横浜市招待国際ピアノ演奏会に世界で活躍するピアニストが集結
世界で活躍するピアニストが集結
横浜市招待国際ピアノ演奏会は、世界の国際ピアノコンクール入賞者の中から将来を嘱望される才能を発掘し横浜から広く紹介することを目的として、横浜みなとみらいホールで毎年秋に開催されている。この演奏会は、ピアニストであり教育者としても世界的に活躍した故・山岡優子氏とその提唱に賛同する音楽家や支援者の尽力により1982年にスタートし、今年で34回目を迎える。
これまでにジャン=マルク・ルイサダ氏やケヴィン・ケナー氏、現在企画委員長を務めている海老彰子氏など世界25カ国から延べ180人を超える新進気鋭のピアニストたちがソロ演奏やオーケストラとの競演をしてきた。
演奏者の応募資格は35歳以下で原則、国際音楽コンクール世界連盟(WFIMC)に加盟する国際コンクールで2回以上の入賞歴があることとし、世界から出演者を募るとともに企画委員会も自ら情報を集め、候補者の中から入念な審査・協議により出演者を決定している。今回は第1部に崎谷明弘さんとソフィヤ・グルャクさん。第2部には倉澤杏菜さん、マヌエル アラウージョさん。そして第3部にはフォーレ演奏の大家であり、優れた教師としても名高いフランス人ピアニスト ジャン=クロード・ペヌティエ氏がリサイタルを行う。
第1部と第2部はそれぞれがソロの演奏と連弾の演奏も行う。第1部に出演する崎谷さんは、一昨日ソフィヤ・グルャクさんと連弾のリハーサルを行い、「ソフィヤさんとは僕が2013年にブゾーニ国際コンクールを受けた時にコンクール主催のパーティーで知り合いました。何度かお話もしたことがあり、連弾できることはとても楽しみでした。実際にリハーサルをしてみて、彼女は息を吸うだけで音楽が広がるというか、一筆書きで音楽を作っていく素晴らしいピアニストだなと思った」という。また、「海老彰子先生はじめ、この演奏会に関わる多くの方が、今回の横浜での滞在で『不自由のないように』とたくさんのサポートをしてくださっています。そういう想いに応えて、良い演奏がしたいなと思っています」と意気込みを語ってくれた。
■日時:2015年11月7日(土)第1部13:00開演 第2部16:00開演 第3部19:30開演
■会場:横浜みなとみらいホール 小ホール
■出演者:崎谷明弘、ソフィヤ・グルャク、倉澤杏菜、マヌエル アラウージョ、ジャン=クロード・ペヌティエ
■料金:
各部券/¥2,500、学生・障がい者手帳を持つ人¥1,500
2公演選択券/¥4,500
3公演通し券/¥6,000
■公式サイト:http://yipc.yafjp.org/