいるシーンはアフレコで声を入れていて、撮影した後に「ああああああああ!」と監督も一緒に叫んでいて、何をしてるんだろうと面白かったです(笑)。
――お気に入りのシーンを教えてください。
岩田剛典:僕はもう、桜庭さんが手袋を外して手を差し出してくるシーンです。あの手袋を外すのは桜庭さんのアドリブで台本にはなく、いきなりやられて本気で照れちゃいました。それが一発でOKが出て、完成した作品を見るまで、あの時の表情は大丈夫かなと心配していました(笑)。
桜庭ななみ:机をソリにして滑り降りるシーンがすごく好きです。
一週間後にどうなるかわからない、ふたりの人生がこの後どうなるのかというところでも、心から楽しんでいる、素敵なシーンでした。
落合賢監督:どのシーンも印象深いですが、岩ちゃんがスコップで穴を掘って、地下道に入ってギターを入れる冒頭のシーンは、撮影がとても大変なシーンでボランティアの方々も一緒に入ってくださり、みんなで協力して撮影したのが印象的でした。
――最後に一言、ご挨拶をいただけますか。
桜庭ななみ:今日は本当にありがとうございました。
ショートフィルムだからこそ、このストーリーの後ふたりはどうなるかというのを、観て下さった皆さんがどう考えるかによって完成します。どうかご家族、ご友人、恋人の方と一緒にみて、感想を話して、皆さんの中での完成を見つけてください。
落合賢監督:本日は本当にありがとうございました。ショートフィルムはまだまだ認知度を上げるのがチャレンジングな部分があります。皆さんの力をお借りして、今日観て頂いたご自分の気持ちを綴って頂きたいです。宜しくお願い致します。
岩田剛典:本日は寒い中、本当にありがとうございました。いよいよ公開を迎えましたが、ひとりでも多くの人に届けばいいなと思っています。『CINEMA FIGHTERS』の第二弾も作られますので、そちらも是非注目してください!
日 程:1月27日(土)10:00の回
場 所:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SC7(東京都港区六本木6丁目10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内)
登壇者:『SWAN SONG』より 落合賢監督、岩田剛典、桜庭ななみ
『キモチラボの解法』
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