佐藤健と神木隆之介が“震災からの復興”に思いを寄せる 出版記念写真展『みやぎから、、』が渋谷PARCOでスタート
左から、神木隆之介、佐藤健 写真展会場『みやぎから、』
佐藤健・神木隆之介の書籍『みやぎから、』の出版記念写真展『みやぎから、、』が3月25日(金)から4月10日(日)まで、渋谷PARCOにて開催される。 開催初日の3月25日には、佐藤と神木の二人が、写真展を内覧した。
左から、佐藤健、神木隆之介 写真展会場『みやぎから、』
仙台PARCOでの写真展『みやぎから、、』は盛況のうちに終了。渋谷PARCOでの開催初日、佐藤健と神木隆之介は展示会場を内覧し、取材で訪ねた宮城県内各地での様子を思い出しながら、互いに旅の中で得た食や産業、文化、伝統芸能など数々の出会いについて語り合った。そして、あらためて震災からの復興に思いを寄せた。
『みやぎから、』写真展会場
神木は、南三陸町の化石発掘体験の写真や、実際に発掘した化石を見ながら、「化石を発掘してきました。アンモナイトとか、2億5,000万年前海に生息していた最古級の魚竜の化石が発見された地域で。そこで魚竜の化石(なかなかレアと言われる化石)を発見しました、奇跡的に」とコメント。
佐野美里さんの作品「チャウチャウ」を愛でながら抱きかかえる佐藤健
佐藤は、石巻市の石ノ森萬画館への取材を振り返りながら、「3階が図書館になっていて、 震災のときにそこでみんな避難して、避難所に行っている人もいれば、ここで何日も生活をしていた人たちもたくさんいるのだと。子どもに大人が本を読み聞かせてあげたりして、みんなで団結して何日か過ごした場所だと。すっかり完全に復旧していて、当時の写真を見せてもらったのだけど、なかなか大変だったわけなのですよ、もちろん。そういう、復活していく、復旧していく力強さみたいなものをすごく感じました」と震災復興に対する思いを語った。
写真展『みやぎから、 、』会場入口
来場した記念として大型パネルにサインも
『みやぎから、、』では、『みやぎから、』の取材で撮り下ろした佐藤と神木の数々の写真から、書籍掲載・未掲載問わず厳選した写真を展示。二人が現地で撮影した写真や、七夕飾り、化石など、取材の中で制作したり得たりしたゆかりの品々も展示し、会場ならではの体験を楽しむことができる。なお、二人の意匠をこらしたコラボ工芸品のほか、東北6県それぞれの工芸品の販売なども予定。また、会場では通常版とは異なる写真展会場オリジナルカバー&カード型しおり付きの書籍『みやぎから、』も販売される。なお、書籍および写真展の収益の一部は、東日本大震災の復興支援のために寄付される。
佐藤健が制作した七夕飾り
フォトスポットで撮影に興じる二人