劇作家・演出家の三浦直之が主宰するロロ、いつ⾼シリーズファイナル2本⽴て公演が決定

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2021.5.23

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2021年6⽉26⽇(⼟)〜7⽉4⽇(⽇)吉祥寺シアターにて、ロロいつ⾼シリーズファイナル 2本⽴て公演、vol.9『ほつれる⽔⾯で縫われたぐるみ』vol.10『とぶ』の上演が決定した。

vol.9『ほつれる⽔⾯で縫われたぐるみ』

vol.9『ほつれる⽔⾯で縫われたぐるみ』

vol.10『とぶ』

vol.10『とぶ』

2015年からスタートし、現在まで8作品を発表してきた、ロロの⼤⼈気企画”いつ⾼シリーズ”。シリーズファイナルにして、はじめて新作2本⽴ての上演となる。さらに過去作8本の公演映像を観ることができる前売り特典も発売されるとのこと。この機会に連作⻘春群像劇の集⼤成をチェックしてみてはいかがだろうか。

公演情報

ロロいつ⾼シリーズファイナル 2本⽴て公演
vol.9『ほつれる⽔⾯で縫われたぐるみ』
vol.10『とぶ』
 
■⽇程:2021年6⽉26⽇(⼟)〜7⽉4⽇(⽇)計12 ステージ
受付:開演45 分前/開場:開演30 分前
*全ステージ2 本⽴て上演となります

 
■会場:吉祥寺シアター
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1 丁⽬33 番22 号

 
■料⾦(全席指定席)
⼀般:5000 円
U-25:4000 円
⾼校⽣以下:無料
親⼦ペア割引:1,000 円引き(親御様の⼀般料⾦が1000 円引きになります)
当⽇券:500 円増
■前売り特典|過去作映像
前売りをご購⼊の客様は、いつ⾼シリーズ過去作8 本の映像を2021 年7 ⽉31 ⽇(⼟)23:59 まで無料でご視聴いただけます!視聴⽅法は、の半券に記載しております。⾼校⽣以下・親⼦ペアでご予約のお客様は、別途ご案内いたします。
※当⽇券のお客様は対象外

発売⽇
5⽉29⽇(⼟)10:00 発売開始

vol.9『ほつれる⽔⾯で縫われたぐるみ』
愛してやまないビニールプールが破けたのは4 歳のころで、⺟が破けたビニールをぬいあわせて愛してやまない熊の吾郎をつくってくれたのは5歳のころ。吾郎のお腹から真っ⽩でふわふわのハラワタが溢れ出したのは、たしか10 歳か11 歳で、ハラワタを筆箱にしまって持ち運ぶようになったのは13 歳。15 歳で友達のためにつくったお守りにそのハラワタを敷き詰めて、それを突き返されたのも15 歳。つき返されたハラワタがわたあめにすり替わってたって気づいたのは17 歳だったけど、そのときにはもうただの砂糖になっていて、それを溶かして学校の⽔を⽢くしてやろうってプールサイドに⽴っている私はいま18 歳。

vol.10『とぶ』
ぼくの懐かしさはあなたの懐かしさじゃない。それをさみしいなんておもわない。いつかの放課後、体育館で進路指導の先⽣が「私の夢は光合成できるようになることです」って⾔ったことを、あなたは覚えてない。いつかの放課後、体育館で⽣徒会⻑が制服廃⽌をもとめて披露した⼿品をぼくは覚えてない。ぼくたちは、思い出を共有するためじゃなく、忘れたことを数えるためにいつまでもくだらない話を続けてるんだ、って気づくのは、もっとずっと先のこと。いまは、なにもわからないまま、さみしくなくて、体育館。

■出演:
vol.9 板橋駿⾕ ⻲島⼀徳 森本華 多賀⿇美 重岡漠
vol.10 板橋駿⾕ ⻲島⼀徳 篠崎⼤悟

■脚本・演出:三浦直之
■企画制作・主催:合同会社ロロ
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