2016年の干支「サル」応援コラムvol.1 “ちっちゃいおっさん”のようなサル!?

コラム
イベント/レジャー
2015.11.26
 Asako Hiike

Asako Hiike

画像を全て表示(2件)

ワタボウシタマリン(ワタボウシパンシェ) 霊長目 マーモセット科

2016年の干支は「申(サル)」です。動物園には、ニホンザル以外にもサルの仲間がたくさんいます。2016年は、ぜひサルの仲間たちに注目してみましょう! 今回紹介するのは、“ちっちゃいおっさん”のようなサルです。

「ワタボウシタマリン」の英名は「Cotton-top Tamarin」で、その名のとおり、綿のようにフワフワした白い毛が頭部に生えています。「ワタボウシパンシェ」とも呼ばれており、動物園によってはパンシェで表示されています。体長(尾は含まず)は20~30cm、体重は300~550gほどの小さなサルです。コロンビアなどの熱帯雨林に生息し、樹上を機敏に動きまわり、昆虫や果実、樹液などを食べています。家族単位で生活し、オスも育児に参加します。

白い房毛と顔つきが、「羽飾りをつけたインディアン」のようだともいわれていますが、このような顔のおじさんが近所にいそうな気もします。体の小ささと“おっさん顔”というアンバランスなところが、このサルの魅力といえるかもしれません。

生後2か月ぐらいの赤ちゃん(日立市かみね動物園にて2015年9月に撮影)

生後2か月ぐらいの赤ちゃん(日立市かみね動物園にて2015年9月に撮影)

野生では、開発による生息地の破壊や乱獲により生息数が激減し、絶滅危惧種(CR:ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種)に指定されています。

国内では、日立市かみね動物園(茨城県日立市)、伊豆シャボテン公園(静岡県伊東市)、千葉市動物公園(千葉県千葉市)、東山動植物園(愛知県名古屋市)ほか、各地の動物園で飼育されています。
 

>>日立市かみね動物園レポートvol.1
>>日立市かみね動物園レポートvol.2

日立市かみね動物園
住所: 茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
開園時間:3月~10月(夏季)9時~17時(入場は16時15分まで)
     11月~2月(冬季)9時~16時15分(入場は15時30分まで)
休園日:年末年始(12月31日~1月1日)

 

シェア / 保存先を選択