秦王朝の栄華が上野に!始皇帝と大兵馬俑展が開催
東京・上野公園にある東京国立博物館では、10月27日(火)から2016年2月21日(日)まで、特別展「始皇帝と大兵馬俑」を開催する。
今から約2200年前に「最初の皇帝」を名乗り、中国大陸に統一王朝を立てた秦の始皇帝。その巨大な陵墓のほど近くに大量に埋められた地下軍団「兵馬俑」。
兵馬俑とは、兵士や馬などをほぼ等身大でかたどったやきものの像。20世紀最大の考古学的発見の一つとされ、1974年の出土以来、続々と新しい発見をもたらし続けている。
本展は、最新の発掘成果を採り入れながら、始皇帝にまつわる貴重な文物を一堂に紹介する。「騎兵俑」や「跪射俑」などバリエーション豊かな兵馬俑がそろい、始皇帝の軍隊の陣容が分かる。
また、始皇帝の宮殿遺跡から出土したレンガや瓦、壁画などは壮麗な建物の存在を物語る。これらの遺物から、いかに始皇帝が絶対的な権力者であったかを示すと共に、始皇帝が空前の規模で地上と地下に築き上げた“永遠の世界”の実像に迫る。
本展の音声ガイド(約35分・520円)は、タレントの壇蜜がナビゲーターを務める。秦の歴史と文化を辿りながら、兵馬俑の魅力を艶のある声で伝えてくれる。壇蜜は「兵馬俑の表情がとても精悍なことに注目していただけたらうれしいです」とコメント。
会場内では、兵馬俑坑の再現エリアに記念撮影コーナーが設けられ、兵馬俑(複製)と一緒に撮影ができる。さらに、1階フロアには、人気マンガ「キングダム」とコラボした撮影コーナーも登場。展覧会を見た後は、主人公たちの等身大パネルと一緒に記念撮影をして、「キングダム」の世界に浸ってみては。【東京ウォーカー】