長嶋茂雄やBUMP OF CHICKENゆかりの場所でもある佐倉市で開催される「佐倉花火フェスタ」の魅力に迫る

インタビュー
イベント/レジャー
2018.6.5

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――花火大会について開催することになったきっかけなど、これまでの深い歴史を教えてください。

佐倉花火フェスタ」は、昭和31年に「佐倉樋之口橋納涼大会」として始まり、昭和41年に「印旛姫の宮奉納花火大会」と名称を改め後、昭和44年に県内初となる、二尺玉4発(当時は関東最大)を打ち上げました。そして、昭和53年に「印旛沼花火大会」、平成元年に「印旛沼国際花火大会」と名称を改め、ヨーロッパ4カ国が参加する国際的な花火大会へと発展を遂げますが、ごみ問題や花火の輸入の難航、景気低迷により、平成17年に、一度中止となってしまいます。しかし、市民の皆様の強い要望により、平成19年から「佐倉市民花火大会」として新たに生まれ変わり、昨年からは、市民の皆様以外の方々にもご来場いただき、お楽しみ頂きたいという思いを込めて「佐倉花火フェスタ」に名称を改め、現在に至ります。

――当大会ならではの特徴や自慢できるプログラムとはどんなものなんでしょう。

音楽と連動して10分間に8000連発の花火を打ち上げる「ビッグプレミアムスターマイン」は、とても人気があり、佐倉自慢のプログラムです。また、直径約500メートルの大輪を咲かす巨大な「二尺玉」も佐倉の花火の見どころの一つです。昭和44年に4発の2尺玉を打ち上げたことにちなみ、佐倉では現在も4発打ち上げています。

ビッグプレミアムスターマイン

ビッグプレミアムスターマイン

二尺玉

二尺玉

――他にもおすすめする部分などはありますか。

花火との距離が近いため、大迫力の花火を楽しむことができます。特に二尺玉は圧倒的迫力です。ぜひその大きさと音を体感してほしいです。また、有料観覧S会場限定になってしまいますが、関東では珍しい「手筒花火」を見ることができるほか、沼としては日本一の面積を誇る印旛沼から打ち上げる珍しい「水上花火」を見ることもできます。

手筒花火

手筒花火

水上花火

水上花火

――今年のテーマ、およびその理由をお聞かせください。

今年のテーマは「佐倉の花火・新次元」です。昨年までは10分間に6000連発を打ち上げていた「ビッグプレミアムスターマイン」ですが、今年は10分間に8000連発に挑戦します。また、丘から見下ろす新感覚の観覧席(サンセットヒルズ会場)を用意しました。下から見上げるのとは一味違った花火を楽しむことができると思います。

サンセットヒルズ

サンセットヒルズ

――例えば特に力を入れているところ、見どころはあったりするんでしょうか。

ビッグプレミアムスターマインはぜひ見てもらいたいです。昨年までは10分間に6000連発でしたが、今年は8000連発に挑戦します。これまでにはない感動を皆様にお届けできると思います。

――実行委員を担当されて、思い出に残っているエピソードがありましたらお知らせください。

大会の準備においては辛いこともありますが、当日、花火を見た後のお客様の笑顔を見ると、とても嬉しく思います。この花火大会は、実行委員だけではなく、市民の皆様や市内の事業者様をはじめ、多くの関係者の皆様のご支援、ご協力により成り立っております。毎年、このような大きな花火大会を開催し、多くの皆様に笑顔と感動をお届けできることに感謝しております。

――地方からもたくさんのお客様がいらっしゃるかとおもいますが、土地の魅力やおすすめの観光スポットをおしえてください。

江戸の風情を残す城下町エリア

佐倉市は、江戸時代に栄えた城下町で、平成28年に成田市、香取市、銚子市とともに日本遺産「北総四都市江戸紀行~江戸を感じる北総の町並み~」に認定されました。日本百名城の「佐倉城」のある佐倉城址公園や、関東最大級の武家屋敷群、竹林が美しいひよどり坂、国の重要文化財に指定されている旧堀田邸・さくら庭園等の観光スポットがあります。お土産は、「佐倉茶(小川園)」や銀座木村屋の二号店にルーツがある、木村屋で販売されている「蔵六餅」やお城の形をした「十一万石最中」がおすすめです。他にも「ピーナッツバター(大津屋)」や「佐倉藩のにんにく」と「佐倉の味噌」を使用した「わさにん味噌(佐倉社中)」等、美味しいお土産が盛りだくさんです。

佐倉城址公園

佐倉城址公園

ひよどり坂

ひよどり坂

武家屋敷

武家屋敷

旧堀田邸

旧堀田邸

さくら庭園

さくら庭園

十一万石最中

十一万石最中

自然豊かな印旛沼エリア

また、花火の会場でもある佐倉ふるさと広場は、印旛沼湖畔に位置し、春はチューリップ、夏はひまわり、秋はコスモスを楽しむことができます。売店の佐蘭花や農産物直売所のマルシェかしまでは、佐倉の土産品や新鮮な野菜を買うことができます。印旛沼周辺には、BBQやキャンプを楽しめる印旛沼サンセットヒルズ、親子で遊べる佐倉草ぶえの丘、朝日が美しい舟戸かっぱ公園、県外からもサイクリストが集まる印旛沼サイクリングロードがあります。周辺の施設で食べることができる地元産の牛乳を使用したソフトクリーム(金子牧場)は人気があります。

印旛沼(サンセットヒルズから)

印旛沼(サンセットヒルズから)

長嶋茂雄やBUMP OF CHICKENゆかりの場所も

佐倉市は、長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督の出身地です。長嶋茂雄記念岩名球場や県立佐倉高等学校の地域交流棟にはユニフォーム等、ゆかりの品も展示されています。またBUMP OF CHICKENの出身地でもある佐倉市。市内には、歌詞中に出てくる場所やCDのジャケット写真に使われた公園等があります。

長嶋茂雄監督ゆかりの品(地域交流棟)

長嶋茂雄監督ゆかりの品(地域交流棟)


佐倉をめぐるならこちら↓
http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/meguri/

 

イベント情報

佐倉花火フェスタ2018(第58回佐倉市民花火大会)

日程 平成30年8月4日(土) ※荒天の場合、翌日まで順延
時間 開会式 19:00~
手筒花火 19:05~
打ち上げ時間 19:20~20:30
場所 佐倉ふるさと広場周辺/印旛沼湖畔(佐倉市臼井田2714)
花火の種類・数 日本花火 1万8,000発 (打上最大花火 2尺玉)
主催・問い合わせ 佐倉市民花火大会実行委員会(佐倉市、佐倉市観光協会、佐倉商工会議所、佐倉青年会議所)

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