演劇製作「たゆたえども、沈まず」 ユダヤ人パレスチナ人の民族問題を描く、旗揚げ公演『負傷者16人』を上演

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2021.6.23
たゆたえども、沈まず 第一回公演 『負傷者16人』

たゆたえども、沈まず 第一回公演 『負傷者16人』

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2021年9月1日(水)~5日(日)日暮里d-倉庫にて、演劇製作たゆたえども、沈まず 第一回公演『負傷者16人』が上演されることがわかった。

たゆたえども、沈まずは、自分や仲間の演劇関係者が、挑戦したい役・作品に挑戦できる場を作るべく、2020年に主宰の手塚優によって旗揚げされた。演劇に親しみのない方との接点を多く持ち、多くの方に演劇を好きになってもらうこと・楽しんでもらえる公演づくりを目指している。また、演劇を通して、多くの方へ心の幅を広げるきっかけを届けたいそうだ。

そんな彼らの旗揚げ公演となるのは本作。2004年にブロードウェイで公開された、父親がイスラエル人、母親がユダヤ系アメリカ人の若いアメリカ人劇作家、エリアム・クライエム(Eliam Kraiem)原作の「Sixteen Wounded」。ユダヤ人パレスチナ人の民族問題を描き、戦争・民族・友情など、あらゆるテーマを投げかける作品だ。

本作の翻訳・演出を手掛けるのは、香港の父と、日本人の母を持つ日本国籍を持ち、多くの活動実績をもつ薛 珠麗(せつ・しゅれい)。そして出演者は、石田登星(演劇集団・円)、南口奈々絵、手塚優(たゆたえども、沈まず)、 板倉愛実(Lumeto)(OFFICE MINAMIKAZE)、藤尾勘太郎。

どんな公演になるのか、チェックしてみてはいかがだろうか。

【あらすじ】
舞台は1990年代中ごろのアムステルダム。
路上で喧嘩し、傷ついた若者マフムードを、老いたパン屋のハンスが救う。
マフムードはハンスのパン屋で働くうちに、心を開いていくが、彼らには大きな民族問題が立ちはだかる。
マフムードはパレスチナからきた、イスラム教徒であり、ハンスはホロコーストを体験したユダヤ人だった。
いつしかパン屋で平穏な日々に居場所を見出してきたマフムードだったが、テロ組織の仲間である弟がやってきて、戦地へと迎えに来た。
ユダヤ人を恨み続けるマフムードに手を差し伸べるハンスとの友情と、殺された仲間や家族への想いの間に揺れるマフムードは、出立を決意する。

 

公演情報

たゆたえども、沈まず 第一回公演
『負傷者16人』  ※公演中止
 
日程:2021年9月1日(水)~9月5日(日)
会場:日暮里d-倉庫
 
作:エリアム・クライエム
翻訳・演出:薛 珠麗
 
キャスト:
ハンス = 石田登星(演劇集団・円)
ソーニャ = 南口奈々絵
マフムード = 手塚優(たゆたえども、沈まず)
ノラ = 板倉愛実(Lumeto)(OFFICE MINAMIKAZE)
アシュラフ = 藤尾勘太郎
 
企画・製作:たゆたえども、沈まず
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