『第6回全国学生演劇祭』オンライン開催が決定
2021年3月12日(金)~2021年3月26日(金)『第6回全国学生演劇祭』が初めてオンラインで開催される。札幌・東京・名古屋・京都・四国・福岡の6地域からの推薦8団体に、演劇祭のない地域からの公募で参加となる東北の1団体を加え、どこにいても楽しめる演劇祭を届ける。
2015年より始まった全国学生演劇祭は、青少年育成・地方文化の発展、そして全国的な学生演劇ネットワークの構築を目的とする学生演劇の祭典。上演時間は1作品45分以内で、1つのブロックで複数地域の劇団を観劇できるので、各地の優秀作品を一気に堪能することができる。各地域の学生演劇祭で推薦を受けた学生劇団が同じ舞台に立ち、いま・ここにしかない『全国学生演劇祭』を形づくり、観客と審査員の評価をもとに日本一の学生劇団を決めるだけではなく、学生同士が互いに刺激し高めあうことを目指している。
今回の全国学生演劇祭では、各地域からの参加者が北海道に集まる予定だったが、新型ウイルスの感染状況を鑑み、オンラインでの開催に変更となった。これにより失われる出会いもある一方で、例年よりも強く「なぜ今演劇をやるのか」を考える機会になっている。全く違う土地で育まれた演劇が、どのように花開き、高め合うのか。ぜひ、学生たちの勇姿を、見届けてみてはいかがだろうか。
第6回全国学生演劇祭 参加団体
【札幌】ポケット企画「ここにいて、」
主に演劇作品を上演するための企画団体。2018年“ポケットに入れて持ち運べるようなお芝居”をテーマに旗揚げ。以降も札幌を中心に小樽、岩手での公演も行う。普段はアートスペースや飲食店、カフェなどを中心に劇を上演。昨年初めて行った劇場公演にてTGR札幌劇場祭新人賞を受賞。代表は三瓶竜大。
【札幌】劇団宴夢「ルーモ1.255」
1979年旗揚げ。地元・江別、札幌で活動する老舗劇団。にぎやかさと儚さを以て演劇の必然性と可能性を模索、追求している。
【東京】ごじゃりまる。「こうふく♡みたらしだんご」
2020年6月に旗揚げされた、ごじゃりまるバイブスをごじゃりまるするごじゃりまるな謎の集団。
【名古屋】劇団Noble「灯火は遙か」
藤岡侑真と霜村想によって結成されたユニット。団体名を決める打ち合わせがトリキで行われた。結局何も出てこなさすぎて鳥貴族から名前をもらって劇団Nobleになった。
【京都】あたらよ「会話劇」
お芝居をしたい人達が端っこに集まりました。あたらよです。まだ右も左もわからない。自分達についてが1番ホントにわからない、ひよっこ劇団です。だからこそ、なんにでも染まることができる気もしています。今後とも、あたらよの成長を温かく見守っていただければと。
【京都】ゆとりユーティリティ「満塁デストロイ」
令和元年5月に結成したファイブピースロックバンドです。タピオカ屋から転身してバンド活動し始めてもうすぐ2年経ちます。タピオカ屋だった時のころを思い出すと、懐かしくて涙が出ます。目も回る忙しさでフラフラになりながらも全員で支えあったね。でも、もうタピオカ屋に戻ることもないでしょう。なぜなら、今の僕らのことを待ってくれている人たちがいるから!僕たちは前を向いていこう。目標はいちご飴屋さんを開くことです。
【福岡】おちゃめインパクト「キャベツ」
演劇を中心に活動するエンタメユニットです!おちゃめにインパクトを届けます!
【四国】ふしこ「木青屋服呉」
去年、別団体として名古屋の全国学生演劇祭に出たメンバーが「またやりたいね」と発足した野良集団。今大会のために集まった初めましての人ばかりですが、姦しくがんばります!
※四国学生演劇祭の出場団体が1団体となったためエキシビションとして参加。
【東北】東北連合 「深夜、パーソナリティが消えた。」
東北連合は、東北大学学友会演劇部と東北学院大学演劇部の有志による学生演劇ユニットです。仙台を拠点として創作活動を行なっています。今回が初作品となりますが、よろしくお願いします!
※学生演劇振興エキシビションとして参加。