ゴジゲン・目次立樹のノンバーバル作品 『フクローじいさんとベル子ちゃん』上演決定
『フクローじいさんとベル子ちゃん』
劇団ゴジゲンに所属し俳優として活躍する傍ら、「おかあさんといっしょ」の人形劇「ファンターネ!」の原案・作としても注目を集める目次立樹によるノンバーバル作品『フクローじいさんとベル子ちゃん』の上演が決定した。(※ノンバーバル作品=言葉を使わず表情や動きのみで表現するパフォーマンス)2022年5月28日(土)、5月29日(日)の2日間、東京芸術劇場 アトリエウエストにて行われる。
入場料は無料で、未就学児童や乳幼児の入場も可能。一人暮らしのおじいさんと女の子の交流を描き、子どもも楽しめる心温まるコメディーを届ける。
共演は、生まれつき二分脊椎症・側湾症を持ちながら、自らの身体の可能性を日々追求し、ダンサー・俳優として活躍する森田かずよ。さらに、病院に音楽を届けるNPO法人への参加や、障害を持つ方との創作活動も行う音楽家・森田珠美が生演奏を披露する。
加えて、事故で右腕を切断した半年後から義手で書道と絵を描き始め、今作のビジュアルイラストも手掛けるアーティスト倉持智行の作品が常設展示され、演劇とともに絵画も楽しめる空間となる。観劇の申込は予約制・4月23日(土)10時から。
目次立樹コメント
目次立樹
「次の世代に何を残せるか」、作品をつくるときはいつもそのことについて考えます。主人公のケチでいじわるなフクローじいさんは、今まで自分の子どもや孫の暮らしのことまで考えずに生きてきた、自分の投影でもあります。「残された人生をどう生きるのか」この作品を観る大人へ向けたメッセージはそこです。もちろん子どもに向けては、目の前で繰り広げられる生の舞台を楽しんでもらいたい、それだけです。
今回、様々なバックグラウンドを持つ方々との創作が叶い、大変うれしく思います。言葉の壁も、世代の壁も超えて、この作品が多くの方に喜ばれることを願っております。