『ピカソ 版画をめぐる冒険』展が新潟市美術館で開催 フランス国立図書館の一大コレクションが集結

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2018.8.22

『ピカソ 版画をめぐる冒険』展が、2018年11月3日(土)~2018年12月16日(日)まで、新潟市美術館にて開催される。

史上まれに見る多作家であったピカソ(1881-1973)は、版画においても2,000点近くの作品を残した。本展はフランス国立図書館の版画コレクションより、ピカソ10代の頃から最晩年に至る作品約90点を厳選して展示。目まぐるしくスタイルを変えていったその生涯をたどる。

あわせてゴヤやレンブラントといった、ピカソが挑んだ過去の巨匠たちの作品も同時に紹介する。伝統の破壊者ピカソが何を学び、どのようにそれを解体・再解釈したのかに迫る。版画だけでなく、新潟市美術館所蔵の油彩画《ギターとオレンジの果物鉢》も特別展示される。

展示構成

本展は全2章で構成される。

第1章

ピカソが積極的に取り組んだ「主題」に注目。恋多きピカソが描いた数々のモデルと、彼が愛しモチーフとした動物の数々を展示。さらに、ギリシャ・ローマ神話を着想源として制作した「バッカス祭」「牧神」なども紹介する。その中でも注目すべきは「ミノタウロスの物語」だ。ピカソ自身の内面を投影し長年追いかけた主題であり、彼がこよなく愛した故郷スペインの闘牛への情熱が込められている。

第2章

アカデミックな教育を受け、修業時代には美術館へ足繁く通い若い頃から美術作品に精通していたピカソ。自らを伝統の中に位置づけるべく、過去の巨匠たちの作品を解体し自らの作品へと再構築してきた。ピカソが学び、挑戦した巨匠たちの作品や版画作品とともに展示する。

イベント情報

フランス国立図書館版画コレクション ピカソ 版画をめぐる冒険
開催場所:新潟市美術館 企画展示室
開催日:2018年11月3日(土)~2018年12月16日(日) 38日間
休館日:月曜日
開館時間:午前9時30分~午後6時(観覧券の販売は午後5時30分まで)
観覧料:前売 一般 800円
当日:一般 1,000円(800円)、 大学・高校生 800円(600円)、 中学生以下無料
*障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方および一部の介助者は無料
*( )内は、 団体(20名以上)・リピーター割引料金
(本展観覧券の半券提示で2回目は団体料金に割引)
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