ピアニスト・務川慧悟「ショパンの楽曲のピュアな美しさに、何度も心救われた」 『東京21世紀管弦楽団 お昼のコンサート in 紀尾井』を開催

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クラシック
2021.6.16
務川慧悟

務川慧悟


2021年10月3日(日)紀尾井ホールにて、『東京21世紀管弦楽団 お昼のコンサート in 紀尾井』が開催されることがわかった。この度、出演者のピアニスト・務川慧悟よりコメントが届いた。

本公演は、2021年2月に開催される予定であったがコロナ禍により中止となり、今回、指揮者、会場変更にて行われる。固定観念にとらわれず新しい時代の「美しく楽しいオーケストラ」を目指してあらゆるチャレンジをしようと設立された、東京21世紀管弦楽団によるコンサートで、指揮を北原幸男、ピアノを務川慧悟が務め、<オール・ショパン・プログラム>をおくる。

楽曲は、「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22」「ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.11」「ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.21」などを演奏する予定だ。

務川慧悟  コメント

6月の頭にフランスの室内オーケストラと、ショパンのピアノ協奏曲第2番を僕としては初めて演奏する機会があり、そんなわけで5月の間、参加していたエリザベート国際音楽コンクールの期間中にふと疲れた時、弾いていた作品がショパンの協奏曲第2番、特にその2楽章なのでした。

そしてそのピュアな美しさに、何度も心救われたのでした。

ピアノ協奏曲には演奏に大変なエネルギーを要するものが多い中で、青年ショパンの残してくれた2つの協奏曲はやはり非常にショパン的で、大勢で奏でる音楽でありながらも、そっと独りの心に寄り添ってくれる、そんな繊細な音楽だと思います。

個人的に長年憧れを抱いていながらもなかなか弾く機会に恵まれなかったショパンの2つのコンチェルトを、今回一度のコンサートで、さらには幾分祝祭的な「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」と合わせて演奏できますこと、心から楽しみにしています。

公演情報

『東京21世紀管弦楽団 お昼のコンサート in 紀尾井』
 
日程:2021年10月3日(日)
会場:紀尾井ホール
 
出演
指揮:北原幸男
ピアノ:務川慧悟
管弦楽:東京21世紀管弦楽団
 
曲目・演目:
<オール・ショパン・プログラム>
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズop.22
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op.11
ピアノ協奏曲第1番ホ短調op.21
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