ポーラ美術館初となる現代美術の展覧会『シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート』開催

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2019.5.28
セレスト・ブルシエ=ムジュノ《クリナメン v.2》2013年 Installation view: Centre Pompidou-Metz (C) Céleste Boursier-Mougenot Photo: Rémi Bertrand

セレスト・ブルシエ=ムジュノ《クリナメン v.2》2013年 Installation view: Centre Pompidou-Metz (C) Céleste Boursier-Mougenot Photo: Rémi Bertrand

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ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)にて、2019年8月10日(土)~12月1日(日)まで、開館以来初となる、現代美術の作家たちに焦点をあてた展覧会『シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート』が開催される。

オリヴァー・ビア《悪魔たち》(部分)2017年 フォーリンデン美術館蔵(ワッセナー、 オランダ)Image courtesy of the artist and Galerie Thaddaeus Ropac (C) Oliver Beer Photo: Stephen White

オリヴァー・ビア《悪魔たち》(部分)2017年 フォーリンデン美術館蔵(ワッセナー、 オランダ)Image courtesy of the artist and Galerie Thaddaeus Ropac (C) Oliver Beer Photo: Stephen White

本展覧会は、ポーラ美術館の絵画、彫刻、東洋陶磁など多岐にわたるコレクションを、現代美術の第一線で活躍する作家たちの作品とともに紹介するもの。これまで、モネやピカソといったコレクションの中核をなす作家をはじめ、巨匠たちの作品とともに歩んできたポーラ美術館は、同時代の表現へと展望を拡げ、新たな一歩を踏み出す。

スーザン・フィリップス《ロング・ゴーン》2006年 2チャンネル・サウンド・インスタレーション Installation view: Aspen Art Museum, 2008 Photo: Susan Philipsz

スーザン・フィリップス《ロング・ゴーン》2006年  2チャンネル・サウンド・インスタレーション Installation view: Aspen Art Museum, 2008 Photo: Susan Philipsz

展覧会タイトルである「シンコペーション」(切分法)とは、音楽において、リズムを意図的にずらし、楽曲に表情や緊張感をあたえる手法だ。空間全体に広がるインスタレーション、音、映像、野外展示、写真、絵画など、現代の作家たちによる多様な表現は、時代や国境を越えて過去の巨匠たちの作品に今日的な光を当て、現代を生きる私たちの感覚を揺さぶる、 さまざまなリズムをもたらしてくれる。

イベント情報

シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート
会 期:2019年8月10日(土)~12月1日(日) 会期中無休
会場:ポーラ美術館
出品点数:50点以上
出展作家: オリヴァー・ビア、 アブデルカデル・バンシャンマ、 カンディダ・ヘーファー、 石塚元太良、 磯谷博史、 アリシア・クワデ、 セレスト・ブルシエ=ムジュノ、 スーザン・フィリップス、 プリンツ・ゴラム、 ヴォルフガング・ティルマンス、 渡辺豊、 横溝静
[ポーラ美術館コレクションより]ルノワール、 モネ、 ロダン、 セザンヌ、 マティス、 ピカソ、 ダリ 他
開館時間:9:00~17:00(最終入館は16:30)
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