劇団4ドル50セント、旗揚げ5周年でリニューアルを発表 2023年2月新作公演の上演が決定
劇団4ドル50セント
秋元康プロデュースの劇団4ドル50セントが、2022年8月23日、都内で劇団旗揚げ5周年を記念した記者会見を行い、『仮面ライダーセイバー』に出演し人気を博した青木瞭や、グラビアで数々の雑誌の表紙を務めている安倍乙など劇団員23名全員が登壇した。
同劇団は、演技経験がほぼゼロの状態からスタートし、2018年の旗揚げ本公演をを皮切りに活動を開始。劇団名は1960年代を代表するシンガー、ジャニス・ジョプリンの亡骸の手に握られていた4ドル50セントからとった。これまで14演目全137公演を上演している。
5年間の活動を振り返り、安倍は「私は劇団に加入する前に、いろんなオーディションを受けていたんですけど、ことごとく落ち続けて、劇団のオーディションを最後に芸能の道を諦めようと思っていました。受からせてもらって5年間は普通だと絶対に味わえないようなことが体験できました。2期生も入ってきたということで、今まで以上に結果を残して、2期生にたくましい背中を残せるように努力していきたいなと思います」と語った。
人気ドラマや映画に多数出演し、注目を集めている青木は「最近は、個人の仕事で劇団の活動にあまり参加出来ていないのですが、その中でも自分が一生懸命個人の活動を行うことによって、劇団4ドル50セントの存在を知っていただきたいです。自分が個人で活動していることを劇団に活かしていって、これからも挑戦することを忘れず、自分自身としっかり向き合いながら頑張っていきたいです」と意気込んだ。
当日は、今年3月に新たに劇団員として加わった内田航と吉川真世がメディア初お披露目となった。
内田は「この劇団に入りたいと思って、オーディションを受けて加入させていただいたので、とにかくいろいろなことを勉強して、たくさん吸収して、何事にも挑戦していきたいと思います」と満面の笑みで抱負を述べた。
吉川は「5年前の旗揚げのときから知っていたので、今自分がこのグループの一員になれたことをすごく嬉しく思っております。劇団員になれたことに満足することなく、ここからがスタートなので、劇団に新しい風を吹かせて、自分が引っ張っていけるような女優さんになりたいと思います」と目を輝かせた。
会見では、5年前の旗揚げ会見で披露した芝居に、新たなスローガン「ACT. NOLIMIT とどけ 全力個性」をもとにリメイクした寸劇も披露した。
新しいスローガンについて、堀口は「結成当初は"全力"や"熱量"を合言葉にみんなで活動してきました。この5年間を振り返ってみて、様々な困難に直面しながらもみんなで協力して頑張ってきて、この劇団に希望を持って活動をしています。好きなことを好きでい続けて、私たちは劇団4ドル50セントだと叫び続けています。そんな私たちに限界はありません。自分の個性を活かして様々なチャレンジをし続けて唯一無二の劇団になりたいです」と力強く述べた。
来年2月8日~12日には、新作公演(タイトル未定、演出:村上大樹、脚本:岸本鮎佳)が東京・シアターアルファ東京で開催されることも発表。
新作公演に関して本西は「5年経って、すごく頼もしくなったメンバーと新しく入ったメンバーと劇団の熱量だったり、溢れ出る個性だったりを存分に活かせるような作品に出来たらなと思っています。沢山のお客さまに見ていただけるように精一杯頑張ります」と意気込んだ。
また、同公演では同劇団初のクラウドファンディングの実施が決定。うえきやサトシは「身の引き締まる思いです。支援していただいた方にも後悔のない作品を上演できればと思います。今から気合を入れて準備をしていきたいと思います」と語った。
6年目をスタートするにあたって、劇団結成から中心メンバーとして支え続けている前田は「熱量だけを頼りにしていた初期の頃と比べて、それぞれのメンバーがそれぞれの場所で様々な経験を通して、成長して個性を確立し始めていると思います。23人それぞれの個性を武器にして劇団4ドル50セントにしか出来ない演劇を皆さんにもっと沢山届けていきたいと思っています」と語った。
さらに安倍は「2期生が入ったことによって新たな個性と個性がぶつかりあって、フレッシュな姿をお見せできるかなと思うので、新生劇団4ドル50セントとして全力で頑張っていきたいと思います」と決意表明。
同劇団のYouTubeチャンネル『ドルセンTV』の再始動や、TikTokアカウント開設の発表もされ、劇団員の溢れる個性を存分に発揮し、新たな進化を続ける劇団4ドル50セントに注目だ。