「客席にこそドラマがある」をテーマに描く舞台『観劇者(再)』 脚本・演出の開沼豊よりコメントが到着
『観劇者(再)』
2022年5月4日(水・祝)~8日(日)シアターグリーンBIG TREE THEATERにて上演される舞台『観劇者(再)』。脚本・演出の開沼豊よりコメントが到着した。
〈客席にこそドラマがある〉をテーマに、客席開場から終演後までの観劇者たちを描く本作。2021年に上演された作品の再演だ。前回9名だった“観劇者“たちが、今回は10名となり、彼らがどのような経緯でこの舞台を観劇することになったのか、どのような想いで予定を空け、を買ったのかを、個性豊かな俳優たちが最後まで観劇マナーを守って演じる。
脚本・演出は、前回に続いて開沼豊が担当。キャストは、外岡えりか、林明寛、大滝樹、岩佐祐樹、吉田翔吾、長戸勝彦が続投。新たに毎熊宏介、清水麻璃亜(AKB48)、伊藤あいみ、井上薫の4名が加わる。
脚本・演出:開沼豊 コメント
脚本・演出:開沼豊
≪観劇者とは≫
観劇者(再)のご案内をお読み頂きありがとうございます。この作品は俳優たちが普段観劇されるお客様を演じる物語となっています。
そのため舞台上に客席のとある一列のセットを設置し、開場から終演までの間に、それぞれの観劇者がどのような事情を持ってこの舞台を観にきたのか。どのような想いを持って演劇を観に来るのかを描いています。
登場人物の誰かにきっと自分や自分の身近な人が当てはまるかと思いますので、等身大のストーリー展開を楽しんで頂けると幸いです。
≪昨年初演をご覧になったお客様へ≫
初演をご覧になったお客様には、新たなキャラクターとして「劇場という空間が好きな女性」を追加しました。僕自身も舞台観劇はもちろん、劇場という日常の中にある非日常の空間に、不思議なほど居心地の良さを感じたりすることがあります。
同時にこの空間に来られなくなる日が来たら、それはそれは寂しいだろうなぁと想像したりもします。
初演に登場したキャラクターと新たなキャラクターが混じり合った、はじめての読み合わせが先日行われましたが、どの登場人物も愛らしく、可愛げと儚さが混在するとても人間らしいキャラクターが出来ると確信しました。
どうぞ、劇場へお越し頂きまして、観劇者たちを観劇するという、普段あまりない感覚を味わいに来てください。我々は、アナタの物語を作って劇場でお待ちしています。