クラシック名盤シリーズ『クラシック百貨店』室内楽,歌劇&声楽編、8/4発売 CDブックレットには中山七里がエッセイを書き下ろし
『クラシック百貨店』
クラシック愛好家へのアンケートに基づく人気ランキングで選盤された名盤シリーズ『クラシック百貨店』第4弾、室内楽,歌劇&声楽編の20タイトルが、2021年8月4日(水)発売になった。
『クラシック百貨店』集計による人気ランキング、室内楽,歌劇&声楽編では、3位が歌劇のジャンルからビゼーの歌劇《カルメン》、2位は室内楽のジャンルからフランクのヴァイオリン・ソナタ、そして、1位は歌劇のジャンルからモーツァルトの歌劇《魔笛》という結果に。声楽のジャンルでは5位のモーツァルト:レクイエム ニ短調が最高位となり、室内楽,歌劇&声楽編では10位から1位までに、モーツァルトの作品が4曲ランクインする結果となった。
なお、『クラシック百貨店』では1位のモーツァルト: 歌劇《魔笛》はカール・ベーム指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による1964年に録音された作品が、2位のフランクのヴァイオリン・ソナタにはオーギュスタン・デュメイとマリア・ジョアン・ピリスの演奏による作品、そして、3位のビゼーの歌劇《カルメン》は、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による名盤が選盤されている。
『モーツァルト:歌劇《魔笛》ハイライツ』カール・ベーム ジャケット写真
『フランク&ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ 他』オーギュスタン・デュメイ、マリア・ジョアン・ピリス ジャケット写真
『ビゼー:歌劇《カルメン》ハイライツ』ヘルベルト・フォン・カラヤン ジャケット写真
そして、今回の『クラシック百貨店』室内楽,歌劇&声楽編のCDのブックレットには、2010年に『さよならドビュッシー』でデビューし、シリーズ累計152万部を超える「岬洋介」シリーズや『護られなかった者たちへ』 『おやすみラフマニノフ』『いつまでもショパン』などの著書で知られる小説家、中山七里がエッセイを書き下ろしている。
中山七里
今回の寄稿に対して、中山は「公言できるほどのクラシック・ファンでもないくせに、ドビュッシーの名曲を素材にした小説でデビューすることができた。従ってクラシックにはひとかたならぬ恩がある。今回、エッセイの依頼を引き受けたのはわずかでもその恩返しができればと考えたからだ。僕の拙い文章で一人でもクラシックに興味を持ってもらえれば、これに勝る喜びはない。」と語っている。
クラシック百貨店シリーズは、今回の室内楽、歌劇&声楽曲編に続き、8月18日(水)にはシリーズ最後となる交響曲編20タイトルの発売を予定。ブックレットには、赤川次郎のエッセイが掲載される。