今年で見納め TBS赤坂ACTシアタープロデュース恒例『志の輔らくご』がいよいよ開幕

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舞台
2020.10.16


2020年10月19日(月)~25日(日)TBS赤坂ACTシアタープロデュース恒例『志の輔らくご』が開幕する。

2009年にTBS赤坂ACTシアターで初めて開催した『志の輔らくご』は、今年で12 年目を迎えた。第一部では、落語「中村仲蔵」をより楽しめるようにと、「大忠臣蔵」と銘打ち、それぞれの段の解説を志の輔自らが浮世絵などの映像を用いて行う。そして第二部で落語「中村仲蔵」が上演される。

『ミュージカルやコンサートで使われる、落語には広すぎるこの劇場で、どんな落語をすればすべてのお客様に届くのだろうか…。『志の輔らくご』を続ける中、「中村仲蔵」ならば、この大きな劇場にも合う落語になるのでは、と。毎年回を重ねるうちに、いつも新しい発見があり、同じものにはならないのが面白い。』志の輔自身が語っているとおり、高座の志の輔を中心に、舞台・音響・照明と、演劇公演さながらに作り上げた舞台は、観るものの心に迫る。

これまで落語を聞いたことのない人や劇場に足を運んだことのない人にも、必ず新しい何かに気づかされる、そんな魅力があるTBS 赤坂ACT シアタープロデュース恒例『志の輔らくご』。TBS赤坂ACTシアターは、2021年より大規模な改修を開始し、2022年にハリー・ポッター専用劇場となるため、本劇場での『志の輔らくご』は今年で見納めとなる。

TBS赤坂ACTシアターでこそできる落語「中村仲蔵」を見逃さないよう、チェックしてみよう。

公演情報

TBS 赤坂ACT シアタープロデュース 恒例 『志の輔らくご』
 
第一部: 大忠臣蔵~仮名手本忠臣蔵のすべて / 第二部: 落語 中村仲蔵
公演日程: 10月19日(月)~25日(日)
会場: TBS 赤坂ACT シアター
料金: 全席指定6,000 円(税込) ※未就学児童入場不可
主催: TBS / サンライズプロモーション東京
 
落語「中村仲蔵」とは?
「中村仲蔵」は、よく知られた古典落語のひとつです。実在した歌舞伎役者、初代中村仲蔵が登場します。仲蔵は、歌舞伎役者の家の生まれではありませんでしたが、真摯に役に向き合うことを続け、周囲にも認められて、名題という地位にまで出世した有名な役者です。彼を描くために欠かせないのが「仮名手本忠臣蔵」です。元々は文楽の演目で、後に歌舞伎でも人気の演目となりました。今でも、ドラマ・映画と、様々に描かれ、楽しまれている作品のひとつですが、全十一段構成という、とても長い物語でもあります。
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