稲垣吾郎が“案内人”に 貴重映像とディズニー音楽でたどる世界初の『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』記者会見レポート
『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の案内人を務める稲垣吾郎
世代を超えて愛されるミッキー・マウスの親である、ウォルト・ディズニーの夢の実現と軌跡をコンサートにした世界初の『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』が2020年1月から東京、兵庫、名古屋で開催されることになった。稲垣吾郎が、公演の“案内人”として出演し、音楽監修・ピアノ演奏を島健、演出を金谷かほりが務める。どんなコンサートになるのか。2019年8月20日に行われた記者発表会見の様子をお伝えする。
ウォルト・ディズニーはたった1本のペン、たった1匹のネズミから、夢を描き、多くの逆境を乗り越えて、感動のエンターテインメントを創造してきた。1966年に65歳で亡くなるまで、エンターテインメントを数々発表するとともに、ディズニーリゾートを創立するなど、現在も彼のクリエイションは色あせることはなく、むしろ最先端のエンターテインメントとして時代をリードし続けているといえよう。
このコンサートは、アメリカにあるウォルト・ディズニー・アーカイブス(※1)設立50周年を記念して、世界で初めて開催される。ウォルト・ディズニー・アーカイブスの全面協力のもと、世界初公開も含む貴重な資料や映像と、さまざまな作品のディズニー音楽を構成して、舞台化したものとなるようだ。
米国カルフォルニア州バーバンクに、ウォルト・ディズニーとウォルト・ディズニー・カンパニーに関する史料の収集、保存、資料調査部門として、1970年に設立された。コレクションは多岐にわたり、ディズニーの歴史全般をカバー。1万箱を超える文書とグッズ、400万点の写真、1万2千冊の本、数千点の衣装と小道具など、一堂に保管している。
稲垣吾郎「人生にディズニーは欠かせない」
『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の案内人を務める稲垣吾郎
会見では稲垣吾郎と島健のトークセッションがあった。
ーーまずは一言ご挨拶をいただければと思います。
稲垣:みなさま、こんにちは。稲垣吾郎です。今回、『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の記者発表にお集まりいただき、本当にありがとうございます。僕は今回案内人、ナビゲーターとしてですね、ウォルト・ディズニーさんの生涯をみなさんに紹介していくという大役なのですが、責任を持って、楽しみながらやらせていただきたいと思います。
島:今回、音楽監督とピアノ演奏をやらせていただきます。こんな世界初の『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』をやらせていただくというのは本当に光栄ですし、僕自身、子どもの頃から大のディズニーファンでしたので、本当に楽しみにしております。気合い入っております。
ーー稲垣さんはディズニーの公演に初めてご出演、島さんもディズニーの作品を担当されるのは初めてということになりますが、お二人が初めてディズニーの世界に触れた思い出を教えてください。
稲垣:僕は幼い頃からディズニーの世界には触れてきているんですけれども、一番過去を遡ると、僕は二つ上に姉がいるんですが、その姉がよくエレクトーンの練習で、ミッキー・マウスのマーチをよく弾いていたことをすごく覚えています。あとは、大人になって、ディズニーランドができてから、仲間と初めて遊びにいった時に、ディズニーランドで遊んでいらっしゃるお客様の幸せそうな笑顔を見ていて、僕らもこういったエンターテインメントをつくっていけたらなぁと、すごく影響を受けたことを覚えています。
ーー人生にディズニーは欠かせないものだったわけですか。
稲垣:そうですね、人生にディズニーは欠かせません!(笑)
『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の音楽監修・ピアノ演奏を担当する島健
ーーそして、島さんは?
島:僕は小さい頃、多分5、6歳の頃に、父親に連れられてみた『ファンタジア』が。『ファンタジア』という映画はもうクラシックで、オーケストラや指揮者が出てきて、楽器の紹介もあって。全てに吸い込まれてしまいまして、僕の今があるのは、『ファンタジア』を見たおかげ。まさしく人生がそこで決まっちゃったぐらいに、ウォルト・ディズニーは僕にとって特別な人だという印象です。
ーー『ファンタジア』は米国で1940年公開、日本では1955年公開ですね。
島:その時に見たんだと思います。年がバレてしまいますけど(笑)
ーーディズニーの作品は数々ありますが、稲垣さんにとって一番印象的な作品は?
