石井琢磨、イープラス・ミュージックより新CDがいよいよ9/21(水)リリース~MV準備中&完売ツアーも好評スタート!
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YouTubeチャンネル「TAKU音-TV」がフォロワー数20万人に達したピアニスト石井琢磨初のメジャー流通CD「TANZ」がイープラス・ミュージックからいよいよ本日9月21日(水)リリースとなる。9月17日(日)には、完売となったTANZのツアーが東京・第一生命ホールからスタートし、今週24日の浜離宮朝日ホールのアルバムリリース記念コンサートも1カ月前の緊急発売にも関わらず、あっという間に売り切れとなり、その異例の人気の沸騰ぶりが話題となっている。間違いなく、反田恭平や角野隼斗同様に、今もっとも
アルバムタイトルを冠したツアーも好評スタート!
――石井さん、まずはCDのリリースおめでとうございます。
ありがとうございます。ここ半年ずっと準備してきたCDが、みなさんの手元に届き始めているかと思うととても興奮しますし、本当に嬉しいですね。
――CDの詳しい中味については、先日のSPICEでのインタビューを読まれてない方は是非読んでいいただきたいと思いますが、アルバムのタイトル「TANZ」(タンツと読む)、ドイツ語で「踊り」を意味するもので、このタイトルを冠したリサイタル・ツアーもスタートしましたね。
アルバム・インタビューでもお話しましたが、10年ほど暮らしてきたウィーンでは「ワルツ」という踊りの音楽スタイルが自然に息づいています。そんなウィーンからの風を体で感じてもらえるコンサートにできたかなと思います。コンサート冒頭から、「あの人」の、「あのワルツ」ですからね。
――そこはツアー途中ですから、秘密ですね。
そうですね。コンサートで新鮮に感じて欲しいですから。
――アンコールで、アルバムで驚かされた「あの曲」を弾かれたのも、驚きましたし、石井さんの新しい魅力を感じることができました。
ああ、「あの曲」ですね。僕も昔の自分だったら、おそらくリサイタルで弾くことはなかった曲だと思いますが、こんな曲がクラシックジャンルの片隅にあるのが、このジャンルの音楽のおもしろいところだと思います。
CDから1曲をMV準備中! 10月上旬に公開を予定
――本日リリースとなったCDの中で、間もなく「TAKU音-TV」で、紹介される予定の曲はないのでしょうか?
ちゃんと準備をしていますよ。アルバムリリース日なので、特別にみなさんにお知らせしましょう。リストの「ファウスト・ワルツ」をオーストリアの古城で撮影して、編集中です。10月上旬にお見せできるといいなあと思っております。
――古城ですか。
ウィーンとザルツブルグの中間地点くらいの田園地帯にあるヴァインベルグ城という古城の一室で、TANZとリストの音楽に相応しい雰囲気の場所をこだわりぬいて選びました。楽しみにしていただけると。楽しみにお待ちいただくために、撮影した部屋の写真を取り寄せました。
ヴァインベルグ城
撮影を行った一室
――おお!これはTANZに相応しい空間ではありませんか!リストによる歌劇「ファウスト」のワルツは、アルバムの白眉と言いますか、とても華やかで美しい石井さんらしい表現だと感じたことは先日もお伝えしましたが、石井さんもそう感じているからこそ、MVにこの曲を選んでいらっしゃるんですね。ということは、当然リサイタル・ツアーでも、この曲は聴けるのでしょうか?
それは、どうでしょうか(笑)。まだツアー中ですから、そのあたりも楽しみにしていて欲しいですね。華麗で美しい分、この曲はリストの曲の中でも技巧的で表現も難しいところがたくさんある曲です。この曲をレコーディングして、皆様に披露できたのは自分でも大きな喜びでしたし、できればその気持ちをコンサートでも共有したいです。でも、この曲本当に難しいんですよ(笑)。
――お話をきいていて、コンサートの方もますます楽しみになりました。
新たなプロジェクトも続々進行中!
――春以降は、『NEO PIANO FAR BEYOND』や『takt opus.コンサート』などクラシックの枠にとどまらない企画イベントにも積極的に参加されて、『行列ができる法律相談所』のような地上波のテレビにまで出演され、そしてつい先日『のだめクラシック・コンサート』にも出演されることも発表されました。続々とビッグ・プロジェクトに参加されて、ファンのみなさんも驚かれたと思いますが、『CLASSICAL LEGEND!!コンサート』が、なんとsession2が発表されましたね!
どのイベントに出演しても、テレビに出演しても、「石井さんのピアノが好きになりました」「クラシックが初めて好きになりました」といった声を聞きます。自分のリサイタルだけでなくこうしたイベントや企画に参加していくことの重要性を感じていますし、そこで新しい自分を応援してくれている方々と出会えていることも実感できています。その中でもこの企画は自分の中でも思い入れの深い企画で、一人でのリサイタルだと絶対できない内容ではないですか。演奏している音楽の作曲した作曲家の人間ドラマを浮き彫りにしながら、コンサートをするなんて!クラシック音楽をより深く楽しめるコンサートになっているんですよね。まだご覧になっていない方は23日に第1弾のドビュッシー編の再配信がスタートするので、こちらで楽しんでいただいた上で、是非11月のラフマニノフとスクリャービン編もおいでいただけると嬉しいです。改めて見ると岡本信彦さんの語りとドビュッシーへのなりきり具合が本当に素晴らしくて、本番で気づけないことを再確認しましたね。
それと、実は次回、尊敬する大学の先輩である外山啓介さんを僕自身がプロデューサーに提案し、OKをいただいたので外山さんを自分で口説きました。外山さんには「TAKU音-TV」の初期に頃に共演をいただいたこともあったのですが、やっと実際のコンサートでご一緒できるのがとても楽しみです。
【外山啓介】ガーシュイン:ラプソディーインブルー/ George Gershwin:Rhapsody in blue【のだめカンタービレ】
――そうだったんですね!「TAKU音-TV」だけではなく、コンサートのプロデュースにも進出されようとしているんですね。
まだそれほどではありませんが、自分のリサイタルだけでなく、イベントやコンサートも全面プロデュースできるようになると楽しいかもしれませんね。
リリース情報
2022年9月21日(水)リリース
3,000円(税込)
ショパン:ワルツ作品34「華麗なる円舞曲」
7 M. Falla: Fire Dance from “El Amor Brujo”
8~13 B. Bartók: Román népi táncok Sz. 56
14 F. Liszt: Valse de l’opéra “Faust” (Gounod) S.407
リスト:歌劇「ファウスト」のワルツ
15 E. Satie: Le Piccadilly (Marche)
公演情報
session2 ~ラフマニノフ vs スクリャービン編~