Novelbright、ツアーラストを渋谷CLUB QUATTROで締める「もっとみんなに夢を見させられるような存在になりたいです」
Novelbright
『Novelbright 「EN. -アンピリオド-」RELEASE ONEMAN TOUR アンコール編』
2020年2月6日(木) 渋谷CLUB QUATTRO
大阪出身5ピース・ロックバンド、Novelbrightが2月6日(木)東京渋谷・CLUB QUATTROでワンマンライブを開催。このライブは2019年9月から始まったアルバム「EN. -アンピリオド-」リリース記念ワンマンツアーのアンコール編、大阪・名古屋・東京CLUB QUATTROツアーの最終日。
この日の東京は外気温が2℃と極寒の中であったが、会場内は開演を待ちわびるファンの熱気でヒートアップ状態。19時を少し過ぎてメンバーがステージにあらわれるや、凄まじいまでの歓声が飛び交う。『待ちに待ったファイナルです!』の掛け声とともにライブがスタート。1曲めは今やNovelbrightを代表する曲にもなった「Walking with you」。竹中雄大の美しいハイトーン・ボイスが響き渡り、冒頭からのオーディエンスのハートを射抜く。2曲めの「Count on me」の間奏では雄大が口笛を披露。口笛世界大会優勝2回の実力は只者ではなく、短いソロではあったが場内をうっとりさせる。
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前半の5曲はアゲアゲのアップチューン・ナンバーの連打で会場をこれ以上ないほどに盛り上げる。6曲目の「the Eternal oath」からはスタンド・マイクに持ち替えじっくり腰を据えて歌う。アイリッシュ・ダンスを彷彿させる短いインスト曲からロックナンバーの「Rain Dancer」へなだれ込む流れはドキッとさせるほどの見事さ。
MCではベースの圭吾やドラムのねぎをステージ上でいじって場内を爆笑の渦に包み込む。雄大も本番前にオール巨人師匠のモノマネやりすぎて、喋り方が巨人師匠みたくなってると関西ローカルねたで笑いをとったかと思うと、真面目な表情になって『皆さんの心をこの曲で鷲掴みにして行きたいと思います!』と大曲「夜空に舞う鷹のように」を朗々と歌い上げる。このギャップがNovelbrightの魅力だ。
ライブも中盤に差し掛かり、バラード・ナンバーでセットリストを構成していく。「また明日」ではイントロに口笛が再登場。この曲では高音域から低音域を縦横無尽に行き交わせ、ボーカリスト竹中雄大の凄さを改めて見せつけてくれる。結成当初からずっと大切に歌ってきたという「Photo album」では、冒頭から超絶のハイトーン・ヴォイスをアカペラで披露し客席を酔わせる。歌い終わったあと、マイクに向かって『ありがとう...』と呟いたのがゾクゾクするほど、カッコいい。前半ではアップ・チューン中心、中盤はバラードと緩急自在のステージングは、数々の路上ライブでの経験から生まれたこそのオーディエンス掴みの巧さだ。
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Novelbrightはちょうど去年の今頃、東京でライブを行った。その時に集まった観客は百人足らず。その時誓ったのが、東京の渋谷の、ここCLUB QUATTROを満員にすることだったそう。夢が叶い感無量気味に客席を見渡し『行くぞ~!渋谷~ッ!』と叫んで1月5日に配信リリースされたばかりの新曲「ランナーズハイ」に突入。「Morning Light 」では客席のクラッピングの渦に包まれながらグイグイと引っ張っていく。『東京で何十回とライブしてきたけど、今日がいちばん楽しいっ!』と嬉しさ全開。演奏してるのが楽しくてしかたない様子が客席にストレートに伝わってくる。
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Novelbrightは2019年1月、ベーシストの圭吾が加入し現在の5人体制となった。ステージでの圭吾は雄大のいちばん近いところに立って黙々とリズムを刻み続ける。パフォーマンスを見ていると圭吾が自分のすぐ後ろに居てくれることで、安心して雄大が歌えているように見える。圭吾はSNSを通じてNovelbrightを世間に知らしめたバンド内の宣伝プロデューサーの役割も担う。影の立役者でもあるのだ。そんなふたりの絶大な信頼関係がステージからも垣間見れる。
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雄大は今日のライブをやって気がついたことがあるという。『自分が歩んできた道がマジで間違いじゃなかった。この4人やマネージャーがいてくれたこそ、ここまで続けてこれました』と、その場でメンバーやスタッフに頭を下げ謝意を告げた。そして集まったファンに向けては、もっともっとみんなに夢を見させられるような存在になりたいです、と話し『路上ライブから這い上がったインディーズの底力を見せます!』と力いっぱいにラストナンバーを演奏し、ステージを降りた。
アンコールでは『今日という日が素敵な始まりになればと思いを込めて歌います!』と廃盤となったミニアルバムに収録されている思い出深い曲「スタートライン」を歌って2時間に及んだパフォーマンスを終えた。
なお、この日は5月にフル・アルバムのリリースと、6月の名古屋・東京・大阪でのZEPPツアーも発表。また、Novelbrightは2月19日(水)にZepp Tokyoで行われるROCK AX Vol.4/DAY2で、ニガミ17才と2マンライブを開催。先日放送された音楽番組「バズリズム02」の"これがバズるぞ!2020"の1位&2位アーティストが競演する。
セットリスト
2020年2月6日(木) 渋谷CLUB QUATTRO
04.We are calling you
06.the Eternal oath
09.夜空に舞う鷹のように
12.ふたつの影
15.ランナーズハイ
18.拝啓、親愛なる君へ
Encore
19.スタートライン
イベント情報
DAY2 2月19日(水)18:00開場/19:00開演
会場:東京・Zepp Tokyo
出演アーティスト(50音順)
ニガミ17才/Novelbright
1Fスタンディング5,000円/2F指定席5,000円
※入場時現金にて別途ドリンク代600円が必要
一般発売中
<ROCK AX ホームページ>
http://rockax.jp
ツアー情報
6月16日(火)Zepp Nagoya
6月18日(木)Zepp Diver City
6月26日(金)Zepp Osaka Bayside