稲垣:そうですね、うーん。91年かな、『美女と野獣』が公開された時はすごく衝撃的でしたね。アニメーションの持つ躍動感や、こんなに素晴らしいものなのだなと感動したのを覚えています。好きな作品はたくさんありますね。『白雪姫』の王妃なんかにはすごく親近感があります。
ーーお、王妃ですか?(笑)
稲垣:王妃です。王妃の方です。毎日毎日鏡と向き合いながら、「鏡よ、鏡よ、鏡さん」と……。そこはすごく親しみを感じますね。
ーー私生活で?
稲垣:もちろんですね。毎日。体が商売なので(笑)。……好きな作品はたくさんありますね。一つに絞るのは難しいですね。いろいろと演じてみたい役もありますし。
ーー演じてみたい役とは?
稲垣:やっぱり、王妃(笑)。ありますよね、扮装して。今回は案内人としての参加なんですけれども、そういう機会があればと思っております(笑)
『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の案内人を務める稲垣吾郎(右)と、音楽監修・ピアノ演奏を担当する島健
ーーディズニーの中にはいろいろな名曲がありますが、島さんのお気に入りは?
島:1曲に絞るのは難しいんですけれども、古くは『三匹のこぶた』の「狼なんか怖くない」とか、(『シンデレラ』の)「ビビディ・バビディ・ブー」から始まって、たくさんありますけど、マイルス・デイヴィスや、ビル・エヴァンスが演奏したことで、ジャズのスタンダートとしても有名になっている『白雪姫』のなかの「いつか王子様が」。
稲垣:あぁ大好き。
島:僕も一番演奏する機会が多いですし、1曲挙げるとしたら、それですかね。
稲垣:僕もちょうど今年、舞台の再演があるんですけれども(※『君の輝く夜に~FREE TIME, SHOW TIME~』)、その舞台はジャズバンドとともにやるミュージカルで、その曲を選曲してやらせていただいております。僕ではないんですけれども。
ウォルト・ディズニーは「エンターテイメントの神様」
稲垣さんにとって1本のペンは、自分自身。
ーー今回、稲垣さんは、世界初の公演の案内人を務められます。公演の中で、ウォルト・ディズニーの発想の根源や生き方についても触れていくことになると思いますが、ウォルト・ディズニーに対して何か印象はお持ちですか。
稲垣:作品の印象というのは非常にみなさんも大きいと思うんですけれども、やはりエンターテインメントの神様ですよね。本当に。みんなが影響受けていると思いますし、1本のペンと1匹のネズミから、いろいろな逆境を乗り越えて、映画やドラマ、テーマパークなど、いろいろなエンターテインメントを多くの人々に伝えていたというのは、もう神様だと思います。
(ウォルトが残した)「すべては夢みることから始まる」という言葉も、すごく大好きです。いろいろなことをチャレンジしたり、新しいことを始めるのにはやはり夢で思い描くことから始まると思いますので。僕もその言葉を大切に、みなさんにも伝えていければなと思います。
ーーいま、夢は描いていらっしゃいますか?
