舞台人による短編映像フェス『ハルヨコイ』 開幕直前、参加作品を紹介
『ハルヨコイ~舞台人が作った短編映像を一緒に楽しむ一日限りの配信フェス~』
2021年2月23日(火・天皇誕生日)14:00から、関西を拠点に活動する16の団体・個人が参加する『ハルヨコイ~舞台人が作った短編映像を一緒に楽しむ一日限りの配信フェス~』が生配信で開催される。本番を目前にして、いよいよ参加作品が出揃った。
「10分以内の映像作品を制作しませんか?それを集めて、生配信フェスを開催しようと思うんです」という、呼びかけてスタートした本企画。
「出演依頼も打合せも作品の受け渡しもすべてメールのやり取りで、この企画がスタートしてから、参加者とは一度もお会いしていない。しんどい状況下でこんな素敵な作品たちを作っていただいて、皆さんには本当に感謝しかありません」
そう語る事務局スタッフのもとに届いた、力作の数々。一部を紹介する。
世界的マイム俳優・いいむろなおきは、大阪の街を超絶のマイム技巧でまさに浮遊する映像詩を。演出家・伊藤えん魔は、そのキャリアで体得した実践的演劇論をアッと驚く手法で披露する。役者・尾形大吾は、鬼才・堂島サバ吉の脚本を得て危険な英語教師の一人芝居を好演。京都のダンス集団・男肉du Soleilは、コロナ禍の日常をラップで語り、尼崎の下町市場で自前の劇場を切り盛りする狂夏の市場はレトロな弁士付き無声映画を制作する。劇団レトルト内閣は本物の中間管理職である俳優がコロナ時代のサラリーマン生き残りスキルを伝授。個性と美貌を兼ね備えた女優集団・それはそれシスターズは爆笑山の手お嬢様コントを作り、女優・田川徳子は様々な夢が叶う瞬間をドキュメンタリータッチで描いて元気を与えてくれ、企画グループ・能meetsは、知られざる能の魅力をユニークな形で発信する。そして、ばぶれるりぐるは、お家芸である高知のディープな方言・幡多弁を駆使した異色ワンカットコメディを、変ホ長調は2006年M-1グランプリ決勝で日本中を笑わせたあのゆったりトークを密室で展開し、音楽ユニット・ラムファン(from満劇)は、今こそ全世界の人に聞かせたい「世界平和の方法」を歌う、などという休日の午後を楽しむには十分すぎるコンテンツが集結した。
なお、スタジオの司会を務めるのは、京都を地盤に活躍する劇団・ヨーロッパ企画の俳優、石田剛太。コメンテーター兼審査員は、京都の劇団・MONOの代表で、テレビドラマ「半沢直樹」で俳優としても注目を集める劇作家・演出家の土田英生、ケイコ先生こと気鋭の浪曲師・春野恵子、小劇場界の破壊女王・美津乃あわ、という豪華な布陣となっている。
本企画では、映像を専門とする審査員も交えた厳正な審査で大賞を選出し、観客(視聴者)にはお気に入りの作品に投票してもらい、最多の票を得た作品に観客賞を授与する。ありそうでなかった、舞台人による短編映像のお祭り。コロナに挫けず工夫を凝らして頑張るアーティストたちの珠玉の作品を体験しよう。
配信情報
生配信日時:2021年2月23日(火・祝)
時間:14:00~19:00頃 (途中休憩あり)
いいむろなおき 伊藤えん魔 尾形大吾×堂島サバ吉 男肉du Soleil 狂夏の市場 劇団☆kocho 劇団レトルト内閣 それはそれシスターズ 田川徳子 田口哲 能meets ばぶれるりぐる 変ホ長調 室屋和美 森世まゆみと池下敦子 ラムファンfrom満劇
石田剛太(ヨーロッパ企画)
土田英生(MONO)
春野恵子
美津乃あわ
上記3人に加え、
市井義彦(TVディレクター・映像作家・Adobe Community Evangelist)
山村啓介(元TVディレクター、プロデューサー)
大賞: 100,000円
観客賞:30,000円
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■主催: 山村啓介 ハルヨコイ事務局 (株)707