島本須美／麻衣／角野隼斗／菊池亮太による歌とピアノのスペシャルコンサート『sings ジブリ』ツアー　延期を経ていよいよ大阪公演～千秋楽へ

2022年4月23日（土）東京・TACHIKAWA STAGE GARDENよりスタートした、島本須美／麻衣／角野隼斗／菊池亮太による歌とピアノのスペシャルコンサート『sings ジブリ』ツアー。新型コロナウイルスによる延期をよぎなくされた大阪公演が、いよいよ7月25日（月）にザ・シンフォニーホール（大阪）で開催、千秋楽を迎える。

今回の公演は、映像を使用し作品そのものを見せるシネマコンサートとは真逆のアプローチで構成されているのが特色のひとつ。いくつかの場面ではイメージ映像を添えているものの、基軸は映像＝視覚ではなく、音楽。菊池、角野のピアノアレンジによる久石譲の音楽は、その作品の奥深さを丁寧に引き出し、視覚情報がなくとも、多くの人々の中にしっかり残されたジブリ作品の映像、メッセージ、感動をそれぞれの中に蘇らせる。

コンサートツアーの最中に角野は『千と千尋の神隠し』、菊池は『もののけ姫』、それぞれの想いのこもった組曲をYouTubeにアップ。その2曲もライブでの演奏はいよいよ見納めとなる。

ふたりの演奏だけではなく、麻衣のすみやかな世界観、そしてそれと一体化した、島本須美のそっととなりにいるような、共鳴するそれぞれの歌声。これらの歌唱もまた、優しくその作品世界に誘い、コンサートを訪れた人々に大きな感動をもたらしてきた。

コンサートプログラムには、先般発表された、毎夏恒例、日本テレビ「金曜ロードショー」にて3週連続OAとなるスタジオジブリ作品、『天空の城ラピュタ』（8/12）、『となりのトトロ』（8/19）、『耳をすませば』（8/26）からの音楽も含まれている。（「君をのせて」「風のさんぽ道」「カントリーロード」）

25日（月）のツアー終了後、島本と角野の2人はドイツ・マンハイムにわたり、8月5日（金）～7日（日）と欧州最大級のアニメイベント『AnimagiC』に出演予定。この公演のエッセンスをドイツ、ヨーロッパのファンに届けにいく。

また、マルチな活動をする角野は、夏以降も、亀井聖矢との2台ピアノ公演、フジロック フェスティバル、BBCProms  Game & Cinema Prom、のだめカンタービレ20周年、スタンダップクラシックコンサート（トリスターノ共演）など、全てが異なる表現のコンサートを開催・参加する一方、自身のパリ公演とポーランド放送交響楽団来日公演でのコンチェルト共演など地に足つけた音楽も見据えている。

菊池亮太も満を辞してのピアノリサイタルツアーがこの秋～冬に開催予定だ。