稲垣:もちろん! もう夢だらけですよ! そういうウォルト・ディズニーさんの姿勢には感銘を受けます。
ーー島さん、改めてウォルト・ディズニーの音楽の魅力を教えてください。
島:もちろん音楽として素晴らしいということはあるんですけれども、一番僕が印象に残っているのは、とにかく動きと音とのシンクロが、ウォルト・ディズニーが描く絵の特徴だと思うんですね。
例えばアニメーションに限らず、記録映画の『百獣の王ライオン』とかそういう映画の中でも、動物が動くと、音楽と見事にシンクロしているという場面がたくさんありまして。なので、いわゆる映画音楽というよりも、ディズニーの音楽は、その音楽を聴いたときにその場面が思い浮かぶ。すごく映像と結びついている感じがします。実はハリウッドの映画界では、動きと音楽をシンクロさせることを、「ミッキーマウジング」というそうですよ。
稲垣:へぇ~。
『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の音楽監修・ピアノ演奏を担当する島健
ーー最後に、世界初の公演に向けて、意気込みをお願いします。
島:僕にとってはウォルト・ディズニーさんは本当に特別な存在でして、ファンとかマニアとかでは言い表せない存在。初のアーカイブコンサートをやらせていただくというのは、本当にウォルトさんの「すべては夢みることから始まる」という言葉のように、僕にとってもここから夢が始まるような気持ちで、本当に気合が入っています。自分自身が一番楽しみにしております。
稲垣:世界初の『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の案内人として、ウォルトさんの見た夢に触れていただき、見に来てくださった方々にも夢を実現させる希望を感じてもらえるように、僕も案内人として頑張っていきます。会場でお待ちしております。
稲垣吾郎がディズニーの中でやりたい役とは……?
『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の案内人を務める稲垣吾郎
続いて、報道各社からの質疑応答と囲み取材が行われた。内容の一部をお伝えする。
ーー稲垣さんに質問です。先ほどディズニー作品の中で『美女と野獣』がお好きだと仰っていましたが、今回案内人という立場もございますので、『美女と野獣』という作品をみなさんにご覧いただくとしたら、どなたとどんなシチューションでご覧いただくのがいいか、教えてください。
稲垣:シチュエーションですか。そうだなぁ、あのお話はどちらかというとラブロマンスでもありますから、やっぱり大切な人と見に行かれるのがいいのかなとも思いますし、でも親子でも家族でも。
……今話していて思ったんですけど、ディズニーの作品って、どんな方といっても楽しめますよね。大勢と行っても楽しめるし、恋人と二人きりとラブラブなシチュエーションで見に行ってもいいですし、家族で見てもいい。みんなに愛される作品なんだなと思います。僕もまた見直しておきたいなと思います。
ーー稲垣さんと島さんにお伺いします。今回のコンサートに期待されていることを教えてください。
稲垣:もちろん多くの方に楽しんでいただきたいんですけれども、今回、ウォルトさんにスポットを当てていくということで、大人の方にも楽しんでいただけるのかな。また新しい形のコンサートになるんじゃないかなと思います。僕はディズニーの音楽に関しては、島さんが奏でるようなジャズピアノを聞いたりする機会が多いんですね。今回もジャズアレンジのものもおありのようなので、大人の方に楽しんでいただけるのではないかなと思います。
島:(ウォルト・ディズニー・アーカイブスには)「こんなものが残っていたんだ!」というような貴重な映像があります。まだ全部は見ていないので、僕本人が一番貴重な映像を見られることを楽しみにしております。
『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の案内人を務める稲垣吾郎
ーー稲垣さんに質問です。先ほどは『白雪姫』の王妃と仰っていましたが、改めて、ディズニー作品で、実写、アニメーション含め、演じてみたい役がありましたら教えてください。
稲垣:まぁ王妃は冗談半分なんですが……(笑)。そうだなぁ、やっぱり『美女と野獣』の王子とかビーストは憧れますよね。王子様って、おとぎ話だと最後に出てくるイメージじゃないですか。でも、男の心も描かれているビーストは素敵だなと思います。ミュージカルもやらせていただいているので、今後ウォルト・ディズニー作品も。ミュージカルとかね。まぁまだそこまで歌って踊れるわけではないですが、いつか挑戦したいなと思います。
ーー野獣は意外です。
稲垣:そうですよね、僕の中に野獣感はないですからね(笑)。まぁでも、二人っきりになったら、ちょっと野獣感はありますよ(笑)。
ーーそれは夢の続きということで?
稲垣:そうですね、美女と出会えるように(笑)
ーー世界初の公演ということですが、最初お話を聞いたときはどう思われましたか?
