30日深夜まで!『レミゼ』30周年ガラ動画が限定公開

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2015.10.28
パスワード入力画面のスクリーンショット

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日本のファンも必見、寄付で見られる37分の充実動画

去る10月8日、ウエストエンドにて最長ロングラン記録を更新中のミュージカル、『レ・ミゼラブル』が作品誕生30周年を迎えた。『レミゼ』といえば、今や日本をはじめ世界各地で「新演出版」がスタンダードとなりつつあるが、ロンドンは今も「オリジナル演出版」のまま。劇場こそ何度か移っているが、断続的にではなく継続して上演され続けて30年というのは、まさしく驚異的な数字である。

当日は30回目の誕生日を祝して、通常公演終了後の舞台上にて、歴代キャストも参加してのガラパフォーマンスが催されることが発表されていた。とはいえ、25周年の際には広いアリーナを借り切って大々的なコンサートが行われたものだが、今回は上演中のクイーンズ劇場での開催。しかも3時間近い本編の後とあっては、きちんと演出のついたパフォーマンスというよりはカーテンコールに毛の生えた程度のものだろうから、25周年コンサートのように映像化されることはないだろうと思っていた。

だが、映像化はされた。しかも、シリアの子どもたちのための募金に協力することで配布されるパスワードを入力すると見られる限定公開、という実に『レミゼ』らしい形で。募金は2ポンド(約370円)からで、手続きもそんなに煩雑ではなかったので観てみたら、カーテンコールに毛の生えたものなんてとんでもない。もちろん25周年コンサートほどではないものの、プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュ司会のもと、クリエイターやオリジナルキャストもズラリ顔を揃えての実に華やかな宴が繰り広げられていた。

パティ・ルポンとフランシス・ルフェルが現役ファンテーヌ&エポニーヌと4人で《I Dreamed a Dream》と《On My Own》を合体させた曲を歌い上げたり、コルム・ウィルキンソンやジョン・オーウェン=ジョーンズら4人のバルジャンが《Bring Him Home》をハモったりと、胸が熱くなるシーンが山盛りの37分。マッキントッシュが司会中、後ろで雑談するルポンに「パティちょっと黙って」と注意するなんていう貴重な瞬間も収められている。さらには、一瞬だが日本版の舞台映像や日本カンパニーからのメッセージも流れるので、日本の『レミゼ』ファンも必見と言っていいだろう。

公開は1週間限り、日本時間の31日(土)午前3時までなのでお早目に!

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