“最後の印象派”と呼ばれる二人が追及した光の表現 『シダネルとマルタン展』SOMPO美術館にて開催
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《コリウール》 アンリ・マルタン 1923年 油彩/カンヴァス 65×81cm フランス、個人蔵 (C)Archives photographiques Maket Expert
『シダネルとマルタン展 ー最後の印象派、二大巨匠ー』が、2022年3月26日(土)から6月26日(日)まで、SOMPO美術館にて開催される。
本展は、19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍した画家、アンリ・ル・シダネルとアンリ・マルタンに焦点をあてた国内初の展覧会。
彼らは「最後の印象派」と言われる世代の中心的存在であり、印象派を継承しながら、新印象主義、象徴主義など同時代の表現技法を吸収して独自の画風を確立。幻想的な主題、牧歌的な風景、身近な人々やその生活の情景を親密な情感を込めて描いた。1900年に新協会(ソシエテ・ヌーヴェル)を設立し、円熟期には共にフランス学士院会員に選出されるなど、当時のパリ画壇の中核にいたシダネルとマルタン。二人は深い友情で結ばれ同じ芸術観を共有しながらも、それぞれの活動拠点に由来し、異なる光の表現を追求する。
《サン=トロペ、税関》 アンリ・ル・シダネル 1928年 油彩/カンヴァス 73×92cm フランス、個人蔵 (C)Yves Le Sidaner
《二番草》アンリ・マルタン 1910年 油彩/板 69×100cm フランス、個人蔵 (C)Archives photographiques Maket Expert
北フランスを拠点としたシダネルは、黄昏時や月明かりに浮かび上がる静謐な情景を、南仏トゥールーズ生まれのマルタンは、眩い陽光に照らし出される南仏風景を色鮮やかに描き出した。
本展では、世紀末からモダニスムへ至るベル・エポック期に独自の絵画世界を展開した二人の道のりを、約70点の油彩・素描・版画を通して辿る。
《ジェルブロワ、テラスの食卓》 アンリ・ル・シダネル 1930年 油彩/カンヴァス 100×81cm フランス、個人蔵 (C)Luc Paris
《マルケロルの池》 アンリ・マルタン 1910-1920年頃 油彩/カンヴァス 81.5×100.5cm フランス、ピエール・バスティドウ・コレクション (C)Galerie Alexis Pentcheff
『シダネルとマルタン展 ー最後の印象派、二大巨匠ー』は、2022年3月26日(土)から6月26日(日)まで、SOMPO美術館にて開催。
『シダネルとマルタン展』紹介動画
※画像写真の無断転載を禁じます
展覧会情報
会期:2022年3月26日(土)~6月26日(日)
会場:SOMPO美術館(〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1)
休館日:月曜日
開館時間:午前10時から午後6時(最終入館は午後5時30分まで)
観覧料:一般1,600円、大学生1,100円、高校生以下 無料
※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳を提示のご本人とその介助者1名は無料
主催:SOMPO美術館、朝日新聞社
協賛:損保ジャパン
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協力:日本航空
企画協力:ブレーントラスト
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)