稲垣:本当にすごい大役なので、光栄なことだと思いました。まさか自分がウォルト・ディズニーの仕事をさせていただくとは思ってもいなかったので。僕らもエンターテイナーとしてやらせていただいているので、そういう世界の神様ですからね。ウォルト・ディズニーさんは。そういう意思というものは、継いでね。その意思を僕も大切にしながら。影響受けているものは大きいと思います。
ーー最近、ディズニーから影響受けているなと思ったことはありますか?
稲垣:ミュージカルとか音楽の仕事も多いので。特に今回のミュージカルは、ジャズバンドを率いてのコラボレーションで、家でもジャズを聴くことが多い。島さんも仰っていましたけれど、ディズニーは名曲が多く、特に僕はピアノジャズが好きで、しょっちゅう聞いています。これももしかしたらご縁なのかなと思っています。
ーー私生活ではワインを飲みながらジャズを聞いている、と。
稲垣:そうですね。ベートヴェン(※舞台『No.9-不滅の旋律-』)をやっているときはクラシックが多かったんですけど、その気分によってね。
音楽は僕の生活において欠かせないもの。いつでも音楽がかかっている。無音ってないんですよね。意外と静かなところにいそうに思われるんですけど。必ず音楽は流れている。最近は、ディズニーの楽曲を聴くことが多いです。
『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の案内人を務める稲垣吾郎
ーーディズニーの映画は見に行かれていたんですか?
稲垣:そうですね、必ず話題作として公開されるし、僕は映画評の仕事をさせていただいていて。テレビでコメントさせていただくことも多いので、大体は見ていると思いますね。
ーーちなみに『美女と野獣』はどなたと見に行かれたのですか?
稲垣:『美女と野獣』は誰だったかな……あ、ヒロくんだったかもしれない(笑)
ーー自分と似ているディズニーキャラクターはありますか?
稲垣:僕ですか? 逆にどうですか、アラジン? 違うか。プーさん? プーさんは好きですよ。
ーーきょう気が付いたのですが、意外とミッキーに顔が似ているなって……。
稲垣:本当ですか?! ……僕よく言われるんですよ~(笑)。黒目が多いから? 寄っている感じですか? 鼻が丸いから?。でも光栄です。考えたこともなかったけど……。でもそういう黄金比みたいなのがあるんじゃないですか? 自分で言うのもあれですけど(笑)。そんなこと言われたら意識しちゃいますよね。案内人の時に耳をつけてもいいですか。
ーーいいと思います。可愛いと思います。
稲垣:可愛いですか。僕、可愛いですか。45歳ですけど(笑)
「今が一番充実している」
『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の案内人を務める稲垣吾郎
ーーディズニーといえば、夢。稲垣さんのリアルな夢はなんですか?
稲垣:本当にここ何年間で環境が変わって。最初はどうなることかと思ったんですけれど、ついて来てくださる、応援してくださるファンの方、スタッフの方がいる。そのおかげで、お仕事にも恵まれていますし、今が一番充実しています。
このまま新しい夢に向かって......昔から僕らは、歌であったり、芝居であったり、やっていることは変わっていないんですけど、ただ年とともに表現するものも変わってくると思いますし、見ている方々も変化してくるものなので、自分をキープしながらもさらに努力して、またエンターテインメントの世界でずっとやっていきたいなと思います。
ーー何か具体的にこれをやりたい! というのは?
稲垣:具体的な話しろっていう感じでしたよね(笑)。
具体的には、お芝居をやらせていただいている時が、一番自分らしく、幸せを感じます。今も舞台の稽古中で8月30日から公演ですが、役者はその年によって出すものも変わってくると思いますし、求められるものも変わってくる職業。僕はお芝居が大好きでずっとやってきている。映画もやりたいですし、テレビのお仕事、ドラマなんかもやってきたいですし、舞台も好きですし。
ミュージカルなんかは、ここ6,7年始めたこと。歌と踊りもやってきているんですけど、そんなミュージカル畑で育ってきたわけではないので、今回、自分を知る、自分を表現するきっかけとなりました。(案内人のような)こういう仕事も音楽のお仕事ですからね。
やっぱり音楽は絶対に忘れたくない。役者はもちろんですけど、音楽で楽しんでくださる方も、僕らはずっと歌って踊ってやってきているので。それは今後も続けていきたいなと思います。
ーー稲垣さんにとって1本のペン、1匹のネズミは何になりますか?
