松本幸四郎が歌舞伎化粧の新しい表現に挑む 『Kesho』写真展が開催
『Kesho』写真展
2020年7月18日(土)~8月2日(日)まで銀座 蔦屋書店(GINZASIX 6F)アートウォールギャラリーにて、歌舞伎化粧の新しい表現に挑む『Kesho』写真展が開催される。
江戸時代より続く、日本を代表する伝統芸能である歌舞伎は、舞台芸術として今なお進化を続ける一方で、歌舞伎の重要要素である隈取りや化粧には、大きな変化は見られない。『Kesho』は、そんな背景をうけて、現代のメイクでアレンジした新しい歌舞伎メイクを追求し、歌舞伎メイクの新しい表現にチャレンジするプロジェクトだという。今回の写真展では、歌舞伎俳優の松本幸四郎とメイクアップ・アーティストの鷲巣裕香が挑んだ、歌舞伎化粧の新しい表現を紹介する。
『Kesho』写真展
『Kesho』写真展
写真展に先がけ、7月2日(木)10:30よりイベント対象作品を予約販売が開始される。対象作品の購入で、7月19日(日)に銀座 蔦屋書店イベントスペースにて行われる、松本幸四郎、鷲巣裕香、吉田多麻希(フォトグラファー)のスペシャルトークイベントに参加できる。また、一部作品を購入すると、トークイベントの同日に松本幸四郎から購入した作品についての解説を聞くことができるお手渡し会(限定5名 30分程度を予定)を開催予定。詳細は特設ページにて確認してほしい。
なお、本展は、「写真の町」として知られる北海道東川町の協力のもと制作された作品で、2021年に北海道東川町文化ギャラリーにて本企画の大々的な展示の開催が予定されているという。
松本幸四郎コメント
邪気から身を守るために目、 鼻、 口、 耳へ紅を差したことが始まりの歌舞伎化粧。
信仰心から生まれた化粧は“絵画的美”へと進化しました。
歌舞伎が誕生して417年。 歌舞伎には、 長い年月を生き抜いてきた“鋭い嗅覚”があります。 阿国歌舞伎という女性が披露していたものが、 男性だけの世界に変化し、 男性が女性役をする“女形”が誕生しました。 舞台の上で微動だにせず隈取りをした顔で睨みを利かせる、 “無音”、 “静止”で観客を注目させました。
歌舞伎は時代の流れを嗅ぎ取り、 “少し先”を走って人々を誘う。 この“少し先”という距離が絶妙だと思うのです。
歌舞伎であるために必要不可欠な化粧。 別人になることができる“変身”であり、 堂々たるフィクションであるファンタジーの象徴です。
歌舞伎化粧の歴史が生んだ“型”に誇りを持ち、 “少し先”をメイクアップアーティストの鷲巣裕香さん、 フォトグラファーの吉田多麻希さん、 エキシビションアートディレクションに上西祐理さん、 エキシビションプロデュースに丸橋裕史さん。 共に刺激的に心から楽しんだ417年目から始まる1ページ目です。
イベント情報
時間:営業時間は店舗HPをご確認ください。
会場:銀座 蔦屋書店内 アートウォールギャラリー
東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
主催:銀座 蔦屋書店
入場:無料
電話:03-3575-7755
オンラインビューイング:7月19日(日)~8月2日(日)
特設ページ:https://store.tsite.jp/ginza/blog/humanities/14630-1059490629.html