都内最大級のアートイルミネーション展『和のあかり×百段階段2018』、パワーアップして今年も開催
今回のために制作された青森ねぶた「竹取物語」/漁樵の間
今年、創業90周年を迎える日本美のミュージアムホテル、ホテル雅叙園東京内の「百段階段」にて、『和のあかり×百段階段2018 ~日本の色彩、日本のかたち~』が、2018年7月7日(土)~9月2日(日)まで開催される。
会場である「百段階段」は、昭和10年に建てられ、雅叙園の歴史と共にさまざまな集いの場として多くの人々を迎えてきた。類稀な建築・美術による空間美から、2009年には東京都指定有形文化財に認定されている。
前回(2017年)の展示風景/頂上の間
2015年から毎年行われている本展の第1回目は、有形文化財である「百段階段」に無形文化財である「青森ねぶた」をコラボレーションするなど従来の企画展の概念を変える展示を展開。第2回目では過去最高となる9万人の来場者を数える人気企画となった。
第4回目となる今回は、前回の参加団体・作家数 35団体の2倍近い、63の出展者による展示が実現する。人の身長よりも大きな「青森ねぶた」から、手のひらにのる「江戸切子」まで、「祭り」「アート」「デザイン」「職人」「テクノロジー」をテーマに一堂に会し、全作品の写真撮影が可能だ。
見どころ1:ねぶた界初、「3流派による完全新作の共同作品」を公開
今回のために制作された青森ねぶた「竹取物語」/漁樵の間
今回は、ねぶた界初の試みとして現地青森では実現しない「3流派による完全新作の共同作品」を公開。青森ねぶた祭り最終日の海上運行の様に水面に浮かぶ「ねぶた」をイメージした幻想的な作品だ。その昔、筍の産地として知られ竹林にあふれた目黒と、部屋のモチーフとして描かれている平安時代に誕生した「竹取物語」の世界を美しく創り上げている。
見どころ2:インスタレーションアート集団「ミラーボーラー」が新作を発表
ミラーボーラーの作品(イメージ)
国宝「姫路城」や「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」など数々の大舞台を沸かせてきた、光りの空間演出をするインスタレーションアート集団「ミラーボーラー」が、日本画に囲まれた文化財を舞台に新作を発表する。
見どころ3:現代の日本画家が、文化財に挑む
日本画家 間島秀徳氏の作品
日本画家・間島秀徳氏が、6年の歳月をかけ、昨年末に完成させた3部作、幅6.8m 高さ2.2mにおよぶ大作。今回が初の3部作同時展示となる。
見どころ4:文化財に光の落書き体験
光の落書き
「百段階段」の頂上にあたる第8の部屋を今年も特別開放し「光の屏風」を設置。特別な筆を用いて光の落書きを楽しめる。
見どころ5:和のあかり展初となる香りの演出が登場
「SABON」の“Decade”10周年アニバーサリーコレクション
「百段階段」史上初となる試みとして、日本上陸10周年を迎えるイスラエル発のボディケアブランド「SABON」による香りの演出が実現した。日本からインスピレーションを受けて作られた特別なコレクション「Decade」の香りを五感で感じられる。