稲垣:そうですね……。ペンは自分自身ですよね。僕らは体がないと。代わりがきく仕事ではないので。ネズミは……応援してくださるファンの方々なのかな。ともにずっと育っている感じがするので。多分ウォルト・ディズニーさんもミッキーとの向き合い方は、年とともに、多分変わってきているんじゃないかな。
それに、ミッキーは自分自身でもあるかも。客観的に今の自分を見る。一つのキャラクターとしてね。比べるのも変ですけど。大切なものということでいうと、そんな感じです。
ーー今、俯瞰で見たご自身はどんな感じですか?
稲垣:昔からペースは変わらずに、すごくマイペースにやらせてもらっています。みなさんの中で、僕って10代の頃からあんまり変わっていないんじゃないですか?(笑)雰囲気とか言うこととか。すごくマイペースに、好きにやらせてもらっているので、俯瞰で見ていても、ストレスフリーで、楽しくやっているじゃないかと言えます。常に今が一番楽しいし、幸せだと言いたいタイプの人間なので、本当に今は最高ですね。
『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の見どころは?
『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の演出を担当する金谷かほり
会見の中で、演出を担当する金谷かほりが公演の見どころを語っていたので、最後にまとめたい。
1.案内人の導きで、ウォルト・ディズニーの夢の軌跡をライブ音楽とともに体験
ウォルト・ディズニー・アーカイブスにはみなさんがご覧になったことのない、さまざまな資料がある。人々の心を掴んで離さないディズニー音楽のライブ演奏を通じて、ウォルト・ディズニーが描いた夢と人生を案内人にナビゲートしてもらう。
稲垣に案内人を依頼した理由について、金谷は「今回は大人の方に楽しんでいただけるコンサートで、ウォルトの夢が今も続いているということをナビゲートしていただく必要がある。一番ふさわしい方は、稲垣吾郎さんという風に感じまして、お願いしました」。
2.明日につながる勇気の言葉
ウォルトにはたくさんの名言が残されている。「すべては夢みることから始まる」。これがコンサートのキーワードだという。金谷は「音楽を体験していただく中で、みなさんの心に響くような、ウォルトの名言や、感動のエンターテインメントを創造し続けたウォルトの人生そのものが、みなさんの明日への一歩の勇気となるのではないかと思っています」と語っていた。
3.貴重な映像や資料、さまざまな作品を通じて見えるウォルト・ディズニーの探究心
ウォルト・ディズニー・アーカイブスの中にある映像、資料、さまざま作品を通じて、ウォルトがどうやってここまでどこまで深く掘り下げて作品作りをしたのかをたどることができる。
金谷は「私もアーカイブスの映像をいくつか見せていただいて、とても驚きを感じるものがたくさんありました。映画が一枚の絵から始まり、その一枚の絵からどのようにストーリーが展開していくのか。撮影やアニメーション、どこまで細かく掘り下げて作っていったのか。そういうところを見ることができます」と話した。
その上で、「ウォルトの夢は、その時のディズニーの描いた夢がそのまま未来へと続いている。その作品作りの信念は全く変わっていないんだということを体験していただければと思います」。
『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』の案内人を務める稲垣吾郎(右)と、音楽監修・ピアノ演奏を担当する島健
公演情報
(C)Disney
日時:2020年1月16日(木)19時開演、17日(金)14時、19時開演
会場:舞浜アンフィシアター
日時:2020年1月21日(火)19時開演、22日(水)14時、19時開演
会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール
【名古屋公演】
会場:愛知県立芸術劇場 大ホール
グッズ付 ¥15,000(税別) ※数量限定:本コンサートオリジナル非売品ボールペン付(CROSS社製)
監修:The Walt Disney Archives
主管:Disney Concerts
制作協力:CULEN
企画制作:ADK/キョードーファクトリー/中京テレビ事業/イープラス