横浜の歴史的建物が熱唱?夜景アートイベント開催
10月30日(金)から11月3日(祝)まで、横浜市の都心臨海部を中心に、国際アートイベント「スマートイルミネーション横浜 2015」が開催される。
2011年の東日本大震災をきっかけに、省エネルギーへの注目が高まる中スタートした同イベント。光の数やきらびやかさに焦点を置くのではなく、省エネルギー技術を活用した「もうひとつの横浜夜景」を生み出すことを目的としている。
5回目を迎える今年は、歴史的建造物のライトアップを筆頭に、アーティストによる作品展示や、マリンスポーツとイルミネーションの融合など、見逃せない内容が盛りだくさん! 今回はメインプログラムの中から、その見どころを紹介しよう。
■ たてもののおしばい「塔(クイーン)は歌う」
“クイーン”との別名を持つ横浜の歴史的建造物「横浜税関」に、プロジェクションマッピングを用いて顔を投影。擬人化された建物の“クイーン”が、同名のロックバンド、Queenの名曲や横浜にちなんだ楽曲を歌うというものだ。
10月30日(金)のオープニングイベントでは、公募で集まった市民などで結成される「ゾウノハナ合唱部」と共に、「WE ARE THE CHAMPION」「ブルー・ライト・ヨコハマ」「ダンシング・クイーン」の3曲を披露。通常時はこれらの楽曲を含む全5曲が、エンドレスで流れる。
■ Light up floating YOKOHAMA2015
近年人気を集めているマリンスポーツ、スタンドアップパドル(SUP)をLEDでライトアップし、河川や港湾に光の航跡を演出。来場者がSUPに乗ることはできないが、新たな水面移動ツールであるSUPと、水辺の夜景が織り成す幻想的な空間を楽しめる。
■ ひかりの実
象の鼻パークの樹木を、LED入りの果実袋が彩るプログラム。果実袋には子どもたちが描いた“笑顔”のイラストが施されており、温かみのある光の世界が広がる。
■ I LOVE YOKOHAMA~スマイル キャンドル ナイト~
横浜市内の飲食店から集めた廃食油を使って作成されたキャンドルを、象の鼻会場の出入口付近に設置。平面のみならず立体的な作品も登場し、会場一面がロマンチックな雰囲気に包まれる。写真撮影にも最適なので、カップルで足を運ぶのもおすすめだ。なお、会場ではミニライブも開催される。
■ 海辺の星空図書館
移動式の古本屋「MAMEBOOKS」と、電気自動車で牽引する移動カフェ「CAFE Ryusenkei」、宇宙や星をテーマにしたパン屋「星パン屋」がコラボレーション。象の鼻テラスで、期間限定のナイトマルシェを実施する。
星座シートを片手に望遠鏡を覗く星空観察をはじめ、気軽に宇宙に触れることのできる体験を多数用意。「MAMEBOOKS」がセレクトした宇宙に関する本が並ぶ他、「CAFE Ryusenkei」の車内ではプラネタリウムも楽しめる。省エネルギーを考えるイルミネーションイベントで、宇宙の光に思いを馳せてみてはいかが?
【横浜ウォーカー】