松山ケンイチ主演の映画『川っぺりムコリッタ』が『第26回釜山国際映画祭』でワールドプレミア 「キム・ジソク・アワード」候補作に
(C)2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
11月3日(水・祝)公開の映画『川っぺりムコリッタ』が『第26回釜山国際映画祭』でワールドプレミア上映されることが決定した。
『川っぺりムコリッタ』は、『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』などの荻上直子監督によるオリジナル脚本作品。「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で“ハイツムコリッタ”に引っ越してきた孤独な男・山田(松山ケンイチ)と、彼を距離感が近い隣の部屋の住人・島田(ムロツヨシ)、夫に先立たれた大家の南(満島ひかり)、墓石の販売員の溝口(吉岡秀隆)ら様々な事情を抱えた住人たちの姿を描いた作品だ。
本作は、10月6日から15日の期間に韓国・釜山で開催される『第26回釜山国際映画祭』の「A Window on Asian Cinema」部門にて、「キム・ジソク・アワード」のノミネート作品として上映される。『釜山国際映画祭』は、1996年より続くアジア最大の映画祭。これまでに多数の日本映画も出品されており、昨年は『朝が来る』(河瀨直美監督)、『スパイの妻』(黒沢清監督)、『生きちゃった』(石井裕也監督)、『空に住む』(青山真治監督)、『おらおらでひとりいぐも』(沖田修一監督)、『ジョゼと虎と魚たち』(タムラコータロー監督)などが上映された。
『川っぺりムコリッタ』がノミネートされた「A Window on Asian Cinema」部門は、さまざまな視点とスタイルを持つ、アジアの才能豊かな映画監督たちの優れた作品を紹介する部門。「キム・ジソク・アワード」には同部門から7本がノミネーションとして選出され、「現代の世相を反映する最も魅力的な」2作品に与えられるという
なお、同映画祭では、イラン人監督のレザ・ミルキャリミ氏が審査員長、カザフスタンの映画評論家でトゥラン大学教授のグルナラ・アビケエバ氏と、韓国の映画評論家で雑誌『CINE21』の編集委員であるキム・ヘーリー氏が審査員を務める。受賞者2名は、10月15日(金)のクロージングセレモニーで発表されるとのこと。
『川っぺりムコリッタ』は2021年11月3日(水・祝)全国ロードショー。