超特急リョウガ、縁の地・群馬で一日警察署長「夢がこんな形で叶うなんて」
リョウガ署長(撮影:米山三郎)
超特急のリーダー・リョウガが本日10月16日に群馬県警太田署の一日警察署長に就任。太田市新田文化会館エアリスホールで行われた「太田地域安全大会」に出席した。
群馬県に親戚がいることからしばしば同地を訪れているリョウガ。今回の一日警察署長は、そんな縁から実現した。1000人を収容するホールには太田地域の住民や防犯ボランティアの団体、さらには彼の勇姿を見届けるべく駆けつけた8号車(超特急ファンの呼称)が集まり、制服に制帽の正装で現れたリョウガが凛々しい敬礼をすると大きな歓声が上がった。
太田署長からリョウガへ委嘱状が手渡されたのちタスキがかけられると、リョウガは司会者からのインタビューに応じた。「お休みの日の過ごし方は?」という質問に「安心安全を皆さまに届けるべく、オンラインの世界でマナーの悪いプレイヤーを取り締まっております!」とゲーマーならではのひねりのきいた返しで笑わせ、さらには「豚、うどん、下仁田ネギと食べ物がおいしい。太田市だったら爬虫類が好きなのでスネークセンターに遊びに来たり、三日月村の焼きまんじゅうが好きで」群馬に関する豊富な知識も披露してみせる。
一方で「オレオレ詐欺を防ぐためには?」という問いには真剣な表情を浮かべたリョウガ。「どうせ自分には関係ないと思わず、危険性は常に念頭に置いておくべき。僕も同居する祖母にオレオレ詐欺を仕掛けてみたら、まったく引っかからなくて、それも自分にも関わることと念頭に置いていたからだと思う。定期的に家族で話し合いをするとか、高齢者が一人のときは電話を留守番設定にするなど、根本から気をつけていきましょう!」と、具体例を挙げながら呼びかけていた。
来場した8号車には「自分の大切な人に安心安全を届けるために、防犯に繋がる行いをしてくださったら非常にうれしいです」と呼びかけ、防犯ボランティアの人々には「他人のために時間や労力を作るのは素晴らしいことで、僕もヒーローもののマンガやアニメを見ると24歳になろうとする今でも『カッコいい』と憧れます。これからも素敵な街にするために、ボランティア活動をがんばってほしいです」とメッセージを送る。リョウガは式の最後に大会宣言を読み上げて再度敬礼。そして幕が下りる直前にはこっそり右手で超特急ポーズを作り、8号車を一層喜ばせてみせた。
出番のあとに太田署長から感謝状を手渡されると、彼は「プライベートで来る際も署長として!」と言って太田署長を笑わせる。役目を終え、「これまでの超特急の活動の中で一番緊張しました! 太田市のお偉い方々がたくさんいらっしゃって、立ったことのないステージの空気感でブルブルしてたんですけど、いざ出てみたら8号車の方々もいらっしゃって。少しホームな感じもあって、なんとかリラックスして楽しむことができました」とこの日の感想を明かしたリョウガの小さい頃の夢は警察官になることだったといい、最後に「敬礼して遊んだりもしていたので、その夢がこんな形で叶うなんて、とても幸せに思っています」と顔をほころばせていた。